第12話放課後②

帰り道-----


「さっきのことは気にしなくていいからね」


「いや....ほんとはあの場面で僕が反論するべきだったのに何も言えなかった、やっぱり僕は姫の隣を歩けるほど自分を持っていない」


そうだ....今のままだったら今後同じ場面でまた使い物にならない。

成長しないと....この関係も姫が作ったものだ、ぼくが....いや俺が何か行動を起こして成さないと求めるだけになってしまう。


「ありがとう。もうあんなこと言われても反論できるくらいの人間になる。俺が姫を守れるくらいの存在になる」


「おれって...紘君どうしたの?一人称が...」


「今までの自分への決別。そして決意だよ」


絶対に変わってやる.......





♦♦♦

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