なんだろう、もやもやするんだけど

 ブックフォールディングというアートをご存知でしょうか?


 ボクも割と最近知ったことではあるのだけれども、何冊か書籍もでているので、少なからず注目されているものだと思われます。


 このアート作品は、その名の通り、book foldingブックフォールディング。本を折りたたむ。つまり本をページごとにドッグイヤー状に折っていって最終的に立体物を作るというものです。一言でいうなら『本で折り紙』ですね。


 興味はあるんだけど、本を折ってしまうなんて……と思ってしまう一方で、完成品のクオリティやその出来栄えに息を飲まざろう得ないです。アートなんです。そして凄く面白そうなのです。やったら絶対楽しいと思ってしまったのです。二律背反した気持ちでもやもやするボクでありました。


 話は変わって、テキストや文章を操って遊んでいる身としては、やっぱり言葉というのは気になるもので、日常生活の端々での会話のなかにもそれはっ! という箇所は少なからずあります。


 たとえば喫茶店で、ブラジルとブレンドを頼んだ人たちがいたのですが、店員さんが持ってきたときに、こう言ったのです。


「えーっと、ブラジルの方」

「はい」

 おまえ、ブラジル人かよ! とボクは心のなかで即ツッコミしました。


 ファミリー〇ートで、ホットスナックを頼んだけれども、生憎と品切れだったようで、何分か待って揚げてもらおうとしていると推測される人がいました。

 ちょうど商品ができあがったのでしょう、店員さんは言いました。


「えーっと、骨なしチキンの人~」

「はい」

 すっごく、返事したくない呼ばれかたな気がする。ひどくディスが利いているよね。


 さてさて、日本人のよく使う言葉に「大丈夫?」というものがあります。何かに付けて使ってしまえる便利な言葉なのですが、「大丈夫?」と聞かれると、多くの人はよく確認もせずに大丈夫って答えてしまいます。


 なので、心配なときは「どうかされましたか?」などと、聞くほうが良いそうです。脱線しました。


 ボクが頭を切ってしまったときにも聞かれました。

「頭大丈夫ですか?」

「だ、大丈夫です」

 たら~。な、なんじゃこりゃ~。ちっとも大丈夫ではなかったです、血がでてましたからね。でも頭は大丈夫です。なにを言っているか分からないかもですが、なんだかもやもやしました。


 お店で「プレミアム洋梨」という飲み物を見つけました。ファンタのバリエーションのひとつなのですが、とんでもなく要らないものみたいに思えちゃって、どうしても買う気になれません。


 そうそう、危ない危険といった上長がいまして、ツッコミできなくて苦しいです。


 日常にはもやもやすることが溢れていますので気をつけましょう。

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