第9話 ギリギリのネクロマンサー

ティアレスに問い詰めた。

「お前の国は大丈夫なのか?」と。

返ってきた答は

「弟に任せてある。」の一言。

要するに家出かよ。

まぁ、私もそんなんだから何も言えないが。

ウルレアもそんな感じでついてきてるんかもね。

あ、ウルレアの紹介忘れてた。

「魔導学園」の危険生徒の一人。

年齢では一番年上のハイエルフ。

現在で言えば「男の娘」人間年齢325歳。

当時の危険生徒では、六人。「デンジャーズ」って呼ばれてた。

私とアクアとウルレアとあと三人。

その2人は結婚?してるんだけど、アクアがいるから(転移魔法が使える。)楽に会いに行ける。

それでは、ぴゅ〜んと行ってきますます。

ちなみにパイトリ村から20分の所に分岐点があって、左に行くと「名無しの森」が目の前にあって、右に行って徒歩4日で「ニュータウン」に着くんだ。

アクアにお願いして、転移魔法を使ってもらって目的地のケーキ屋さんに行ったんよ。

そしたら貼紙に「暫く閉店します。」

何があったと思ったミリアは裏口にまわり、扉を叩いた。

「エミル、ミリアだ!何があった!」

しばらくしてエミルが出てきた。

「ミリアー!」

しがみついて大声で泣きじゃくるエミル。

そしてガルフも出てきて「中に入ってくれ。」そして、顛末を聞いた。

この3ヶ月で常連客以外の一限客達が毎日買占めて、常連客に売れなくなった事。

そして多く作れば常連客が殺到して人手が足りないから、遺体を復活させて接客に回してた事。

アクアが言う。

「それは愚の骨頂だ。」

泣きじゃくるエミルは、「だって、人手が足りないからギルドに求人出したよ!‥でも誰も来ないの!だから、だからぁ…」


ウルレアが流石にブチ切れたようだ。

「エミル、半年前にニュータウンに洋菓子店が出なかったか?」

「はい。新しいお店半年前に開店しました。買って食べたんですけど美味しかったですよ。ニュータウンには私達のケーキ専門のお店しかなかったから、洋菓子店ができたのが嬉しかった。 」

それを聞いたウルレアは、「店の名前を教えてくれるか?」

エミルは「クロウリアって名前の洋菓子店です。」

ミリアとアクアが感じたのか、ミリアから「怒りを下げろ!」アクアから「いつもどうりな。」とウルレアに助言?した。

それに対してウルレアは「情報は持ち帰るから、ガルフとエミルを抑えておいてにゃぁ。」

そう言って、床にゴロンして眠りについた。







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