第11話 【最終回②】友よ、誓いの最終決戦!決着は今!
【前回最終回までのあらすじ】
魔王「広い・・・高い・・・怖い・・・!」
広所恐怖症と高所恐怖症を併発している魔王を、広くて高い空中に投げ飛ばした!
勝ち確!処刑用BGMが流れ始めた・・・!
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ヒャッハー!
空を飛ぶって最高だぜ!
今は他人からかけられた飛行魔法で飛んでいるので「飛ばされている」状態だが、いつか自力で空を飛んでみたいね!
じゃ、処刑の時間だ!
俺「魔王・・・おまえだけは絶対に許さない!くらえ!勇者パンチ!」
魔王と勇者・・・空中での最終決戦が始まった!
俺「戦いの中で散っていった仲間たちの魂が、いま、この拳に!うおおぉぉおお!これは四天王・ゴジ〇モドキの分!おらぁ!そして!これは四天王・ガメ〇っぽいヤツの分!どららぁ!」
魔王「四天王はお前の仲間じゃねえだろうがぁ!」
俺「うっせーばーかばーか!うおおぉぉおお!拳と拳で語り合い散ってった
魔王「お前、四天王と戦ってねえだろ!」
俺「あとえっと、四天王の残りの誰か!これはそいつの分だ!食らっとけ!」
魔王「理不尽!」
これは○○の分!ってのをやろうとしたけどさ。
仲間の魔女氏が有能過ぎて、味方の犠牲者がゼロですが何か質問ある?
魔女氏の撤退戦が鮮やか過ぎて、魔王侵攻での人的被害はゼロ。いま魔王の「縮小呪術」は俺が完全打破したので王国の「縮小」も元に戻りつつあるので、魔王による物的被害も実質ゼロ。
衣食住全てをまとめて奪い王国を滅亡まであとわずかという状態まで追い詰めた恐るべき「縮小呪術」だが、終わってみればこの通りだ。
スカッとさわやか、完全勝利だな!
俺「そしてこれは・・・閉所恐怖症なのにオマエのクソ縮小呪術で苦しめられた、俺の分だ!」
オラオラ!オラオラ!
まーぶっちゃけ、勇者といえど一般人並みの能力しかない「レベル1」の俺が魔王をポコポコ殴ってもクソ弱だから全然効かないんだけどさ。空中に飛ばされた魔王は恐慌&バフ全解除でヤツも「レベル1」状態。なので、ソコソコ痛そう。
勇者が魔王を殴ってますよ、というデモンストレーション以上の意味は無い。
地上で観戦している王国民には「カッコいい伝説の戦い」に
見えてるはず。
さて、茶番の処刑タイムもそろそろ終了しますか。
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次回、最終回③!
最終回もまだまだ長くなりそうだ!
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