恋愛ゲームの中入って、主人公になってしまいましたが、ヒロイン全員ヤンデレなので恋愛フラグ全部折ってみたwwwww
赤はな
プロローグ「悲報:洸さん、ヤンデレだらけの恋愛ゲームの中に入ってしまうwww」
「恋愛ゲーム」
それは男女の夢を叶える魔法のゲーム。純愛、NTR、ハーレムなど、何でもござれ!種類も沢山あり、どれも性に関する欲望を叶えるものとなっている。
このお話は、そんなゲームが好きな高校生のお話である。
【3:30 p.m.】
「はぁ〜今日も疲れたな〜」
家へ帰宅した僕はすぐさま自室へ向かい、パソコンの前に座る。
「さてと〜今日こそこのゲームクリアしたいな〜、でもこのゲームのハーレムルート難しいんだよな〜」
僕はゲームを起動し、作業に取り掛かる。
今僕のやっているゲームは「ヤンデレパラダイス」というゲームだ。なんとヒロインが全員ヤンデレで、女キャラだと妹と母親だけがまともというなんともイカレにイカレタゲームだ。
数々の恋愛ゲームを全クリして来た僕は、ヤンデレの恐ろしさを知ってはいるし、あまり好みではない。
では何故やっているかというと、このゲームのイラストレーターさんの絵柄が凄い好みだからだ。
そんな感じに時々よくわからないことを考えながら、ぼくはヤンデレゲームをいつもと同じ様に攻略していく
【11:30 pm】
風呂も食事も済ませ、もう11時半。
残念な事に、今日やっとヤンデレのやつ全クリしたし、もうやることがない。だから少し早いけどもう電気を消して布団をかけた。
「おやすみなさ〜い」
俺は自分1人の部屋に寝ることを告げ、まぶたを閉じる。正直1人部屋でおやすみなさいは、虚しさを感じるだけだったりもする。
・・・・・・・・
「う〜ん?ここは?」
僕が目を覚めると、辺りが真っ暗な所に居た。夢の中なのかな?
「おっ、やっと目を覚ましたんすかwww」
真っ暗な中から嫌な感じの少年?が現れた
「えっ、、?誰ですかあなた、、、、?」
「まぁそうなるのも無理はないっすよねwww自分プラグって言う神様なんすけど、アンタの名前"山田洸"であってますよねwww」
えっ?なんでこの人笑ってんの?えっ?なんで?というか神様って言ってたけど僕は悪いことしてないよな?えっ?
「ええと.....?まぁ、はい。僕は山田洸ですけど.......」
「そりゃあ神様って知らん奴に名乗られたら困惑しますわなwwwwちなみに自分ゲームの神様ですwww」
なるほど、通りでこんな性格してるわけだよ、民度悪いゲームも多いし、、、
「それで、結局僕に何の用ですか?僕なんも悪い事してないですよ」
「えっとwwwアンタ高校生活の始めらへんに1週間休んでるっすよねwww」
「あ、はい........」
「し・か・もwwwそのせいで高校ではボッチなんでしたっけwww?」
「...................」
「だ・か・らwwwカワイソすぎるアンタをもう少しマ・シなwセカイに移してあげようとわ・ざ・わ・ざ思って来たんすよwww」
はぁ.....凄い同情のされかたしてるよ.....別に僕は今の生活に満足とまではいかなくとも納得はしているんだけどなぁ.........というかこのプラグっていう奴めちゃめちゃ煽ってくるのはなんでなん?
提案も嫌な予感するし、断ろう。流石に
「いや、別にいいですよ......僕自身あんまり今の生活に不満感じてないんで」
(ビート)
「まぁwwアンタに拒否権は無いから良いとしてwww」
「え?」
(エクスプレイン)
「今からアンタが移るセカイについて説明でもしときますかwww」
「はぁ.........」
「明日からアンタが移るセカイはwwwな・ん・とヤンデレパラダイスですwww」
僕は初めて血の気が引いていくのが感じる
"速く拒否しないと............"と僕の本能が言っている
「拒否します!」
(エクスプレイン)
「え〜とwwwまずルール説明ですがwww」
無視なのか........無視が1番辛い.......
「1:アンタは高校入学から始まりますwww 2:ゲーム内で高校卒業するまでゲームから出ることが出来ませーんwww 3:死んだらリアルでジ・エンドでーすwww 他にもルールいっぱいあるけど、めんどいから自分でみ・つ・け・て・下・さ・いwwwww他になんか質問あるっすかwww」
僕は生きてきた中で今1番相手をブチ◯したいという衝動に駆られています。
「じゃあ質問でーす。どうして僕はこんな事になったんですか?💢」
「ええとwwwアンタは神さんらの暇つぶしに選ばれたんすよwww基本神さんら暇っすからね〜wwwよくあるある朝起きたら転生してたみたいなのも暇つぶしっすよwww」
注意:あくまでもこの作品の設定です
めちゃめちゃ迷惑な話じゃん......ラノベとかでもよくあるけど.....
「でもそういうのって、大体主人公幸せじゃないっすかwwwしかも大体ハーレムとかチートとか、自分らが求めているのはそういうんじゃ無いんすよ。自分ら暇つぶしでストーキングしてんのに、毎回キャラと設定が違うだけで大体流れはおんなじなんすよ。幸せになったり〜ケモ耳美少女に癒されたり〜英雄になってリアルの家族を捨てたり〜もうそういうの10000回は見てるんすよ。主人公の欲望のまんまに進んで」
急に真面目な語り口調になった。神様も暇つぶしで大変なんだな.......よく考えてみればそんなことないか!
「自分らが求めているのはそういうんじゃ無いんすよ。もっと人が苦しんで、でもホラー系だと神さんですし、全然怖くないんすよ。そこでアンタがヤンデレ?のゲームしてんの見て閃いたんすわwww」
「神様なのに思考が悪魔じゃないですか.....」
「ちなみに普通のやつは言わないんすけどね〜あまりにこれを説明なしにやらせんのは流石に鬼畜だと思いましてwww」
「まだマシなのか.....?ってよく考えたら攻略難度が全然違うじゃ無いですか!」
「ワロタwwwwwまぁ頑張って下さいwww」
「どうやってあのセカイで生き残ればいいんですか.....」
「さぁ?恋愛フラグ全部折ったらいいんじゃ無いっすか?これぞ"恋愛ゲームの中入って主人公になってしまいましたが、ヒロイン全員ヤンデレというクソみたいなゲームなので恋愛フラグ全部折ってみたwwwww"って感じじゃ無いっすかwwwww」
「長すぎるし僕そんな口調じゃないよね⁉︎」
「さ〜て?そろそろ時間ですし頑張って苦しみ抜いて下さ〜いwww」
「えっっ.......いやちょっとまっt」
〜ゲーム内転送中〜
【6:00 a.m.】
💤 💤 💤
「お兄ちゃん!起きて!」バシッ
「💤 💤 ........ぐぼぉ.........」
僕は強い衝撃を感じ、重いものから飛び出る
「痛いな〜ってえっ...........?」
僕の目の前にゲームに出てきた少女が居た.....
「何言ってるのお兄ちゃん!今日は入学式だよ!いつもより早めに行かないといけないんでしょ!速く支度しなくていいの!?」
「ああ、そそうだね......速く支度するよ.....」
僕は戸惑いながらながらも返事をし、近くにあったクローゼットから制服を取り出し、着替え始めた。
どうやらここは僕の部屋みたいだ。あまりに位置が変わっていないため少し驚いた。
にしてもこれがゲームのセカイって実感はまだないけど........頑張ろう(小並感)
僕は軽い決心をし、身支度を整えるのであった。
[次回予告]
なんとベタな曲がり角、食パンをくわえた美少女と恋愛ゲームなのにぶつからない!?
次回!
「死神さまよう通学路。食パン美少女の恋愛フラグ折ってみたwww」
ここから始まる地獄の入り口乙乙wwwww
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