出汁と葉っぱ

 だしがめちゃくちゃ好きです。


 自分の好きな食べ物を考えているといつの間にかひとつの結論に至ったのでした。そう前述の出汁だしです。


 茶碗蒸しとか、だし巻き卵とか、揚げ浸しとか、お味噌汁、お蕎麦屋さんのカレーライスなどなど、好きな食べ物が結局のところ出汁を効かせたものにほかならなかっただけなのです。


 別に和食党でもなんでもなくて、ラーメンだろうがスパゲッティだろうが、それこそ洋の東西を問わずなんでも食べますが出汁にだけはメロメロのようです。


 気が付かなかっただけで、もう本能的に出汁の効いたものを選り好みしておりました。柿の種とかのおせんべいですら出汁の味のするやつを選んでましたから。


 手間を掛けるならば、沸騰したお湯を張った鍋の火を止めて、たっぷりのかつを節を静かに入れ、そのまま2分程度置き、アクをとり、キッチンペーパーなどでそっとす。


 そこには芳醇で香り深い、琥珀色の透き通ったお出汁が現れます。味わっても美味しいのに目で見ても楽しめるなんて! 控えめに言って至高。


 先日、飲むだしといった感じで、いわゆる缶ジュースというものを発見しました。えっ、だれコレ開発した人。たぶん天才。もうテンション瀑上がりです! もうイグ・ノーベル賞あげたいぐらいです。



 さて、レタスもめちゃくちゃ好きです。


 酢と醤油だけあれば、1玉ぐらいすぐに食べてしまえるぐらいには。


 子供の頃に、母親に食事に連れて行ってもらえるときに、行き先として希望していたお店が某ハンバーガーショップか某ピザやさんでした。子供が好きなところを候補にしてくれてました。


 なんと後者のピザ屋さんでは、当時そんなに見かけなかったサラダバーがありまして、ウキウキとしてサラダを物色しては食べていました。ピザなんてそっちのけです。


 お皿いっぱいの葉っぱ。もうテンション瀑上がりですよ! そう、語彙が死ぬレベルで好きなんですよ。そこで、お皿いっぱいのサラダを黙々と食べ、おかわりを取りにいく姿をみて母親がちょっとひいてました。


 ちなみに弟がサラダボールに山盛りにスイカだけとってきて、親も僕も困惑したのもいい思い出かも知れません。あいつピザそっちのけでスイカだけ食べてましたよ!


 こんな兄弟をどう思っていたのか今更ながら不安になってきましたが……。


 うん、あれです。バランス良く食べることが大事だね。でもレタスさんに、僕は至上の愛を捧げてしまったので仕方がないので例外なんだよ。


 そうか! レタスに出汁をかけたら最強なのでは?


 と、いい加減なことを書いてみたら、レタスのおひたしとかもあるのですね。さすがレタスさん、ぱねぇっす。

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