チュートリアル
第1話「死神さまよう通学路。食パン美少女の恋愛フラグ折ってみたwww」
前回のあらすじ
プラグっていう神様に神々の暇つぶしの一環として、ヤンデレだらけのセカイに飛ばされてしまった。
「これで大丈夫かな?」
僕は着替え終わった自分を見てそう呟いた
「うん!いいと思うよ!やっぱり私のセンスが光るね〜」ドヤッ
妹らしき子は僕の姿を見るなり嬉しそうに言った。視線をみるに、どうやらネクタイを選んだのは彼女のようだ。
「そうだね、モノクロのネクタイですごくいいと思うよ」
「えへへ(笑)」
........可愛い!凄い可愛い!ショート髪だしロリ顔だし、ホンット可愛い!
えっと名前は確か..........
(はるか)
「洸ー!春花ー!そろそろ朝ご飯食べなさーい!」
「はーい!」
あっ!そうか春花か!ヤバい、最近頭使ってないし、最後に話したの1週間前ぐらいだから忘れてたな.......
まぁそんなことはおいといて、僕は母さん?に呼ばれたので春花の後ろについていく
『リビング』
「2人とも食洗機やりたいから速く食べちゃってね〜」
👏 「頂きまーす!」
僕と春花はそういい、朝食を食べ始めた。メニューは🥓🍳🍚🥗と少しジャンキーだが、普通においしい。
さてと、、、これからどうしよう?って言ってもこれから高校の入学式に行くぐらいだけど、注意しないといけない事がいくつかある。1つは食パンをくわえた美少女とぶつからない事。しかもそれが転校生だったら最悪....100%なんだかんだその後一緒に色々やることになって、好きになるからな.........ぶつかった=死だと考えた方がいいな......考えることがいっぱいだよ.......
そんなことを考えながら僕は朝ご飯を食べ進めた
【7:30 a.m.】
「ふぅ、ごちそうさま」
「ごちそうさまー!」
僕達は朝ご飯を食べ終え食洗機へいれる。
「そういえば春花は学校ないんだっけ〜?」
「うん!あと4日ぐらい休みだよ!」
「ふぅ〜ん、あれ?というか洸は大丈夫なの?」
「えっ?」
「いや高校の入学式45分からよ?間に合う?」
「..........行ってきます!」ドサドサドサ
僕は大急ぎで準備をし、家を出た。
ヤバいヤバいヤバい!どうしてこうなる!知るわけないだろ!高校の道のりもわからないしさ!そうだ!スマホで調べれば!ゴソゴソあったあった!早速調べ.......
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「あっ.............」
ヤバいヤバいヤバい!進まない進まない!ストーリーが進まない!というかこんな細かいところまで作り込まなくていいから!どうしよう!ここで詰んじゃう詰んじゃう!どうしようどうしよう!
「お困りっすかwww洸さんwww」
「プラグ!助けて!........というかなんで浮いてるの!」
「あっwそこツッコムんすねwwwこれはよくある主人公にしか見えない幽霊タイプのプラグver2.0なんすよwww」
「そんなこといいから速く案内して!ゲームが詰んじゃう詰んじゃう!」
「はぁwww正直めんどいっすけどここで終わんのもつまないっすよねwwwしょうがないから教えますよwwwまずこの道をまっすぐw」
僕はなんとかプラグの助けをもらうことができ、言う通りに進んで行く
「そこを曲がってw」
「あっそこを真っ直ぐw あっ、もうあと7分しかないっすよwww速く速くwwあっそこ曲がってw」
ヤバいヤバいどんどん時間が無くなってるよ!速くしないと!
「おっwww焦ってきましたねwwwあっそこ右っすよwwwww」
右.......!速くしない...........と?
あれ?今プラグめっちゃ笑ってたよな?しかもまだ食パン美少女と会ってすらないし......そもそもプラグがこんな簡単に協力するか?
.............アイツなにか企んでるのか?
「おおおっっっっと!」
「いけな〜い遅刻遅刻!」ドスドスドス
「はぁ.....はぁ....あぶ.....なっ.....かった......」
「おっwwwよくわかったっすねwwwで・も これで終わりじゃないっすよwww」
「え.........」
「今避けたのは転校生wwwでも残りには校外学習で出会う女子校女子、隣のクラスのお嬢様、さ・ら・に 修学旅行でおんなじ所で出会う女子などめちゃめちゃありますwwwww」
「..................なんでそんな人いるの?」
「元々そんな走って来ないんすけどwww他にいっぱい女キャラいたんでwwこうした方が面白いと思いましてwww」
「やめろよ!お前に人の心はあるの!?」
「速く速くwww残りに時間3分しかないっすよwwwwし・か・も 残りの距離は700m www避けながらのこり700www メートルwwwガチで大・草・原www」
「...........やって...........やるよ!」
僕は走る速度を上げ、必死に学校を目指す
「そこを真っ直ぐwww」
「いっけない!遅刻だよ遅刻!」
スルッ
「おおwwwキャラが通った後ろの方を通るとはまぁまぁっすねwwwあっ、あとはそのまんま後は真っ直ぐっすよwww」
よし、ここまで来たらあんまり食パン咥えてる人もいないだろう!このままいってゴールだ!
「いけな〜い遅刻遅刻!」ドスドスドス
「いけな〜い遅刻遅刻!」ドスドスドス
「いけな〜い遅刻遅刻!」ドスドスドス
「いけな〜い遅刻遅刻!」ドスドスドス
えっ?
「ねぇプラグこれってどうなってるの......?」
校門の前に沢山の食パン美少女がめっちゃ走ってるんだけど.......しかも減ってないし.....
「あ〜wwwこれバグっすねwww」
「バ.......グ........?」
「そうそうwwwその影響でこんなカオスになってるんすよ多分www」
「............これ.............いける......の?交差点みたいになってるけど.......?」
「さぁ?というかwあと残り40秒っすよwww速くあのクロスロードを通らないとwww」
難易度高くない?いくらなんでも鬼畜過ぎるでしょ.........プラグはニヤニヤしてるし.....腹括るしかないか.......
「すぅぅぅ........はぁ.........」
僕はめちゃめちゃ集中し、一気に走りだす
「おりゃぁぁぁぁぉ」
スルッ ヒュン スルッ ヒュルン
よっし............あと少しで高校に........着く!
「あと10秒でーすwww」
ドンドンドンドンドン
「あと少しあと少し.........っっ!!」
「いっけなー」
やっば...........前から食パン咥えてる人が!
「オワターwwwww」
ここで詰んじゃう訳には..........いかない!
「ハァァァァ!」
僕は体を後ろに倒し、スライディングをした!
スルッ
「おっおっwwwやるーwww」
よっし!後は入学式の所に行くだけ!
「速く行こう!」s
「あと3秒すけどw間に合わなそうだし見所無さそうっすねww仕方ないしチートやるしかなさそうっすねwww」
「えっ?」
「STOP THE WOULD 時よ止まれwww」
チックタックチックタック
「えっ?えっ?えっ?」
なんかプラグが呪文的なやつ唱えたんだけど.......?というか時間は大丈夫なの?
「さ〜さっさと行ってくださ〜い」
プラグが凄く退屈そうに言った
「これどういう状況?」
「これでわからんとかガチ低・脳っすねwwもう山場は越えたし話長いやつが始まるんすよ?さっさと行って終わらせて下さ〜い」
プラグにそう言われ、僕は入学式の席へ向かう。確かに校長の話長いもんな........
(校長の話だけスキップすればいい気が......)
『体育館』
ふぅ、なんとか間に合った。間に合った?
「さ〜てそろそろやめますね〜」パチッ
「..........え〜これから入学式を始めます。入学生入場!」
チャンチャーンチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャー
ふぅ、やっと入学式が始まった...... 凄い疲れた......これの後クラスへ行くことになるからな、ちゃんと自分から話しかけないとな........
[登場人物〜ゲーム内山田家]
「山田洸」長男 15歳 髪型ショート
プラグの被害者。このセカイだとめちゃめちゃハイスペックだが、本来はタイピングが早いだけの青年。顔はそこそこのそこそこ。
「山田春花」長女 13歳 ツインテ的なやつ
おてんばで、明るく元気な少女。そのため友人が多く、割りかし人気者。顔は母親譲りで可愛い。
「山田香奈美」母 38歳 ロング
とても落ち着いていてどこか抜けている女性。正直言うところが無い程普通の女性。
「山田光留」父 40歳 あっ......(察し)
しっかり者で一家の大黒柱。根っこがちゃんとあった頃はモテていたそう。顔はけっこうカッコいい。
[次回予告]
リアルで友人がいないため男友達が欲しい洸であったが周りが全員女子となんともそれらしい展開になり、少し遠くの席の子に話しかけたがそれが事故物件で...........
次回!
「事故物件!ヤンデレ彼女を持つ男!」
無事で済むといいなwww
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