第10話
~中弓家宅~
「夕夏!ここに電話して!」
「はい、かしこまりました、奥様」
「お母さん、ここどこ?」
「私が一番好きなショッピングモールよ...昔、ちょっとした縁があったの、あ、安心してね、こうちゃん、そこは男性しか入れないようになってるから」
「えっ?じゃあ私は入れないの?」
「いいえ、大丈夫よ明日香、付き添いの女性は入れるから」
「じゃあ、安心だね!」
(う~む、ほっこりするな...やっぱり美女の笑顔は最高のエナジードリンクだ!)
(よ...よかった、こうちゃんだけで行くなんて考えただけで吐きそうなのになおかつショッピングモールだし女性しかいない空間...
そんなの一瞬でこうちゃんが食いものにされちゃうわ...こうちゃんの素晴らしさを知っていいのは私だけなのに...私も同伴できな
いなんて言われてたら私、何するかわからなかった...危ない危ない、落ち着くのよ明日香!)ニコニコ
「連絡が終わりました、奥様」
「そうしたら、さっそく行きましょうか!」
車中
「こうちゃん、先に伝えておくけどVtuberをやるのにあたって準備することがたくさんあるのだけど
まずは周辺機器、まあ、これは今から行くショッピングモールで済むとして次に一番大事な立ち絵の
ことなのだけれど、それはうちのお抱えの絵師さんの『yumo』さんにお願いしたわ、ただイメージ
を沸かせるためにショッピングモールに行った後、すぐにうちの事務所に移動してもらいたいんだけ
ど、大丈夫?」
「え、えーっと、うん、大丈夫」
(あっぶね、敬語出そうになった...)
「うん、それなら、良かった、それで絵師さんにあった後はPVを取らないといけないのだけれど...
あ、でも顔も隠すし、演出は少し黒みがかったところでやるから、安心してね?」
「いえそんなに気にしなくても大丈夫だよ」
「....そう?そしたらこれもクリアね...その後のことはおそらく明日になっちゃうから明日の朝話すわね、でも多分
明日には初配信が始まるわ!準備お願いね!」
(気にするのは、私のほうなのよ、こうちゃん...あなたがやっぱり心配で心配で...)
「了解!」
(やった!やっと始まる...俺のハーレム物語が!)ウハウハ
「お話し中すみません、もうすぐ着きます」
~ショッピングモール正面玄関~
ショッピングといってもやはり男性御用達と謳っているだけあり
そんじょそこらの高級ホテルの玄関と同じ、いやそれ以上のものであった。
しかし今日に限っては状況が違っていた。
そこには総勢30人ほどのスタッフが集まりショッピングモールオープン初日のように
玄関は整理されていた。これを約20分ほどでやってしまうのだから
いかにこの世界において男性というものが強い力を持っているのがわかる。
そしてそんな空気が張り詰めるほど静かな玄関に
一台の車が止まった。
そしてその車の運転席からすぐさま美女が出てきて
優しくドアを開けた...
「よろしくお願いね、八島社長」
「お世話になっております、中弓様」ペコッ
「くれぐれもうちの子には手を出さないでね?」
「だいじょうぶです、心得ています...ではよろしくお願いします」
「浩二出ていらっしゃい」
「中弓浩二です、よろしくお願いします」ペコッ
(なんでこんなに仰々しいんだよ!?)
ざわっざわっ
「何....なんなのあれ...」
「私、これを見るためにこの世に生を受けたのね...」
「ぺろぺろしたい...」
・
・
・
「はっ...失礼しました、みな、静かにしろ」
やはりというかなんというかわからないが社長が一番最初に復帰した...
「そしたら私たちは後ろで見てるから好きに買い物してね!だけどマイクと新しいパソコン、モニターとか諸々はお願いね」
「わかった、ありがとう、お母さん」ニコッ
「う、うん///」
こんばんは~
作者の...人です(←自己紹介下手糞人間)
大分、中途半端で切っちゃったのですが
物語の進行上、許して下せえ
とりあえず、なんとか配信につなげられそうで
いま、一安心していますw
(というか主題に行きつくのに10話かかる小説とは一体どいうことなんでしょねw)
まあとにかく次回もよろしくお願いします!
筆者の独り言↓
一日のPV数が12、1300ほどいくようになっていて
逆に恐怖を感じている、今日このごろですw
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