第5話結局

入学式の後の予定は滞りなく終了しクラス単位でST(ショートルーム)が終わった。あとから座席表を確認して知ったことだけど僕の前に座った人は一条 姫という名前だった。正直本人から聞きたかったなと思うところはあるけど......無視はきつい


「ただいま」


いつもと変わらず誰もいない家。僕の親は共働きでその両方が海外を飛び回ってる。小学生の頃親がどんな仕事をしているのかを作文にすることがありこのことを書くとクラスメイトは両親のことをカッコいいとかすごいとか言っていたが実際のところそうでもない。両親とはまともに話したことなんてないし授業参観や運動会みたいな学校行事に来てくれたことなんてない。


「あ......夕食どうしよう」


荷物を自室へ置き夕食をこれと言って決めないまま最寄りのスーパーまでいくことにした





🍀🍀🍀

スーパーではとりあえず安売りしていた食材を片っ端から入れた結果今日の夕食はカレーにすることにした。



 ・

 ・

 ・

買い物の帰り無性にお腹がすいたので歩く速度を速めつつ曲がり角を曲がったところで子猫が入った段ボールが置かれていた


「.......お前捨てられたのか?」


フニャ~~

そんなわかりきった問いかけに子猫は無邪気に鳴いてた。ここで見て見ぬふりをしたら罪悪感があとから押し寄せてくる気がする.......


「連れて帰るか.....」




こうして僕に新しい家族ができたのだった








♦♦♦

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