第41話

パシャッ

「これで大丈夫ですかね?」

「ありがとうございます!」

「家宝にします....」

「.............」ペロペロ

「.............」ペロペロ

「....えー....あの二人は無視してもらって大丈夫です」

「そ、そうですか」

「はい、それでは列車の方にご案内します、どうぞこちらへ」

「分かりました」

~車内~

「東都鉄道をご利用いただきありがとうございます、短い期間ですが、よろしくお願いします」

「よろしくお願いします!」

「はひ....はい」

アナウンス「今回は東都鉄道をご利用いただきありがとうございます。この電車は産国局前駅に直通の男性専用車両となっていますのでお間違えないようにご乗車ください...Ladies and Gentlemen,thank you for choosing Toto Railway. This train is a men-only train that goes directly to Sankoku Ekimae, so please make sure you take the right train.」

・・・

~産国局前~

「ご利用ありがとうございました、またのご利用をお待ちしております。」

「ありがとうございました!」

「長い時間でしたが大丈夫でしたでしょうか?」

「あ、高橋さん...はい、大丈夫でしたよ、乗務員さんにもよくしてもらって大変助かりました」

「は、はい.......その、こちらこそ、ありがとうございました....それで最後になのですが...」

「何でしょうか?」

「この列車を博物館に保存してもよろしいでしょうか?」

「はい?....それはまた、なぜ?」

「その...いままで男性を乗せたことは数えるほどしかなく...世界的にも歴史的にも男性が電車に乗ったという事例はほとんど存在しません....また十数年前にこの東都鉄道を利用してくださった、初老の男性には断られてしまいまして....それで...その、もし、良いということであればこの車両を展示したいのですが...もちろん、電車の内装にまでは入らせるのではなく、外装を見て回ったり、内部カメラにての展示がメインですが...」

「それって需要とかは大丈夫なんですか?さすがにいくら男性が珍しいからってそんなので人はきますかね?」

「それは...まずそもそも人が来る来ないではなくこういう歴史的なものを展示していきたいというのが一つ、そしておそらく需要はあります...というかありすぎて困ることを心配しているくらいです...もし仮に自分が東都鉄道に入ってなくて一般市民で生活しているときにある鉄道会社が男性が乗った鉄道として展示されていたら、すぐさま、行くでしょう....それに楽しみ方はいっぱいあります....外から見てある男性が時間は違えど、少なくとも一回はそこにいて、そこからの景色を見ていたのだなと妄想するだけでおそらく飯五杯はいけます...」

「そ、そうですか...自分は一向にかまいませんが...」

「ほ、本当ですか?...よかった...これで私が入社してから夢見てきたことが叶いました!....これほどうれしいと思ったことはありません....」

「は、はぁ...」

「では、その他もろもろを上と報告してでき次第、そちらのお母さまにご連絡差し上げます....本当にありがとうございました!」

「こちらこそ...」



どもども

フォロー数が800をすでに超え、戦々恐々している作者です、どうも

前にレビューを書いて管だった方が英語を使っている人がいたため、すこし本文に英語を書いてみました...すでに十年前ぐらいのかすかな記憶なのでところどころ間違えていそうですが暖かな目で見てくだされば幸いですw

ではでは

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