運命とかそうゆうヤツ
朝食のときに、TVを点けると占いコーナーだったりすると、なんとなく見てしまう。おもに藤っぽいチャンネルとか。
雑誌を眺めていて、占いコーナーがあるとなんとなく見てしまう。信心深いとか、占いを信じているわけでもないのだけど、見てしまうのだ。
占いになんでこんなにも惹きつけられるのかさっぱりわからない。なんでだか分からないけれども見てしまうものというのが、この世の中には確かにあるのだ。
月曜日は『田中によるおみくじ、たなくじ』をスマホで撮影するのはお約束だ。一週間のおまもりにはしないけれども。
よくよく考えてみれば、しいたけ占いとか、ゲッターズ飯田さんの本が手元ある。あっれー。
執着しているわけでもなく、どうしようもなく依存しているわけでもないのに、気がつくとヤツがそこにいるのだ。
たぶん、そこに書いてある文言をみてちょっとした幸福感と安心感を享受したいだけなんだろうなとは思うんだけど。
でもやめたいわけでも、拘ってるわけでも、頑張って見たいわけでもないのに、なんだかみちゃう。難しいところです。
「え、とかいって私のこと好きですよね?」
「そ、そんなことねーし」
「でも、すごい熱い視線を感じますよ?」
「み、みてねーし」
「じゃ、私がいなくても、大丈夫だよね」
「ご、ごめん。そばにいて欲しい」
ケッコーン。そうか、僕はもう君の術中に落ちていたんだね。ツンデレなおっさんとかに需要はないんじゃなかろーかとひとり悩むところだけれども。
そんな僕にもひとつだけ信じているというか、怯えているものがあるのだ。
神社にあるおみくじ(ガチっぽいやつ)。
それというのも、学生の頃の旅行中に、ちょっとした盗難にあったことがあるのだけれど、手持ちのお札が全部なくなりました。旅行に行って借金して帰りました、ウケる。
もっていた小銭でしょぼくれながらおみくじひいたんですよ。結果は大凶、失せ物でがたしって書いてありまして、うわーってなったんです。
まぁお寺とか神社とかいっぱいある場所だったので、縁起悪いし、口直しに別のところでおみくじをひいたら、また大凶、そんでもって失せ物でがたし。
ちょっと怖くなってしまったんですが、意固地になって別のところで三度目の正直に賭けたんですよ。そしたら結果は同じ。背筋寒くなりました、マジで。
大凶ってそんなに入ってないとか言うじゃないですか、三連続。しかも内容もにたりよったり。これ、本当にゾッとしました。
なので、ソレ以来、おみくじだけは怖いのであんまりひこうとは思いません。
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