第43話

~産国局前~

「こうちゃん、行きましょうか」

「そうだね」


「こんにちは、わたくし、今回、案内を務めます、企画部長の立花と申します、遠いところからお疲れ様でした」

「いえいえ、こちらこそよろしくお願いします」

「ではすぐに部屋の方に案内させていただきます」

「お願いします」


「こちらが中弓浩二様専用のお部屋になります」

「分かりました」

「トイレはこの廊下を右に曲がってすぐのところにありますので」

「トイレあるんですね!?」

「はい、このフロアには男性専用は一つしかありませんが男性専用のフロアはいくつかご用意させていただいています」

「そうなんですね...丁寧にありがとうございます」

「いえいえ、では...中弓志保様の部屋はまた別にあるので、こちらにお越しください」

「こうちゃん、何かあったらすぐに大きな声で叫ぶのよ?」

「大丈夫だと思うけど...」

「油断は一番したらダメなのよ...」

「分かったよ、インタビューが終わったら、また」

「....やっぱり大丈夫?」

「母さん、高校生相手に真剣になりすぎだって」

「心配しすぎがちょうどいいのよ」

「後でまた、ね?」

「はぁ~~~、待ってるからね、ずっと」

「りょーかい」


~十分後~

こんこん

「はい、大丈夫ですよ」

「失礼します」

「あ、立花さんでしたか、どうしました?」

「今日のインタビューでの予定です、どうぞ」

「これはご丁寧に、すみませんね」

「...えー...まずはじめに今回の共演者の方なんですけども...」

「はい」

「インタビューを浩二様にやられる主な方としては北川さん、そして坂本さんです」

「...」

「えっと...坂本さんって知りませんか?」

「え?」

「北川さんはうちの社員ですので知らなくて当然なのですが、坂本さんはいま、大注目されてるアイドルさんなんですよ」

「テレビをあまり見なくて...疎くて申し訳ない」

「そうですか...その、すみません」

「お気になさらず」

「えー、そうですね、主に今あげた二人が浩二様にインタビューする手はずになっております」

「分かりました」

「また質問内容もその紙に書いてあるので是非ご参照ください」

「了解しました」

(そんなに突っ込んだ質問じゃなくて無難な質問だな...これなら大丈夫そうだ)

「それで...その、あと一件」

「はい、なんでしょうか?」

「そ、そのサインと写真を一枚...あ、SNSには絶対上げないと誓いますので...そもよろしくお願いします!」

「全然大丈夫ですよ」

「え?」

「ありがとうございます!あと一時間ほどで収録のリハーサルが始まるので、よろしくお願いいたします」

「分かりました」

「では失礼します」


「....うん...やっぱりお堅い人が頬を染めながら恥ずかしそうに言うのってあっちの世界でもこっちの世界でも破壊力高すぎるな...」



どもども

フォロー900達成!!!

♡も1800を超えてうれしい限りです...にやけ顔が止まらんて...


うーん...どんどん主人公の態度が軟化していくようにしたいんだけども...

やっぱりムズイ....これはほかの作者様の作品を読みまくるしかないかもしれん...

それに困ったときに急に現れる友人が『お前の文章は回り道すぎる』って言ってんだけども、やっぱりテンポ遅いかな...普通の作者さんだったら一話で終わることを三、四話かかってるっぽいし...う~む、どうなんやろね。

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