ルーティンと自動操縦な僕

 ルーティーンワークというものがある。一定のパターンをもって特定の行動をすることだ。


 つまりは上上下下左右左右ときたら次はBAに決まってるし、返事をするときは最初と最後にサーをつけて、サーイェスサーとするのもそうだ……よね?


 ボクは普段仕事に出かけるときは、決まって同じ行動をすることを心がけている。


 例えるなら時間通りに正しい場所を通過する電車のようにだ。


 どんなに早い時間におきても、同じ時間から出かける準備を始めて、はみがきや着替え、ポケットにものを入れる順番までをなんとなくルーティンとしている。


 もちろん、仕事場に向かうときに通る道順などもおなじなのだ。


 本当に画一化したつまらない行動なのだ。


 ではつまらないと思っているこのパターンを、なぜトレースするようにしているかと言うと、これだと極端に忘れ物とかをする確率が減るからなのだ。


 たまに、違うことをすると忘れ物があったり、なにかが抜けていることがままある。


 抜けているのがネジじゃないことを祈るばかりなのだが、大抵はその欠落に頭を抱えることになるわけだ。


 そんな些末なことでのたうち回るのが嫌だからゆえの行動なのだ。


 無意識に行動しているというときは、気がつくと物事が完了していることがある。


 たとえばお風呂にはいって髪をあらって体を洗ってなんていうものは洗う部位とかにも一定の流れがあるんだけど「あれ洗い終わってる」となることが割と良くあるのだ。


 つまり無意識下で事態が完了すればいいのだ。たまに、髪の毛を洗ったのに、あれ洗ったかしらともう一度洗髪しちゃうときもあるけれど、仕方ない。うん、仕方ない。


 はっ! 気づいてしまった。


 つまりこのルーティンの間々あいだあいだに小説を書くことを入れ込んでしまえば、気がついたら小説が出来上がるんじゃないだろうか?


 大発見じゃないだろうか。これならば量産できる。勝利はすぐそこにあるんじゃないだろうか。ということで広くみなさんに教えちゃうぞ~。


 そう、これが自動筆記だったのだぁ! 違います。


 ちなみに帰りのルートや寝るまでの行動は逆に意識して違うようにしている。


 本来はそういった不規則な行動のほうが自分には向いてる気はするんだけどね。


 あ、文章を書くのは起きてからと寝る一時間前までと決まってます。


 寝る前に文章を書いていると脳が興奮してしまうのかなんなのか、遠足前でもないのに寝れなくなっちゃうからなんだけどね。


 逆に朝は一発で目が覚めるので良きです。


 理想は寝てる間に妖精さんが頑張ってくれればいいな。

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