第4話席替え

「え~今日は入学初日だが席替えをしようと思うこの箱の中には席の番号が書かれた紙が入っている一人一枚取れ」


正直この席替えに意味があるかはわからない....それに他の生徒も困惑していた。しかし先生はそんなことはお構いなしにと生徒に紙を引かせていく。前に座っている生徒が引き終え僕の番になった。正直、僕はどこの席でもよかったのだけど箱を持っている先生の圧が大きすぎてそうも言えなくなり結局引いてしまった。




🍀🍀🍀

全員が引き終え紙に書かれた席番号の席へ向かい始めた。僕の席は廊下側の列の前から三番目の席だった。紙に書かれた席へ向かった....横の席には名前の知らない女子生徒だった。その生徒が挨拶してきたので最低限の社交辞令として挨拶を返した。


「ハァ~~」


ため息をつきリュックから小説を取り出ししおりを挟んでいたところから読もうとしたら前の席に誰かが座った気配がしたので先ほど同様挨拶が来ると思い身構えていたが一向に挨拶が来ないので見てみると坂道で声をかけられなかったあの人が座っていた。


「や、やぁ.....はじめまして」


「..........」


どうしよう....心が折れそうかもしれない







♦♦♦

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