エンドレス最終回
第10話 【最終回】決戦!変態魔王!そして伝説へ・・・
「狭いところ」と「縛られる」のが大好きな魔王。
「狭いところ」と「縛られる」のが大嫌いな勇者。
ふたりの戦いは必然だった!
****
騎士団長「うおおぉぉおお!ゴールデンパワー!」
我が勇者パーティーの「頼れる前衛役」、騎士団長氏(名前は知らん)が叫ぶ!
大地の祝福を受けたっぽい騎士鎧が魔力の奔流を受けて黄金に輝く!まぶしっ!
騎士団長「我が名はリチャード!魔王!覚悟せよ!」
あーあいつリチャードっていうのか。
輝き叫びつつ突撃する騎士団長リチャード。おおカッコいい。
マグマの力を宿した『爆熱斬り』のビジュアルは非常に
彼が陽動してくれてる隙に、俺は高速移動!
執事のノーマン氏におんぶされて運搬されてるだけなんだがな!
こっそりと魔王のフトコロに接近するぜ!
「正々堂々と戦え」って?やだよそんなん。
「奇襲で斬首」が最適解だぜアニキ。
お、騎士団長に続いて、副団長も
全身鎧のせいでわからんかったが、声からして女だな。
いたのか女騎士。
異世界チェックリストがひとつ埋まったな。
騎士団長の攻撃も、女騎士副団長の攻撃も、魔王には全然効いてないな。
女騎士の『爆熱蹴り』を喰らって歓喜してやがるあの変態モグラ魔王。
よっしゃ、気づかれず魔王の背後直近に到着!
ここで「死ねよやー!」とか叫びたいところだが、「ぶっ殺す」はNGワードだ。
無言かつノータイムで奇跡魔法をゼロ距離発動!
俺の奇跡魔法の効果は「解呪」!
使うと魔王の呪いパワーは全キャンセルされ、俺は死ぬ!
自己犠牲魔法だからね・・・
魔女メディア「蘇生魔法!」
すかさず魔女の姉御が俺を蘇らせる。
魔王「な・・・お、俺の呪術が全て消えている・・・どうなってんだこれ・・・!」
おーおー慌ててるな。これで今のお前は無敵の魔王ではなく、ただの変態モグラだ。
魔王「くそぉ、『ダメージ快感変換』まで消えてるじゃねえか!いいとこだったのに!」
えぇ・・・何を言っているんだおまえ・・・
魔王「は、早く呪術を再構築しねえと・・・『不死』・・・『魔力吸収』・・・『高速自動回復』・・・いや、『ダメージ快感変換』が最優先か・・・」
執事ノーマン「遅いですな、どりゃああぁぁぁああ!」
俺をここまで運んでくれたノーマン氏が魔王をつかみ、地面から引き剝がす。
執事ノーマン「飛んでけ!」
そのまま魔王を空中にブン投げ上げる。
魔王「GYAAAAAA!!広い・・・高い・・・怖い!ひぃぃぃぃ!」
よーし、トドメだ!
魔女メディア「飛行魔法!」
魔女の飛行魔法が俺にかかる。ラストバトルは空中戦だ!
****
次回、最終回②『友よ、誓いの最終決戦!決着は今!』
次々回、最終回③『さらば地底王国よ永遠に・・・完結!』
いまタイトルだけ考えた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます