本の並べかたに懊悩する。
僕は几帳面だ(自称)。
部屋が散らかっているのも落ち着かないし、机の上にものが多く乗っているのもなんだか居心地が悪い。
だから僕はせっせと部屋を掃除したりするのだけれども、いかんせん、生活しているということはなにかを消費してなにかしらのゴミを生み出し、地球を消費している。
それでもなんとか体裁を整える程度にはなっているのだけれども。
そんな僕でも御しがたい箇所がある。そう、本棚である。
本好きを自称するのであれば本棚の整理整頓なんて日常茶飯事、お茶の子さいさいという方もいるのかも知れない。
でも僕にはちょっとむずかしい。
なぜなら、片付けるペースと増えていくペースが釣り合っていないから。
可能であるならば、僕だって左から右に向かって一巻のとなりには二巻を、その隣には三巻をといった具合にしたいと思っています。
ましてや十巻まではココにあるけど、続きは別の本棚とかになってるのは切ないのだよ。
小説なら小説のコーナー、単行本と文庫は作者やサイズを統一しつつ十進分類法に則って並べるなんて穿った方法もやってみたいし、マンガと小説も混じらないようにしたいんですよ~。
とはいえ日本十進分類法だと、日本の小説はほとんど91×になるだろうし、マンガだと726になちゃうので細かい分類はできないのかしら。この下の枝番はわからないけど。
分類方法も僕を激しく悩ませる。
マンガの『響』でやっていた、右が面白くて、左が面白くないという分類も面白いけれども。そもそも面白くないやつは本棚に入れたくない。
余談になるけれどもマンガの分類法は早急に整備するべきとは思う。クールジャパンだなんだいってるけど、こうゆうところが漫画に対する理解が浅いとも言えるよね。
エッセイ漫画も少年漫画も青年漫画も少女漫画も、更に言ってしまうとスポーツも恋愛もファンタジーも全部、漫画括りじゃんか。
僕を悩ませる作家さんもいる。例えば白倉由美さんとか、榎宮祐さんみたいに漫画も小説も書かれている人とかどうすればいんですかとか。
『魔法科高校の劣等生』みたいにメディアミックスが進んで小説とかマンガとか多岐にわたって出版されているやつはどうしようかとか。
同じ作者さんでも作品よって判型が違うのも悩ましさを助長してくる。
そもそもラノベやマンガは刊行ペースが早くて、巻数も増えやすい傾向の書籍なので本棚のスペース確保というかやりくりが大変なんですって。
なのでまだら模様の本棚ができあがり、僕をさらに苦悩させるのだ。それでも何カ月かに一回ぐらい、入れ変え祭りが開催されるのだけれど、そこでまた同じ本が二冊発見されたりする。がっくり。
きれいな本棚、整然と並ぶ本たちを愛でるのはなかなかに難しいのだ。
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