二
やっとの思いで、中岳のコルまでやってきた。閉口していた山男らは、ほっとした面持ちで立ち止まる。一息ついた。そして休む間もなく再び歩き始めた。稜線沿いにゆっくりと歩く。すると今度は横から容赦なく、粉雪を巻き込んだ冷風が吹き上げてくる。
「なんだよ、今度は横からか。参ったな」
村越が愚痴り、急に立ち止まる。
「たしか、ここら辺だったな・・・」
谷風を目出帽子の横で受け、思い出すように呟いた。
「そうだ、たしかここいらだ。阿弥陀から降りてきて、中岳のコルを過ぎ赤岳へと向かうところだった。ちょっとした気の緩みがなかったとは言えないが、そんな時、中岳沢の底から吹き上がり、突風が襲って来たんだ。
あっという間だった・・・。俺が阿弥陀岳、南稜側へと落ちて行った。考える余裕などなかった。落ちかけた瞬間にピッケルを抱きかかえるようにして、必死に滑り落ちるのを止めようと、滑落停止動作に入っていた。まったく無意識のうちにな。如何だろうか。二メートルぐらいのところで、なんとか止まれたんだ」
「そうだったな。お前が蹴った雪の塊が、左股コルへ二百メートルぐらい岩肌にバウンドして落ちていったものな。びっくりしたよ。なんせ、一瞬だったから、俺らには如何にも出来なかった。ようやく、お前がよじ登ってきて、稜線に立った時は、黙ったまま三人とも震えていたよな。そんな記憶がある」
佐久間が思い起こし語りかけていた。
「本当だよな。俺もはっきりと覚えているぜ」
阿部が同調した。村越も佐久間も黙って頷く。
「だから・・・、さっきの斜面スロープで懸命に訓練したんじゃねえか。皆、結構熱が入っていたもんよ」
阿部が納得した。
「そりゃ、そうだ。前回あったんだ。だから万が一、と言うことも考えてしまうんだよな。勿論、ここだけじゃねえぞ。これから行くところだって危険が一杯だから、とにかく気をつけようぜ!」
佐久間が、自らを引き締め発する。二人とも納得し頷いた。ふたたび村越を先頭に、吹き上がる風雪に対処しながら、ピッケルを使い前へ向かって歩み始めた。凍った岩道をアイゼンの爪を立て、前傾姿勢で前進して行く。
顔にあたる風が冷たい。いや、痛いほどだ。そして鼓動が高鳴り、吐く白い息が勢いよく半開きの口から飛び出して行く。夫々荒息をしながら黙々と歩く。全神経をアイゼンの爪へと集中させ、慎重に凍土を噛んで行く。歩く度にぎゅ、ぎゅっと鳴き進む。やがて岩道が勾配を増してきた。赤岳の登りに着いたのだ。進むにつれ大岩が立ちはだかるようになってきた。岩山にへばりつく道なき道が連なりだすと、急勾配の岩肌へと変化していた。アイスバーンになった岩肌の山道に、アイゼンの爪をしっかりと食い込ませ登って行く。先頭を行く村越の息が、さらに激しくなってきた。続く阿部、そしてしんがりの佐久間、ともに激しく息を弾ませながら登る。吹き上げる風雪の方向が変わってきた。今度は後ろから、我らを追い立ててくる。
三人とも息が上がり出していた。すっぽりと被った目出帽子の口から荒い息音が勢いよく舞う。中岳沢から赤岳沢へと風の吹き上げが変わったが、相変わらず強い風となり細かい雪の結晶を舞い上がらせ、我らの白い息と伴に上空へと吹き上がっていく」。
防寒、防風用の手袋やヤッケで全身を包んでいるが、隙間から入り込む冷風は、容赦なく体温を奪う。手の先が冷たく滲んで来た。すでに中岳のコルへ出た時から晒されている。目出帽子から突き出る鼻先の感覚がなくなってきた。阿弥陀岳の頂上付近から、激しく痛み出していたが、それが薄れてくるのと同時に、そのようになった。佐久間には、それがこの寒さに慣れてきたのだと思った。
中岳コルの手前の急勾配斜面から登り始め、激しい風雪に付き纏われているが故、そのため時間が経つに連れ馴れたと思った。前回の登攀時も同じような状態になったからだ。それ故、疑うことをしなかった。それがどんなことであるか考えもしなかった。冷たい風雪に叩かれ、とにかく前進することの方へ思考が向いていた。急勾配の岩道を登ることだけに集中していたのだ。行く手を遮る巨岩の岩肌、そして谷風と戦い赤岳の山頂を目指した。
全神経が、糸をぴんと張ったように張り詰めている。ごつごつした岩道に突き立てるアイゼンの爪が悲鳴を上げていた。それでも赤岳の岩肌に食い込ませる。高度を稼ぎながら、一歩一歩前進して行く山男の鋭い視線が、岩肌を執拗に攻める。声には出さぬが胸の内で懸命に叫ぶ。
負けねえぞ、負けてたまるか!どんなに虐げられても、どれほど厳しくても、俺らは決してくじけない。目標は必ず完遂させる。連峰縦走は、必ず成し遂げてやる!
激しく出る真っ白な息が、その意思を示していた。誰一人として油断は見せない。赤岳の岩肌と激しい戦いを繰り広げているのだ。時には手で岩を掴み、時にはピッケルを突き立てる。荒く繰り返される息が、その凄まじさを物語っていた。 誰一人として弱気など起こさない。黙々と戦い続ける。よじ登り、岩肌を這うように進む。吹き上げる粉雪と我らの吐く白い息が激突し合う。時には相反し、時には融合し青天の空へと駆け上って行く。三人の意気込みが伝わってきた。高度を稼ぐ足取りが如実に示す。やがて視界が開けるところへとやって来る。
主峰赤岳の山頂に到達した。
頂には小さな祠の赤岳神社があり、ようやくそこまで辿り着いたのだ。
「おお、着いたぞ!」
先頭を行く村越が叫んだ。
「八ヶ岳の主峰、赤岳の頂上だ。やったぞ!」
膝頭に両手をついて、荒く肩で息をし振り向き発した。阿部が追いつく。
「おお、やったな。主峰赤岳を征服したぞ!」
息を弾ませ、ガッツポーズを取り、最後尾の佐久間を迎え叫んだ。佐久間が標高二千八百九十九メートルの頂に立った。荒息をしつつ笑みを浮かべる。山男らがピッケルを、一斉に青空に向け突き上げた。面々の顔は目出帽子で覆われ、露出している鼻、口部分が白く凍りつき厳しい表情になっているが、吐く息と目の輝きは、一応に満面の笑みを浮かべていた。
村越が促す。
「さあ、写真を撮ってくれ、佐久間。疲れているところ悪いが頼む!」
「ああ、分かった。ちょっと待ってろ!」
登攀用ザックを下ろし、カメラを取り出し、一人ずつポーズを取らせシャッターを押し続けた。
「さあ、今度はお前の番だ。カメラをよこせ」
村越が受取り構える。
「さあ、早くポーズを取れよ、佐久間!」
すると、赤岳山頂を示す道標の横にかがみ込む。
「なんだ、そんな格好でいいんか!」
「ああ、これでいい。早いとこ頼むぜ!」
言い終わらないうち、シャッターを押していた。佐久間は渡されたカメラを手早く仕舞い漏らす。
「しかし、強い風だな」
山男らを急かすように山風が襲い続ける。その勢いは留まることを知らない。間段なく吹きつける風雪が体温を奪う。
阿部が、じっと阿弥陀岳を見詰め、
「さっき登って来た阿弥陀だ。こうして見ると、感慨無量だな・・・」
ふと呟いた。佐久間の視線が阿弥陀岳に向かう。
「たしかにな。ここから見る阿弥陀も格別だ。それになんと言ったって、この赤岳に従っているという感じがするよ」
「おい、おい、お二人さん。そんな話は後にしたら?」
村越が急いた。
「おお、そうだ。こんなところで感傷的になっている場合じゃねえ!」
阿部が叫び、佐久間が我に返り二人に告げる。
「早いとこ、赤岳山頂小屋まで行こう」
「寒くて、こんなところでのんびりしてられねえや。さあ、早く出発しよう!」
さらに村越がせっついた。各自がザックを背負い、アイゼンの装着を確認し狭い山頂から出て、近くの頂上小屋へと向かった。小屋は目と鼻の先にある。着くなり村越が告げる。
「さあ、着いたぞ。ここでひと休みだ!」
二人は黙って頷いた。
小屋は閉まっていた。雪に覆われる厳冬期間は閉鎖している。それでも入口付近は多少雪が少なく、ちょうど三人が入れる程度の窪みになっていた。
「おお、ちょうどいい場所があるぞ。ここで休もうや」
村越が見つけ、指を差した。
「おお、いいところ見つけたじゃねえか。ここなら風除けになっていい」
ザックを背から下ろし、かがみこむようにして雪の窪みへ入った。風が柔らんでいた。ほっとし、互いに顔を見合わせる。
「うむ、なかなかいい。冷え切った身体には、なによりのご馳走だぜ」
阿部がほっとし呟いた。村越も佐久間も頷いた。
「さあ、飯の仕度をするか」
佐久間が告げ、ザックを引き寄せ、凍った握り飯を取り出した。すると、それに合わせ村越がザックを開ける。
「固形燃料を出さなきゃ、湯は沸かせねえよ」
阿部も己のザックから簡易コッフェルを取り出し、近くの雪を詰め込む。村越が簡易のコンロを組み立て固形燃料に手をかざし、ライターで火を点ける。直ぐに燃えだした。
それに、阿部が雪入コッフェルを置く。三人の動作に無駄がない。山頂を吹き抜ける風雪に邪魔されながらも、手馴れた手つきで一連の作業を終えた。
「準備は出来た。これで湯が沸くまで待てばいい。それじゃ、紅茶が出来るまで一服するか」
阿部が欲した。するとなにを思ったのか、佐久間が提案する。
「紅茶を沸かすより、握り飯凍っているよな。だったら、冷めてえの食うより雑炊にしないか?」
「しかし、佐久間。予定していないんで、準備してねえぞ」
「ザックに入っているもので作ればいいじゃねえか。こんなこともあろうかと、味噌とコンビーフを持ってきてるんだ」
「俺も切った野菜持ってるぜ」
「おいおい、しかし、俺らって用意周到だな。それじゃ雑炊に変更する」
佐久間が告げ、ウインドヤッケをこじ開け胸のポケットから煙草を取る。阿部と村越に一本ずつ渡し、ライターを点け火を廻し、大きく吸い込みゆっくりとくゆらせる。
「ううん、美味いな。赤岳の山頂で吸う煙草は格別だぜ。なんとも言い難い、ほんまもんの味がするぞ」
阿部が目を細めた。
「本当だな。こんな味は東京じゃ味わえねえよな。佐久間もなかなかやるじゃねえか。冷や飯食うより温かいもの摂った方がいいからな」
同調し、村越が続く。
「阿部の言う通りだぜ。佐久間、有り難うよ。しかし、それにしても寒いな。頂上や稜線は吹きっさらしだから、仕方ねえがよ。風除けがないもんな。おかげで、手袋をしていても指先の感覚がなくなってきた」
「しゃないぜ。いくら雪の窪みにいたって、ここは赤岳の山頂だぞ。俺だっておんなじだ。指先はすでに冷たさを通り越しているよ」
阿部が追従し打ち明けた。さらに、
「そうだよな、おそらく稜線はマイナスの温度になっているぜ・・・」
「そりゃそうだ。マイナスの温度は当たり前だが、そうさな、俺が感じるところ、多分、マイナス十五度ぐらいじゃねえか。体感温度ではそれくらいだ」
村越が推測した。
「そうだな、たしかに体感温度ではな。それにこの風だ、今のところは昼間の陽射しがあるから、これくらいですむが、午後になり弱まってみろ、もっと下がってくるから」
「佐久間の言う通りだ」
「そう言えばよ、俺、さっきから鼻の頭がひりひりしていてな」
佐久間がぼやくと、阿部が覗き込む。
「どれ見せてみろ。あれ、お前の鼻、真っ赤だぞ!」
驚き叫んだ。
「どおりで痛いと思ったよ。これだけ陽射しが強いんだ。おそらく、これは雪焼けだな」
「今日は、朝からこんないい天気だ。そりゃ、雪焼けもするぜ」
阿部が、自分もそうだといわんばかりに講釈した。
「うん、そうだったか」
納得して佐久間は、鼻頭を撫ぜていた。そんなたわいない話をしているうちに、コッフェルの雪が溶け沸騰し始めた。
「そろそろいいか。村越、握り飯と野菜、それにコンビーフを入れてくれ。味付けに味噌を入れるから」
「いいね、味噌味の雑炊か。考えただけで涎が出る」
ザックから野菜を取り出す。そして、佐久間から手渡されたコンビーフと握り飯を見て、阿部が驚く。
「あれ、この握り飯、凍っているじゃねえか。ほら、かちんかちんだ!」
コッフェルの角に当てていた。
「やっぱり寒いんだな」
「当たり前だ。ここは、赤岳の頂上だぞ。標高二千八百九十九メートルの高さだ。さっき登って来た阿弥陀岳より百メートル近く高いんだぜ。温度だって相当下がっている。だから凍るのも当然だ。野菜だって凍る。それに、感じる寒さは極寒というもんだ」
佐久間が諭した。
「そりゃそうだ。小屋付近だって、零下の気温だったんだからな。納得したぜ」
頷きつつ、手早く握り飯や野菜を放り込んだ。
「鉱泉小屋では、昼は握り飯をそのまま食うことになっていたけど、凍ったままじゃ、紅茶で流し込むのも無理だぜ。雑炊にして正解だな」
「本当だ。野蛮な村越だって、凍った飯じゃ無理と言うもんだ」
「言ったな、阿部。紳士の俺を捕まえてよ。それにしても早く食って温まりてえな。このままじゃ、息子が凍りついちまうぜ。それにしても腹減った。早く煮えねえかな」
皆、好き勝手を吐いていた。すると、
「昼飯までには、ちょいっと時間を頂きますよ。お二人さん、今暫くお待ち下さいね」
村越が惚けた。
「あいよ、待たせてもらうよ」
佐久間が合わせる。すると、
「おお、分かったぜ。しかし、寒いな。まだ、この穴蔵にいるからいいけど、頂上だったら、吹きっさらしでたまらんぞ」
阿部が手袋をした手を擦り息をかけた。
「それにしても、八ツの主峰赤岳を制覇し、そこで温かい雑炊を食う。何とも贅沢なもんだぜ。こんなことが出来るのも山男の特権だな。それにしても腹が減った、早く煮えねえか」
阿部がコッフェルを覗き込み、コンビーフと味噌を加えた。
「そうさ、こんな贅沢は俺らしか出来んな。それも厳冬期に冬山登山。八ヶ岳の主峰、赤岳でだ。山男冥利に尽きるぜ!」
佐久間が胸を張った。
「それじゃ皆さん。雑炊が出来るまで、一服しますか?」
村越が茶目っ気たっぷりに誘った。
「それがいい、そうしようぜ」
阿部が、直ぐに賛同した。
煙草を取り出し、燃え盛る固形燃料に近づけ火を点け、各自が目を細めて大きな煙の輪を作ってはくゆらせていた。
「佐久間、ところで時間取りの方は如何なんだ。予定通りにいってんのか?」
村越が尋ねた。
「おお、そうだった。寒さばかり気になってチェックするのを忘れていた。どれ、時間の方は如何かな?」
腕時計を覗く。午後十二時過ぎを指していた。
「ううん、まあまあ予定通りだ」
「そうか、いいペースで来ているか。けど、これから横岳、硫黄岳とあるんだよな。ここであまりゆっくりしてられねえな」
煙草を吸いつつ、村越がコッフェルを覗く。
「まあ、行程時間通りであればいいとするか。それにしても、今日は晴れてよかったな。今日の八ツは最高だぜ」
阿部が吸い終わった煙草を揉み消して、煮え具合をみる。
「結構、煮えてきたじゃねえか。腹が減っちまったし、早く食いてえな」
「俺もだぜ」
三人は顔を見合わせにやっとした。直に沸騰してくる。コッフェルの中で雑炊が煮え立っていた。覗き込む村越の鼻に湯気がたなびく。
「おお、いい匂いだ。出来上がったみてえだぞ!」
「おお、そうか。出来たか!」
阿部が湯気を嗅ぐ。
「さあ、食おうぜ。さっさと食って横岳へと向かわなきゃ」
村越が促した。その言葉につられ、阿部も佐久間もアルミコップを用意していた。
「ううん、いい匂いだ。たまらねえな。さあ、食うとするか」
村越と同様に鼻をくんくんとさせ、夫々が雑炊をすくい、思い思いに腹へとかき込んでいく。
「おふ、おふ、熱いけど、美味えな。冷えた身体には、これが一番だ!」
頬張り村越が感嘆した。
「本当だ、こりゃ美味い。けど、熱いぜ」
佐久間もふうふうと息をかけ、立ち上る湯気にメガネを曇らせつつ頬張っていた。あっという間に、コッフェルの雑炊をたいらげた。
「ああ、食った食った。身体が温まったぞ!」
「美味かったぜ。やっぱ、山頂で食う雑炊はいいな。この味噌味もおつなもんだ。醤油味ばかりじゃ飽きるからな。余は満足じゃ」
夫々が感嘆し、村越がご機嫌になる。
「さてっと、写真でも撮っておくか」
「おお、それがいい」
「俺も撮ってくれ」
「お前らを撮ったら、俺も撮ってくれよな」
阿部と村越が寄り添いポーズを取った。続いて佐久間と村越、さらに阿部と佐久間と、立て続けにカメラに収めた。その後、手早く後片づけをする。とは言っても、ここは山頂だ。洗うことは出来ない。雪で食器を擦るだけのものとなる。三人が夫々分担しこなす。手馴れているせいか、直ぐに終わった。
「さて、飯も食い後片づけも済んだ。そろそろ出発するか。お前ら、アイゼンの方は大丈夫だな。緩んでいないか?」
「それと、防寒用手袋の中が濡れているようだったら、内の軍手を取り替えた方がいいぞ」
「おお、点検済みだ。手袋も大丈夫だ。準備は出来ている!」
二人が応じた。
食後の一服をした後、早々に赤岳上頂小屋前を後にした。直ぐに稜線めがけて風雪が吹き上げてきては、歩く山男たちに襲い掛かっていた。
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