第11話
~ショッピングモール内~
ここ数か月、お客が来ず、寂れていたといってもいい店内は
男性が来るというたった一報で以前の姿をいや、昔以上の姿を取り戻して
浩二の前に現れた...
「いらっしゃいませ」
「いらっしゃいませ」
「おはようございます」ニコッ
(ショッピングモールなのにエントランスみたいなのがある....しかもコンシェルジュもあるし...
やっぱり男女比ぶっ壊れている世界だと男性への優遇とかすごいんだろうな...)
「お...おはようございます///」ぽっ
「.......オハヨウゴザイマス....」バタッ
(何あの笑顔...しかもあいさつし返してくれたし....これはもう私のこと好きっていう認識で大丈夫だよね?
ずっと...ずーっと見ることもできなかった...見れても遠目でしか見れなかった....私にはハーレムに入れる
ような美貌もない...そんな実力も運もないと思ってたけど...運だけにはみすてられてなかったらしい......
...だめよ...こんなとこでシテは....まだ我慢しなさい...我慢するのよ)
(まずは...パソコンとかだよな...)
「すみません、電化製品を扱っているフロアを教えていただきたいのですが...」
「は、はひ、えー電化製品のフロアはそちらのエレベーターで5階まで上がっていただきますと
目の前にございます」
(だ、だめだよ....近いよ...良い匂いするし...もう王子様だよ...こんなの...だめぇ///)
「ありがとうございます」ニコッ
「ふぁい///」ガクッ
(ホンカクテキニヤバイ...主に下のほうが...)
~5F電化製品フロア~
「こんにちは、パソコンを買いに来たんですけど、どれがオススメですか?」
「はい、どのような用途でしょうか?」
「えーっと、ゲームをやっていきたいと思っているのでデスクトップが欲しいですね」
「それでしたらこちらの商品がおすすめです、スペックも申し分ないと思います」
「じゃあ、それをください」
「はい、かしこまりました、ご購入の際には身分証明書などが必要になりますがよろしいでしょうか?」
「あ、大丈夫です」
「はい、わかりました、それでは会計の方に移りますね」
「あ、ちょっと待ってください」
「どうされましたか?」
「今からVtuberを始めるにあたって必要なものを揃えようと思うのでいろいろ教えてくれますか?」
「そうだったのですね、それなら私が責任を持ってサポートさせていただきます」
「そうしていただけると助かります」
「まずはパソコン本体とモニター、マウス、キーボード、ヘッドセットの4点と マイクがおすすめです、それともしPCを使うのであればペンタブもお持ちいただいたほうがいいかもしれません、 もちろん、パソコンの周辺機器はこちらですべて用意させていただいておりますので、お気軽にお声がけ下さい」
「ありがとうございます、ちなみに予算はいくらぐらいで考えておいたらいいんでしょう? あと、そのペンタブというのは何に使うものなんですか?」
「はい、まずはパソコン本体とモニターに関しては大体30万円前後あれば十分足りるかと思われます。
そして最後にペンタブとはイラストレーターなどが使う、絵を描くときに使用する専用のペンのようなものです。
パソコンで描くのも悪くはないのですが、やはり描きやすいもので描いていくのが一番ですからね、 まぁ、絵が描けなくてもタッチ機能を使えば問題なく操作できるので心配はいりません」
「なるほど、ありがとうございます、ではとりあえず、一式そろえてもらってもいいですか? 予算は....20万くらいなので……」
「かしこまりました、では、少々お待ちください」
「はい、よろしくお願いします」
(...んー、意外と反応薄いか?まあそこを期待いてたわけではないけど....)
~電子製品フロア裏~
(あー-----!!!!!!!やっちゃったわ!!!!もうなんであんな感じになっちゃうの!!??
......うぐっ....えぐっ.....もっといろんな話したいのに...もっとお好きなこととか聞きたかったのに...
もっと、もっと.....もっと....なんで私はいつもこうなっちゃうんだろう....叔父さんに会う時もそう...
本当はもっと話したいのに拒否されたらどうしようって全然内側に行くようなことが聞けない...もっと
自分のこと出さないとすぐにみんなに追い抜かれちゃう...ただでさえ男性なのに...それにもっとイケメ
ンで優しいなんてばれたら.....世界中の女が飛びつくでしょうね....それだけのお人なのに全然驕らない
もう...心がキュンキュンしてる...それを伝えたいのに....こんな性格のせいで...で、でもお仕事は頑張ら
ないと...頑張れ!わたし!)
~数分後~
「お待たせいたしました、こちらでいかがでしょうか?」
「ありがとうございます!」
「お代のほうはすでに志保様からいただいていますので大丈夫です」
「あ、そうなんですね...分かりました」
(ヒモ生活まっしぐらなんだよな....配信でめちゃくちゃがんばろ...)
↑頑張るとさらに状況が悪くなると気づかない浩二
「では.............ありがとうございました...またのお越しをお待ちしております」
「こちらこそ親切にありがとうございました」
(配信情報を絶対チェックしないと!!!)
「こうちゃん、買えた?」
「ありがとうございます、お、お母さん、何から何まで」
「もう!敬語はなしって言ったでしょう?」ぷんぷん
「ごめん、母さん」
「よろしい!じゃあ次に事務所に行くわよ!夕夏お願いね!」
「かしこまりました」
どもども
筆者です!
少し長くなりましたが無事にショッピングモールでの話が終わりました...
かなり難しかったwいろいろと...
少々、お下事情を入れましたがどうでしたでしょうか?
楽しめていただいたら幸いです!
筆者の独り言↓
フォロー数が150を超え星も70を超えるまでいただきました!
本当にありがとうございます!
コメントでもかなり勇気づけられてますw
なんとか頑張っていくのでこれからもご愛読よろしくお願いします!
ではでは
※ちなみにあっちの世界では美の基準が高いです...
まあさすがにあっちの男性も美しい、可愛い方が好きなわけで...
あの世界で普通とされているレベル=地球上での国民的モデルと
考えていただければ大丈夫です!
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