第3話

ゴブリンの魔石、ギリギリまで集めたけど…

これ回収仕切れないな


金の入ってる袋とポケットに限界まで入れたけど全然足りない、まだ200体分くらい残ってる


…しょうがない、両手に抱えて街に戻るなんてできないし残りは置いて行くか


それにしてもこの量でゴブリンの目撃状態少ないとかこの世界魔境すぎるだろ


インフレするタイプの異世界でも最初はもっとゆったりしてるぞ?


あとは…ステータス!

どのくらい成長したのかな?


まぁ…オール1だった事を考えると相当成長してるだろうしLvもかなり上がってるんじゃないか?


ーーーーーーーー

ステータス

Lv20

力221

魔力221

防御221

速221

称号

召喚者 勇者 一流剣士 一流拳士 肉体進化 闘気使い

ゴブリンキラー 魔力使い 解体士

スキル

開拓Lv1 剣術Lv10 体術Lv10 身体強化Lv9 闘気Lv5

危機察知Lv8 魔力操作Lv6 解体Lv8

ーーーーーーーー


えぇ…?上がり過ぎでは…?

それに称号ってのがめっちゃゴチャゴチャしてる…


ステータスは十分そうだしとりあえず今日の寝床を確保しないとな


王都だし宿が無くなってるかもしれないからな

とりあえず魔石を換金した後は宿を取ろう


ーーー


ダンジョンに潜ったけど…

これダンジョンだと稼ぐの楽だなぁ!


死体が消えて魔石だけ残るから楽だし敵もゴブリンよりは強いけど強すぎない丁度良い強さ


しかも過剰に群れないからゴブリンの時みたいな

大惨事にならないんだよね


だから最近はずっと軽くダンジョンを探索するだけで済ませてたんだけど…


なぜか冒険者ギルドの責任者、ギルドマスターに 呼び出された、なんで?


えっ、不安!不安がすぎる!

お願いだから穏便な理由で呼び出しててくれ…!


コンコンコン


「どうぞ」

「失礼します…」


き、緊張する〜!

俺を呼び出した理由は何だ?俺、何かしたか?


「今回呼び出したのは他でもない、君にゴブリンの国の攻略を手伝って欲しいんだ」

「ゴブリンの…国?」


集落なら分かるけど国?

国に喧嘩売るならそれはもう戦争なのでは?


「ああ、集落と呼ぶには大きすぎる、あのゴブリンの国は十の集落と一つの都市からなるほぼ森全体を覆う大国家だ」

「そんなにデカいんですか…?ならゴブリンの目撃情報が少ないというのは…?」


それならゴブリンの目撃情報が減ってるんだ?

普通なら増えるのでは?


「ああ…それはね、ゴブリンを目撃した冒険者達は殆ど全員死んでいたからだね」

「えぇ…?」


思ってた数倍ヤバい理由だった

マジでゴブリンの国じゃん、なんでそんなもんが仮にも一国の王都の目の前にあるんだよ


もっと早くに気づくべきものだろ

…ってか国は手伝ってくれないのか?


「それでなんだけど、王都周辺は基本魔物が弱いし少ないから強い冒険者が居ないんだよ、そこで大量のゴブリンを倒した君に白羽の矢が立った訳だ」

「えぇ…?勘弁して下さいよ…」


俺も今生きてるのが奇跡ってくらい追い詰められたりもしたんですから


あれより大人数のゴブリンが襲ってくるとか流石にまだ無理ですよ…



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る