現時点で判明している情報
◆久慈 晶(17) くじ あきら
日本の千葉県に暮らしていた少年。
病院の帰りに、暴走車と建物の壁に挟まれて死亡。
その後、『賢者』としてアイリーン国で新しい体を得る。
賢者として世界を救えと言われたが、魔力がない。
一人っ子。
黒髪、満月色の目
◆ラスター・メティス・アイリーン(19)
アイリーン国の王子。『聖女様に護られし刻印の王子』と呼ばれている。
『刻印』と呼ばれる薔薇の形をしたアザを生まれつき持っており、短命だと言われているが、その代わりに大きな魔力を得ている。
四年前、十五歳の時に救出され、その際に聖女サフィアが姿を現している。
聖女サフィアを「母様(かあさま)」と呼んだのを、晶は聞いている。
銀髪、碧眼
◆ハース(23)
ラスターの従者。主人の身を案じている。
◆アビス
ラスターが『火焔の魔王』と呼んだ、長身の美男子。
オニキスという人物に執着しているらしく、晶を殺して引出そうとした。
気怠げで緩慢な動きをしている。
普段動いている体は人形で、本体は冷凍安置されている。
赤髪、緑の目
◆聖女サフィア
晶が目覚めた場所にいた女性。
聖女と呼ばれている。
ラスターから「母様」と呼ばれた。
銀髪、碧眼
◆神サンスーン
アイリーン国の国教『聖サンスーン教』の主神。
大陸西部の戦争から逃れてきた民衆たちの指導者の男が国を作るのを助けたため、この国の主神として崇められている。
『異国の青年が賢者としてこの国に授けられる。その青年が西の山脈の瘴気からこの国を救うだろう』と告げ、晶に「世界が深淵に呑まれないよう救え」と命じた。
黒髪
◆メティス・アイリーン
大陸西部の戦争から逃れてきた民衆たちの指導者でアイリーン国の基盤を築いた、始祖と呼ばれる男の娘(むすめ)で、初代の王。
◆オニキス
アビスが執着している人物。
長い眠りについている?
アビスはオニキスが、晶の中に眠っていると考えている。
黒い長髪、満月色の瞳
◆瘴気
見かけは黒いモヤ。
晶、ラスターは吸い込みすぎて身体の自由を失った。
野生生物は理性を失い魔獣化した。
シーファ山脈の奥に噴出口があると見られる。
◆浄化
瘴気を払う唯一の手段。
賢者にしか使えず、魔力を消費すること以外は不明。
◆刻印
ラスターに生まれつきある、花の形をしたアザ。
この刻印を持つ者は短命であるとされており、また強大な魔力を持つとも言われている。
多くのものは、5歳から15歳までに亡くなってしまう。ラスターは長生き。
◆賢者
民間に流布する伝承では『賢者』は200年前に一度だけ現れており、その際には聖女サフィアと共に各地を回り、不思議な力で瘴気から国を守ったとされている。史実では、『賢者』は聖女の起こした奇跡や聖性を擬人化した存在だとされている。そのため神託内の『賢者』に関しては、200年前と同じように、誰か強力な魔法使いの力を指しているだろうと考えられているようだった。しかしそれでは『異国』の部分の説明がつかないが、それは他国からもたらされる新しい知識や魔法のことではないか、との専門家の解釈が記されていた。だが、ラスターはこの『賢者』の存在を強く信じていた。(第8話第1節より)
先代の『賢者』は『サクラコ』という名前。
◆シーファ山脈
アイリーン国西部に広がる山脈。
◆シージエ市
瘴気被害に襲われた街。
シーファ山脈の近くにあり、かつては魔石の採掘で栄え、その跡地は現在観光地化している。
◆日付と曜日
1年は12ヶ月、ひと月は30日、1週間は5日。
曜日は『火』『水』『土』『風』『光』で、『光』の日が公的な休息日。
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