第9話
~男性御用達ショッピングモール~
私の名前は松葉鮎子、このバカでかいショッピングモールでインフォメーションセンターをやっているものだ...
このショッピングモール...男性御用達とは言われているが実際はそんな夢みたいなことはなかった。
男性達なんて外にいる猛獣(女)の連日の誘拐事件、痴女事件などで
完全に家に引きこもってしまっている。
昔はどんなだったかは知ったこっちゃないが
今の時代、買いたいものがあればネットの通販で買えるし
それに折角生まれた男性を外に出す頭のおかしい女なんていないだろうし...
今のところ、男性しかこのショッピングモールにはお客としては入れないので
人は全くいない...今から10年前まではまだちらほらいたらしいが...
今は完全にオンライン提供サービスしかほとんど動いておらず
こんな感じでこのモールは男日照り状態が続いてるわけだが...
「はあ...」
「また貴方はため息?これで朝から十回目よ?」
「いやぁすみません、どうしてもお客さんが来ないと気持ちが入らなくて...」
「確かに前に来たのは半年前くらいかしら?」
「ほんとですよ!しかもパスポートの更新のためだけなんで10分いたかどうかです!」
「落ち着きなさいよ....でもそうね...まあでもここにつっ立てるだけでお金がもらえる...いい仕事じゃない」
「そういいますけど....はあ...男性御用達なんて聞いたから頑張りまくったのに...」
「正直、これなら配達サービスのほうがいいわね...」
「全くです!何のためにここまで頑張ってきたのか……はあ~」
「だから落ち込んでても仕方ないでしょうが!さっさと持ち場に戻りなさい!」
「はい~わかりました……じゃあさっき頼まれた商品を持っていきますね……え~っと」
「ああ、それ私のね、はい」
「はい、じゃあ持っていきますね」
「よろしく...」
~数分後~
バタバタバタバタ
ガヤガヤガヤガヤ
「ねえこれで大丈夫?」
「ねえ私も、これずれてない?」
「ちょっと櫛貸して」
「少し待ってて、すぐ終わるから...」
「せ、先輩?どうしたんですか?というか、みんなバタバタしてましたけど」
「あれ...あぁ、さっきの連絡聞こえてなかったのね」
「えーっと?」
「実はね、さっき中弓家のメイド長の方から連絡が来て、あと20分でこちらに来られるそうよ...」
「えっ!?あの中弓家」
中弓家、そも名前を聞いたことがない日本人はいないだろう...
先を見通しいち早くVtuber専門事務所を作り
低音ボイス&男性の挿絵での初回配信は日本を...いや世界を震撼させた...
そして波に乗った、中弓事務所はすでに3Dでの配信にも力を入れており
男性キャラがぬるぬる動くとまた評判になっていて
その評判は大手芸能事務所とためを張れるほどらしい...
そんな会社をたった一代で築き上げた中弓志保はすべての女性の夢であり憧れでもある。
またそんな会社の財を狙ってか容姿を狙ったかは定かではないが
指折りの男性が彼女にプロポーズをしたが
彼女は「もう私には決めた人がいるから」とすべて断ったらしい...
またそんな彼女の子供も優秀で
長女は日本随一の大学、東都大学理学部に主席合格を果たしており
頭脳明晰&容姿端麗と母親にも勝るとも劣らない才能の持ち主であり
また次女は中学2年生にしてアイドルデビューしており 中学生離れの歌唱力と美貌、ダンス力を持っており
さらに勉強し修行して憧れの想いの人と結婚するためにアメリカに旅立った。
そんなヤバすぎる集団が中弓家だ。
そんな中弓家をさらに後押しするのが
男性が生まれた可能性があるということだ...
しかしこれはただの噂のはずだった...
そう今の今までは...
男性が来ると分かった、ショッピングモール内はまさに大混乱。
すぐにすべてのところまで掃除ができているかの確認
そしていつ、自分の店に来てもいいように
いつも以上に各店舗の店長は店員に口酸っぱく陳列棚などの配置や整理。
かくゆう、私もインフォメーションセンターのものはすべて正面玄関でのお出迎えが行われるので
急いで走る。
ずっと止まり続けていたショッピングモールの時間がようやく進み始めたように私には思えた。
どもども
いいところなのですがこれ以上、進展するとまたかなりの文字数になってしまうので
一回区切りたいと思います、申し訳ないです。
明日もこれぐらいの時間に出ますので是非お楽しみにしていてくだされば幸いです。
また一日約1000PVずつ上がるようになってきてようやく5000PV目前になりました!ありがとございます。そしてフォロー数が100になりました!
正直、ページを更新した瞬間にフォロー数がボンっと増えたのでめちゃくちゃびっくりしてますw
そして星もハート、どちらも50を突破して感謝感激雨あられです。
長くはなりましたがこれからもご愛読お願いします!
ではでは
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