第11話 ウルレアの初潜入②

「始末課って必要なのかしら。」

ウルレアはそう思いながら始末課に行ってみた。

始末課は社員しか居ない感じ。

何人か課に用事ありそうな人が数人いるだけ。

そこでポツリと私は言ってみた。ポツリと「クレープ美味しい。」ほんとに微かな独り言。

その瞬間、全員が立ち上がったの。

そして1人私の前に来たの。

貧乏おっさんが。

で、いきなり「ついてきな。」

あたし、「は?」ってなったけど、とりまついていったんよ。

貧乏おっさんがえッらそうに社員達に指示していくし、「訳わからん」と思いながらでかい扉の前に着いたら貧乏おっさんが一言。

「覚悟はあるか?」と聞く。

あたしはその問に「生きる覚悟も、死ぬ覚悟もできてるよ! 生きるも死ぬも同じ事。違いがあるなら、確かな結果を自分で観れるか観れないかだ!」

その答に満足したのか、でかい扉を開けて言った。

「お前にはこの扉を通る資格がある。我についてこい。」

そしてあたしは訳わからん貧乏おっさんと一緒に扉の向こう側に渡った。

そして、渡り終えたらでかい扉は自動的に閉じていった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る