第8話「速報:洸さん、とうとう犯罪行為に走ってしまうwww」③

前回のあらすじ

洸さん、殺りまんに手を貸してしまうwww




【4:15 a.m.】


『洸自室』


「あ〜、疲れた〜」バタン


 学校から家に帰った僕達は、自室に戻りだらけていた。今から寝ても寝不足で大遅刻しそうだし、起きてた方が良い気がする。


「さて.....どうやって暇を潰そう?」


 今僕が出来るのは、パソコンでPーさんのホームランバイビー(鬼畜ゲー)とスマホの(´ω`)のアクション(死にゲー)と古代のロマン(クソゲー)か......うん!まともなやつがないね!


「ねぇプラグ。何か良い感じの暇つぶし無い?」


「う〜ん、そうっすね〜.....じゃあこんなゲームはどうっすか?」ポイッ


 空中からUSBらしいものが出てきた。


「うん?オット 何これ?」


「36億年物語っていうゲームっすよ〜、自分が知ってるゲームの中で1番ストレスが貯まらない神ゲーっすよ〜。そのUSBを差し込めばプレイ出来るんすよ〜」


「へぇ〜ちなみにいつのゲームなの?」


「ハイパーファ三コンのゲームっすよ〜」


「古!!!いくらなんでも古過ぎない!?もっとあったでしょ!?Scotchとかプレイスタチオン5とか!?」


「いや〜自分も最新のゲームにしようかと思ったんすけどね〜、銃ゲーは負けると台パン不可避ですし、エロゲは気分じゃないじゃ無いっすかwww」


「恋愛ゲームをエロゲって言うのやめない?」


「では問題です。」デデンッ


「へっ?」


「このゲーム(ヤンデレパラダイス)の対象年齢はいくつでしょう?」


「.........18歳以上..........」


「そうっすね。ではこのゲームに性描写は有りますか?」


「.......有ります........」


「18禁で性描写有り......エロゲと呼ばれてしょうがなくないっすか!?」


「でもエロゲーって言われるとなんか嫌じゃん!なんか!」


「確かにそうっすね。」


「ふぅ、わかってくれt」


「アンタ15歳っすもんねwwwエロゲやってたら問題っすもんねwww」


(言い返せない!)


「いや、でも皆スマホでエロ画像検索すんのと何が違うの!?」


「まぁそんな事ぶっちゃけどうでも良くてっすね。」


「おい!」


「個人としてはチュートリアル終了した訳ですし、来週の月曜まではひとまず安全っす。だからこそ神ゲーをして欲しいんすよ。」


「ん?チュートリアル?」


「はい、だってアンタ恋愛フラグ折って無いじゃ無いっすかwww」


「えっ?いや.....」


「言いたいことはわかるっすけど、折るって事は建てないといけないじゃないっすかwww」


「ん?」(なんか嫌な予感が!)


「と言う事はこのままだとタイトル詐欺になってしまう。ではどうするか?ヒントチュートリアル。」


「え!?...........?え〜と.......」

「はい正解は〜」

「なんで聞いた!?」

「いやなんとなく」

「そっか」


「気を取り直して正解は、"回避不可能な恋愛フラグを建て、それを折る''でした〜www」


「んんん???あれ?なんかやばく無い?」


「その通り!アンタはもう恋愛フラグから逃げる事は出来ない!」


「ふざけるな!」


「という事で頑張れ〜」


「はぁ......なんでこうなるかな〜.......とりあえずゲームで現実逃避をしよう......」


 僕はプラグから貰ったUSBをパソコンに差し込み、ゲームを起動する。








【5:55 a.m.】



 結局あの後僕はずっとゲームをしていた。


「さ〜て、そろそろ部活動が始まる時間だね。聞く準備しないと、プラグ〜盗聴するからイヤホン貸して〜」


「へ〜い」ポイッ


「テンキュ〜」


 僕はワイヤレスイヤホンを耳とスマホに突っ込み、盗聴を始めた。というか結局ターゲットって誰なんだろう?


「おっす、A!」


「よ!B!今日も頑張ろうぜ!」


 朝から元気だな〜、というかAとBってモブ感半端ない。


ガラガラガラ


「よっ!A、B!」



「あっ、同柄!おっす!」


 あっ.....絶対この人だ!顔わかんないけど、ちゃんとした名前が有る!


「そろそろ始まるから準備体操してようぜ!」


「そうだな、じゃあさっさと準備しようぜ!」


「そうだな!」


ガラガラガラ


 誰も居なくなった?とりあえずこのまま盗聴を続けよう。



【8:00 a.m.】



 結局あの後めぼしい情報は得られなかった。凄い時間を無駄にした気がする。そんなこんなで現在学校です。





カット!




【4:30 p.m.】



 放課後.....結局こころの威圧がやば過ぎて話かけられなかった.....なんでだよ!そんな生残君との時間を邪魔されたくないか!?

 はぁ.....とりあえず盗聴を再開しよう。僕はイヤホンを耳に差し込み、盗聴を再開した。



「おっ、あったあった」


「たく、忘れ物すんなよな同柄。」


「そうだぞ!数少ない午後練なしの日だぞ!さっさとカラオケ行こうぜ!」


「おう!」


 ナイスタイミング!こころに報告しよう!



ーーーーーーー《LIME》ーーーーーーーーー


           ねぇこころさん。


           同柄?って人が友人

           と一緒にカラオケ行

           くらしいです


情報ありがとう


後は任せて



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 何が後は任せてなんですかね......とりあえずこの件については忘れよう。というか同柄って人がターゲットだったんだ.....結果オーライ



💡


「あれ?プラグが言ってたタイトルってどういう意味なんだろう?」


「いまさらっすか!?」




[次回予告!]


 次回はチュートリアル最終回っすよ〜。最後はキチピンクを例とし、ヤンデレの説明をしますよ〜。ホントは最初にやるべき事なんすけど.....


次回

「恐怖!ヤンデレの生態!」


「出オチ感満載!なら理不尽と茶番で誤魔化そう!」


「ふざけるのも大概にせいや!この物語!」

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