マンガさんが現れた!
たたかう
ぼうぎょ
→おさいふ
→購入→購入→購入→購入→購入→購入→購入→購入。
「おいまて連打するな!」
「おおっ、お財布よ死んでしまうとは何事だ!」
「スキル大人買いを習得しました」
◆ ◆ ◆
ボクの人生に漫画が現れたのは小学校六年生のときでした。クラスメイトの女子が少女漫画を持っていたのです。オーソドックスな新書判、ジャンプコミックとかの大きさのやつです。
その頃のボクには絵本、図鑑以外に絵のある本はなかったのです。あっても児童書の挿絵程度。ちょー衝撃がボクを貫きました。全部絵じゃん!
そうまだ小学生でしたから、本はパトロンがいないと手に入らないものだと思っていました。沼に足をツッコんだ瞬間とも言えるでしょう。
そのクラスの子はたしか篠原千絵さんのコミックをボクに貸してくれました。タイトルはおろか内容までサッパリ忘れてしまったのですがもう夢中で読んだ記憶だけが鮮明です。
面白かったと伝えたら、色々と貸してくれる布教者が幾人か現れたのです。わりとおおらかな学校だったので漫画とか持ってきてもへっちゃらだったのです。
まぁ、これ描いてみたいなーってなるにはあんまり時間がかかりませんでした。そう模写とか始めちゃいました。でも当時のボクは全く知識なんてないじゃないですか、コミックスのサイズで描くのは難しいなぁと思ってました。
こんなに小さく精密に描けるなんて、漫画家すごすぎるでしょう! ってな具合です。コピーとか拡大・縮小の概念もないですからね。純粋というかまぬけすぎるだろぅ……、中学にはいってたまたま見つけたマンガの描き方の本を立ち読みしたときに、初めて知りました。
年単位で小さく描くものだと思っていたんですよ。ああ、アホすぎて愛おしいまである。無知って怖いよね。ちなみにスクリーントーンの存在も知らなくて、こんなに細かい点々を均等に打てる人は神とも思っていました。
そんなこんなでどっぷりマンガ沼に浸かることになります。でもこの時点でマンガ雑誌というものの存在を知らなかったのです。知らないほうが良いことってきっとあるよね。
この頃からお小遣いはことごとく本に消えて行くようになりました。もちろん資金は潤沢ではないですから古本屋とかも足繁く通うようになりました。もう今とほとんど変わらないスタイルが確率されてますね。いける範囲が狭かっただけ。
普通の小説と違ってマンガは複数刊行、続刊が前提となることが多いので、自然と刊行数が増えて大人買いが身につくスグレモノです(白目)。新刊を買い続けるのは、毎月ローンの払いがあるみたいなものですよね。子供には重税です。
それでもやめられないのがマンガだったのです。ちなみに今のボクは複数のシリーズに渡って買っているので、規模が変わっただけでやはり重税です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます