第40話


ガチャ

「持ってきたぞ...って真田、どうした?」

「高橋運行長、お待ちしておりました、はやく資料を見せてください」

「高橋運行長、私はもう準備が完了してるので早く行きましょう」

「高橋運行長、私、待ちきれません」

「お......おか........なめ......す.....チャン.....」

「おいおい、みんな一斉にしゃべらんでくれ、あとうち一人に危ないことを言っているやつがいる気がするが大丈夫か?」

「「「ダイジョブです」」」

「あとさっきから気になっていたが真田運行士は大丈夫なのか?」

「「「ハハハ......ハハ......ハー...ソレッテキイテナニニナルンデスカ?」」」

「え?」

「「「サナダ?ソンナヤツイマセンヨ....ハハハハハ」」」

「そ、そうか!そしたら受け入れるにあたって必要事項などを伝達するから聞いてくれ」

「「「はい!了解しました」」」

・・・・

生きる屍(真田)「・・・・・・・・・ぅ・・・・」

・・・・

「ようこそ、お待ちしておりました」

「「「「おはようございます」」」

「今回、駅までご案内します、東都鉄道運行長の高橋です」

「みなさん、おはようございます、短い時間ですがよろしくお願いします!」

「......は、はい、よろしくお願いします」

「は........」

「へへへ.....お星さまが見れるよ....ふへへ」

「もう...駄目だよぉ...そんなことを言っちゃ.......結婚しちゃいそう...」

「す、すみません、少々お待ちください」

「...」

「こうちゃん...やっぱりこうなるから、後ろにいてよかったでしょう?...多分、私が後ろで睨みを利かせなかったら多分襲われちゃったからね?」

「いやいや...その男性だから珍しいことは分かるし、ああいう反応になるのは予想できたけど、襲われはさすがにしないでしょ...」

「私...こうちゃんにもっとビシバシと女の怖さを教えていかないかもしれないわね....」

「え?」

「あいつらがいないから言うけど最初の高橋って人はまだ少し耐性があったように見えたけど、残りの人たちはまずいわね...」

「なんで?」

「一人は呆けてるし、一人はなんか違う世界に行ってるし、もう一人に至っては結婚した妄想なんて初めているし....」

「.....だ、大丈夫だと思うよ.....それに母さんがいるでしょ?」

「こ、こうちゃん........ちゅき///」

・・・

「えーっと、すみません、申し訳ありませんでした」

「いえいえ、大丈夫ですよ」

「ありがとうございます」

「それで...列車は...」

「すぐにご案内します」

「お願いします」

「あ、その前に写真を少しだけお願いしてもいいでしょうか?」

「なんかデジャブを感じます...」

「え?」

「あ、いえいえ....母さん、時間って大丈夫だっけ?」

「時間は大丈夫よ」

「そしたら誰から行きましょうか?....あ、自分の電話をとってくださった方はどなたでしょうか?お礼をしたいのですが...」

「「「あっ....」」」

「その...かくかくしかじか」

「あー....なるほど...」

「.....そうでしたらあの一枚だけ、貴方様だけの写真を撮っていいでしょうか?」

「え?」

「ああ、インスタントカメラで撮るので大丈夫です...どうでしょうか...」

「全然大丈夫ですよ」

「あ、ありがとうございます!」

「そしたら・・・」


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