相互ハラスメント関係
ボクは「いまやることあるからはなれて(もしくはどいて)!」という発言をすることが、わりと頻繁というか毎日ある。なにかをやろうとすると邪魔をされるからだ。
ハラスメント/harassment。人を困らせること、嫌がらせ。いじめ。などと翻訳される英語由来の言葉です。基本的にネガティブな印象の強い単語ではある。
だけれども、このハラスメントも、そのやってくる、もしくはちょっかいを掛けた相手や対象によって捉え方が違うやっかいな代物。気がついたらお縄になってしまうということもあるし、それがまかり通ることもある。
おおむね嫌だという意思表示はどこかにあるのだから、ある程度空気が読めれば問題ないと思いたいんだけどね。知らずにということも十分ありうるので気にし始めるとドつぼに嵌りそうではある。
ただ、別の次元にいるものたちも存在する。ということで、猫ハラである。
朝、起きてトイレに行くときに足元にまとわりつかれ、最終的にはトイレに寄り添われる。それで、肌が出ているところをアマガミしてきたり、冷たい肉球で太ももの上に乗ってくる。しかたないのでしばらく撫で回しておなかを吸ってから解放する。
ご飯の用意をしようと立ち上がると、しばらくにゅあーにゅあーいいながら追尾され、抱っこするまで離れず、おろそうとすると怒られる。しかたないので抱っこしておなかをひとしきり吸ってから、首筋に耳をあててゴロゴロしてるのを楽しんじゃう。
たとえばパソコンを始めようとすると目の前に乗ってきて、手とキーボードを縦断するように寝そべられる。ふわふわだし、なんだかいじらしいので秒で
ご飯にしようと食卓に腰掛けると、ボクの目の前には猫というご馳走が並んでいる、しかた……おなか。机で作業をしようとするときも同じ。しかおな。
テレビをみていると画面のど真ん中に居座り、こちらを見つめてくる。こうゆう時は呼んだってきやしない。
寝っ転がって本を読もうとすると、敏感に察知してきてボクのおなかの上に陣取って我が物顔である。それでもなんとか頑張って本を読もうとすると、短いシッポで首元とかあご先をふさふさしまくってくる。
正直、読書どころじゃないと気分が懐柔され、負け確まである。
という酷い猫ハラスメントを受けているわけなんだけど、ボクはどうしても可愛く感じてしまって許してしまうのでハラスメントされているのに、僕たちの関係は良好に保たれているわけです。
という毎日を過ごして少しずつどMに改造されてるのではないだろうかと心配になってきている。
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