第4話 嫉妬

それでね、パソコンに齧りついて何をしているのかと思う

これね出版ね、するよりは持ち込んで相談だね。

だってこれほらさ

小説じゃないからだね


小説じゃないもの持ってって

小説じゃないのに出版して誰か読むの?


読むのかなやっぱり


私が言っているこれだって話したっていいけど

君じゃあさあ

誰かに壊されたものを持っている人はそれは才能

君持ってる才能壊されちゃったっていうけど


それはまた作れるから、ほら君作れるんでしょう

また君作れるんでしょうだって

一から作って綺麗に云々じゃない

自分で添削しようとするんじゃない


なんで君の文章見てこんなムカつかないといけないの?

誰が見てやっていると思ってるの?ねえ


あのね、君のこの文章のせいでさ

主人公こいつになって話変わるから

見ててよどうなるか

今までのものとは違うんだから

恋がテーマに決まったから


ね、聞いてて変だと思うでしょ。

僕だって変だと思ってるから、全部嫉妬

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