第13話
あれから割とすぐに宿を見つけられたので宿に困ることは無くなったが…
「まだ大闘祭まで5日はあるからなぁ…」
「へー、そうなんスね」
興味無さそ〜
「いや、だからその間はダンジョンに潜ったりして金を稼がなきゃいけないんだよ」
「…それで、何がいいたいんスか」
「…お前俺のパーティーに入るつもりか?」
「はい!!!」
わぁ、元気な返事!
でも仕事をする気が微塵も感じられない!不思議!
「だめ、絶対サボるだろお前」
「いや、絶対、絶対サボらないッスから!そこをなんとか頼むッスよ!」
そこをなんとかしたら働かなくなるだけだろ…
「いやいや…流石にそれは…」
「いや、本当に、本当にちゃんとするッス!」
ーーー
あのあとパーティーどうするかとかサボるサボらないとか色々あったけど
最終的にパーティーを組んでも良いけどパーティーを組んだ日は報酬を9:1にするって事で解決した
…これ決めた時は気づかなかったけど大幅に稼いでその後は俺とパーティーを組んでサボれば楽できるじゃん
嵌められたッ…!
クッソ、マジで最悪だ…
まぁ、でも一応働いて金を稼いでるから良いか…
とりあえず今日はダンジョンの深くまで潜って戦いの勘を取り戻そうと思う
とりあえずは今のレベルを確認してどこまで潜るか決めよう、レベルは…
ーーーーーーーー
ステータス
Lv67
[剣士Lv1]
ーーーーーーーー
レベル67!?
…いや、前からめちゃくちゃ上がったな
あと[剣士Lv1]とはなんぞや?
スキルの効果とかも分からないのが多いし
これは本格的に鑑定とか欲しくなってくるぞ…
ダンジョンから出たりしないのかなそういうの
あと一応弱くはなっないし、悪い物では無いと思うんだけど…どうなんだろ?
まぁ、でもLv60が最前線の推奨レベルだし
もしかしてダンジョン攻略の最前線まで潜れるんじゃないかこれ?
それはちょっと楽しみだな…
とりあえず今日分の金を稼ぎにダンジョン行くか
「あ、先輩ダンジョンに潜るんスか?」
「ん?ああ、今からダンジョンに潜るつもりだけどどうかしたのか?」
「ついて行くッス!」
「お、そうかそれじゃあダンジョンまで行くけど俺の手をしっかり握っとけよ?」
絶対にどっか行くなよ?
外は逸れたらしばらくは合流出来ないほどの人混みだからな
「え、あ、わ、分かりました先輩!」
「え?わ、分かったならいいよ…?」
急に大声出したりしてどうしたんだ茜…?
とりあえず手を繋いで…
手汗凄っ!?
えっ…いや、これ本当に手汗か!?
お前手を無駄に濡らしてきたりしてない?
本当に人間の手から出ていい量の水分かこれ?
「せ、せせせ先輩!どうッスか!このかわいい後輩の手は!緊張するッスよね!」
「おう、お前意外と初心なんだな」
男と手を繋ぐだけでこんなになるなんて
意外とかわいらしいところあるじゃん
「う、うぅぅぅぅ!!!馬鹿!」
「あぁごめん、流石にデリカシー無かったわ」
遠回しとはいえ女の子に手汗凄いは流石に駄目だろ
茜も女子なんだから、気をつけないとな
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