第8話 青天の霹靂
「
「いいえ。え?結婚するの?」
「呼ばれてないんですか?仲良さそうだったから呼ばれたかと思ってました。」
ある朝、
まずは仕事をせねば。彼女に会ったら事実かどうか聞いてみよう。いや招待客がいるのだから事実だろう。しかし彼女の口から聞きたい。カンファレンスルームに向かう。
「ねぇ、結婚するって聞いたんだけど。」
「はい、そうです。」
「へぇー、そっか、そっか。それはおめでとうございます。お幸せに。」
「ありがとうございます。」
普通の会話を済ませ、何事もなかったかのように仕事に戻る。
そして自分の
「こんな気持ち、誰にも言えない。」
そうか、去っていくのか。
彼の一つの「推し活」が終わろうとしていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます