第6話 推し
「あれ、これ、推しになりそうか?」
最初の態度とは違いフレンドリーで価値観がよく似ている。仕事に関しても今は同じタイミングで患者の状態が把握でき阿吽の呼吸で次の行動がとれる。
それどころか目で会話できるレベルにまで達している。職場の同僚で遊びに行くときは病院の駐車場に集合し運転できる同僚の車に分散するのだが、目を合わせれば俺の車に乗るし、遊び疲れた帰りには鍵を渡せば黙って運転してくれる。
なんて居心地いいんだ。これは推しか?
「あんな人がかっこいいの?」
うわっ、これはもはや嫉妬。いや自尊心の問題か。俺の方がかっこいいと言いたくなる。
にしても運転はあまり上手くない。ちょっと
運転はさておき、病棟では「推し」かもしれんな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます