4 隣
隣の席の奴は、俺と同じぐらいのモブで、名前はない、セリフもほぼない。
そんな女子にも一応挨拶ぐらいはした方がいいかなと思った俺は、とりあえず声をかけたのだが…(セリフはなくても普通に喋ることはできるらしい。どうせ、カットされるが…)
「オハヨー」
そいつから帰ってきた言葉は、くそ棒読みで、感情がこもってもいない挨拶だった。
(もーいいや)
どうせ、こんな人と話す気もない奴と会話しても気まずいだけで、特にメリットはない。
そう思って、机から本を出していると…
(ん?なんだこれ?)
隣から落ちてきたのは、今日のスケジュールがみっちり書かれたメモ用紙だった。
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