第131話 ふたりの大冒険が終わりました
「んんんーーーーーーっ、ぷはぁ」
思いっきり伸びをして体を起こして。
自分のベッド、見慣れた部屋。
何だか久し振りに自分の家で朝を迎えたーって気がする。
でも・・・
「隣にピノさんがいないのって、何だか変な感じ。何か足りないみたいな・・・」
ここしばらくずっと一緒だったから、一緒が自然だって感じるようになっちゃったのかなぁ。
「でも問題なし!」
だって今日はピノさんと王都に行く日だからね。
さあ、朝御飯を食べて出掛ける支度を――
「おはようカルア君」
・・・あれ?
「ホントびっくりしましたよー。部屋を出たらピノさんが朝ご飯を作ってたんだから」
「ふふっ、ごめんね。朝起きてカルア君が横にいなかったのが何だかすごく違和感で・・・今日も1日一緒なんだし、じゃあもう朝ご飯作りに行っちゃえ、って」
「あ、それ僕も同じです。朝起きてピノさんが横にいないから『あれ?』って」
「カルア君・・・」
今日の朝ご飯は、白いご飯と――
「あっ、これ」
「あの村で作り方を教えてもらったから、昨夜のうちに漬け込んでおいたんだ」
漬け物!
「やった! また食べたいって思ってたんです。・・・で、その横の半透明の小さなシートみたいなのは?」
本当に薄くって、これ箸で持ったら向こう側が透けて見えるんじゃないかな。
「クラーケンの薄造りよ。噛み切れるくらいまで薄くスライスしたから、そのまま食べてみてね。お漬け物の塩気と合わせたらちょうど良いと思う」
その後も色々とおかずが出てきた今日の朝ご飯。
控えめに言って絶品でした。
「さあ、それじゃあ行きましょうか」
いよいよ王都に向けて出発、といっても転移で一瞬なんだけどね。
「それでねカルア君、王都のお店が開く前に、ちょっとだけギルド本部に行きたいの」
「ギルド本部に?」
「うん。昨日ロベリーに連絡したらね、ちょっと話を訊きたいって言われたの。モリスさんも一緒みたいだから、カルア君はモリスさんとお話ししててくれる?」
って事で僕とピノさんはギルド本部に行く事に。
僕もモリスさんに旅であった事を伝えておきたかったし、まあ丁度よかったかな・・・
で、モリスさんの部屋に来たんだけど・・・
ピノさんは着いてすぐロベリーさんに連れられてどこか行っちゃって、今ここにいるのは僕とモリスさんだけ。
「ふっふっふー、さあカルア君、全部訊かせてもらおうじゃないか」
そのモリスさんが迫力のある笑顔で迫ってきた。
「モリスさん、顔・・・近いです」
「おおっと、ごめんよ。いやぁ毎日毎日想定外の事態が起きてるってのは分かってたんだけどさ、一体どんな事が起きてたのかようやく訊けるって思ったらつい、ね。それでカルア君、ドワーフの里での出来事はもう聞いてるからさ、その後の事を聞かせてくれるかい?」
ドワーフの里の後・・・ああ、
「エルフの里の事ですね」
「そうそうエルフの・・・って、ええーーーーっ!? カルア君、エルフの里にも行ってきたの!?」
「はい、校長先生に連れてってもらったんです」
「それはまた何て羨ましい・・・じゃあさ、まずはそのエルフの里での出来事を教えてよ」
それからモリスさんにエルフの里で出来事を話した。
校長先生にエルフの里に連れていってもらえる話になった事。
翌朝、学校で倒れてた校長先生にエルフの里を助けて欲しいと言われた事。
エルフの森を越えて里に入ったらエルフ全員が倒れてて、そのまま聖樹のところに向かった事。
聖樹に魔力を横取りする魔道具が取り付けられていて、それを取り外したらみんな元気になった事。
「へぇ、その魔道具ってどんなだったの?」
「だと思って持って帰ってきましたよ。これです」
「おおっと流石カルア君だね! よく分かってるじゃない」
モリスさんはテーブルの上に置いた魔道具を手に取って、目を輝かせながら調べ始めた。
「ふんふん、ここでこうなって・・・あ、ここが魔力の取り込み口かぁ・・・えっ? ここで魔力を変換しちゃうの? それって一体・・・」
これは少し長くなりそうかな・・・って思いながら見てたら、
「うん、これは腰を落ち着けてじっくり調べたほうがよさそうだ。ねえカルア君、これしばらく貸してくれるかい?」
よかった、思ったより冷静だった。
「大丈夫ですよ。じゃああるだけ全部置いてきますね」
って事で残りも全部テーブルへ。
「ありがとう。ふふふ、ついでに魔力を無線伝送する技術も・・・」
魔道具を片付けたら話の続き。
「それでエルフの皆さんがお礼にって宴会を開いてくれたんです」
カット、レット、キリカ。今日も仲良く木馬に乗ってるかな?
まさかもう飽きちゃったなんて事・・・ないよね?
「それからエルフの長ともう一度聖樹の間に行ったんですけど」
そこでセージュさんと会ったんだよね。
それでエルフをその気にさせる魔力の話を・・・ってそれは言わなくていいか。
ビックリしたのは、お礼にって聖樹の魔力を自由に使えるようにしてくれた事。
聖樹の魔力って根幹の魔力と同じ魔力で、すごく軽くて扱いやすい。
お陰でいつでも自然に循環循環できるようになって、それで・・・
「やっと普通のひとになれた、って感じたんです!」
「・・・・・・・・・」
あれ? モリスさんの反応が薄い・・・いやむしろ反応が無い?
「モリスさん?」
「・・・・・・想定外過ぎ」
「え?」
「想定外過ぎだよカルア君! 何しれっとエルフの聖樹と繋がっちゃってるの!? それで聖樹の魔力を使い放題!? それってもう魔力切れを起こす事が無いって事だよね? そのうえ使った分以上に補充される聖樹の魔力が実は根幹の魔力って!! 根幹の魔力ってさ、精霊君達の話によるとこの世界そのものの魔力って事だったよね!? それを自在に使えるってカルア君、君もう神様とかそういうアレなアレに祀り上げられちゃっても不思議じゃないレベルのヤバさじゃない・・・でも一番の想定外は、その状態の自分に対する『やっと普通のひとになれた』って君の感想だよーーっ!!」
とここでボックスから水の入ったコップを取り出して一息で飲み干し、
「ふぅ・・・ちょっと休憩」
モリスさんはテーブルに突っ伏した。
「ふっふっふー、さあピノ様、全部訊かせてもらおうじゃない」
隣の応接室では、ロベリーが迫力のある笑顔でピノに迫っていた。
「ちょっロベリー、顔・・・近いよ」
「おっとと、ごめんね思わず。いやほら、室長が毎日想定外の事態が起きてるって言ってたからさ、ふたりの仲が一体どこまで進展したかをようやく訊けるって思ったらつい、ね。それでピノ様、エルフの里までの話はこの前聞いたから、船出の日からの事を聞かせてくれる?」
どこから説明しようか・・・
ピノは少し考えを纏めてから口を開く。
「船がね・・・家だったの」
「は?」
思わぬ出だしに一瞬フリーズしたロベリーだったが、
「何ソレどういう事? ちょっと意味が分からないんだけど」
「そうよね。そうなるよね。私だって意味分からなかったもの」
そしてピノは説明を始めた。
結界で覆って水面から浮かび上がるから船の形をしている必要はないと説明を受けた事。
扉を開けたら中もまるで普通の部屋で、フロントウインドウの前に操縦席がふたつ並んでいたのが唯一の船らしさだった事。
キッチンやテーブルが完備で、その奥の壁の扉はカルアの家に繋がっていた事。
毎回カルアの家のお手洗いを使う度、船旅の気分を損なわないようにと、全力でその事を気にしないようにしていた事。
「そっかー、船の話だけでもうそんな事になっちゃうんだ」
「うん。でもね・・・あの船ってそれだけじゃなかったの。出航した日の昼の事なんだけど・・・」
そしていよいよ旅の話に突入する。
「海の上で釣りをしてたんだけど全然釣れなくってね、カルア君が周囲の様子を探ったの。そしたら海底に反応があってね、そこに行く事にしたの」
「船で?」
「うん、船で。『潜航モード』って言ってたかな」
「・・・ふーん、空中から海上に浮かぶのかと思ったらそのまま海中に突入しちゃったのかあ・・・いやホントにもう・・・何だかなぁ」
若干呆れ気味のロベリー。
「それでね、床を透明にして海底とかの様子を見えるようにしたんだけど」
「床を透明に!? どうやって!?」
「ええっと・・・付与で?」
「ほほぅ・・・これは後でカルアくんを問い詰めなくっちゃ」
付与と聞いて目がマジになる付与の聖女。
「ええっと、続きいっていいかな? それで海底に着いたんだけど、そしたら大きなクラーケンがいてね」
「くっクラーケン!? あの物語とかに出てくる奴!?」
「そうそう、そのクラーケン。でね、クラーケンが船に足を巻き付けてきたんだけど・・・あれってさ、足なのかな? それとも腕なのかな?」
「はえ?」
突然繰り出されたあまりにピントの外れた発言に一瞬眩暈がしたロベリーだったが、
「そんなのどっちでもいいわよ! それで一体どうなったの!?」
何とか持ち堪えて続きを促す。
「うん、クラーケンはカルア君の『スティール』で一発だったんだけどね・・・聖樹の魔力での魔力循環に慣れてなかったみたいでね、力が入り過ぎちゃったようなの。それで魔力が暴走しそうになっちゃって・・・何とか抑えて宥めて鎮めたんだけど、いやーあれは大変だったなあ」
「そっか・・・大変なのはクラーケンじゃなかったんだ。ははは・・・」
「それで、これがそのクラーケンの魔石なんですけど」
テーブルの横にクラーケンの魔石を取り出したら・・・
「ぶふっ! あっはっはっはっはっ・・・何コレでっかぁ! カルア君もちろんこれ錬成とかした訳じゃないよね。クラーケン一体だけでこの大きさって・・・ぷくくくく、あっはっはっはっはっ――」
別にビックリさせようとか思って出した訳じゃないけど、まさか爆笑されるとは・・・
「いやあ流石クラーケン、身体だけじゃなくって魔石も大きかったんだねえ」
「あれ? モリスさんってクラーケンの魔石を見た事は無いんですか?」
「僕だけじゃないよ。世界中誰も見た事ないんじゃないかなあ」
「え? だって討伐とかされるんじゃ」
物語とかでもよく討伐されてるし。
「ああ、もちろん討伐されたことはあるよ、記録上はね」
「記録上は?」
「そうさ。足を何本か切り落として魔法とかぶつけて、そうしたらクラーケンは力尽きて海へと沈んで行った・・・ってね」
「ああなるほど。沈んじゃったから生死確認も出来ない、と」
「そうさ。それでしばらく被害が無かったから討伐成功と見做されたって事だね。もしかしたら本当に討伐できていたのかもしれないけど、だったとしても魔石は海の底ってわけさ」
クラーケンの魔石で一頻り盛り上がってから、そのまま次の話題へ。
「その後もずっと船を走らせ続けたんですけど、全然陸地とか無くって」
「『遠見』とかはしなかったんだ」
「はい、それだとドキドキ感が無いからって」
「ああ、女の子ってそういうとこあるよね。効率よりも行程を楽しむっていうか、論理よりも感覚を大事にするって言うか・・・ああそうだ、よく物語とかで『考える前にまず感じるんだ!』なんてカッコいいセリフが出てくるけどさ、あれってよく考えたら世の中の女の子はみんな最初から出来てる事だよね」
モリスさん、それって結構な暴論なんじゃ・・・
怒られますよ? 主にロベリーさんに。
「それで夜になっちゃったから、船を走らせたまま寝ちゃったんですけど、海の上で見た星空はすごく綺麗だったなあ」
「え? ちょっと待って。船を走らせたままって・・・危ないじゃないか」
「ああ、それだったら大丈夫ですよ。搭載した
「そうか、だったら安心だね・・・って、そんな機能まで付けてあったの?」
「だって船に
「あ、これはロベリー君の責任だな。うん・・・」
「ホントに!? 寝ぼけてカルア君に『ママ』って言っちゃった、って・・・」
テーブルに突っ伏したまま顔を上げられないピノ。
「ぷふぁっ! あっはっはっはっはっ・・・何ソレ可愛い! ピノ様もちろんそれ狙った訳じゃないのよね。天然でそのセリフって・・・ぷくくくく、あっはっはっはっはっ――」
こんな事まで言う筈じゃなかったのに・・・絶対爆笑されるって思ってたのに。
「いやホント流石ピノ様。見た目だけじゃなくって中身までこんなに可愛いんだから! もう大好き!」
「お願い、その話はもう終わりにして・・・。あの時だって恥ずかしくって暫くカルア君の顔を見られなかったんだから・・・」
「ぷぷっ、私だけじゃなくって絶対カルア君もピノ様の事可愛いって思ってたって」
「ええ? それはちょっと不本意な方向性というか・・・」
寝ぼけたうっかり発言というのは、物語とかでも定番の笑い話だから。
「何言ってるのよ、それだってギャップってやつじゃない。きっとカルアくんのハートにクリティカルヒットしてるって」
「そう・・・かな?」
「自信持ちなよ、別に二日連続でやっちゃったとかじゃないんだし」
「う・・・」
ロベリー渾身の慰めだったが、ピノはすっと目を逸らした。
「ピノ様、まさかあなた・・・」
「・・・・・・」
「そっそれでね、船が止まってたのは近くに島があったからなんだけど」
どうにもフォローのしようがないくらい無理矢理な話の進め方だが、ロベリーもその流れに逆らおうとはしない。聖女の嗜みである。
「ほうほう、ついに島が・・・って事は、次は島の探検かな」
そして無事に話は進み、その舞台は島へと移る。
森を抜けると湖があり、その中央の小島に行ってみたら――
「そこには小さな泉があってね、その中にダンジョンコアによく似た珠があったのよ」
「へぇ、でもそこは実はダンジョンでした、なんてオチじゃないんでしょ?」
「まあね。だってそこから出てきたのはダンジョンの精霊じゃなくって泉の精霊だったから」
「はいぃ!?」
「その精霊はイズミさんって言って、その泉を守る精霊だったんです」
「へぇ、ダンジョンの精霊の次は泉の精霊かぁ。何て言うか、最近君、精霊に縁があるねえ。それにしても泉の精霊って・・・カルア君、君もしかして泉の中に剣とか斧とかガキ大将とか落としたり――」
「してません! そういうんじゃなかったし。『ここは人間が立ち入って良い場所ではありません。今すぐ立ち去るのです』とか言ってたし」
「ああなるほどね。『聖域』みたいな感じだったのかぁ」
「で、そのイズミさんなんですけど・・・」
イズミさんと色々話して、それから調理場を作ってピノさんの料理教室が始まって、そしたら――
「ピノ君がその精霊のイズミさんの胃袋をガッチリ掴んじゃったって訳か」
「はは、どうもそうみたいです」
「まったく・・・彼女も大概想定外だねえ」
次は島を出てからの事を説明。
「次の日は朝からずっと船を走らせてたんですけど何も無くって、翌日の午後になってついに大きな陸地に辿り着いたんです」
「おおー、新大陸発見ってやつかぁ」
「あ、そういえばあちらでも普通に言葉が通じてたんですよね」
「精霊だって同じ言葉で話してるんだし、その辺は今更じゃない?」
「そういうものなのかな」
「それで船を降りて、ここからは歩いて行こうかって事になったんです」
「カルア君、今更こんな事言うのも何だけどさ、普通船ってのは上陸する時に降りるものだと思うんだよね。崖を上って平野を突き進んでから『道が狭いから』って理由で降りるものじゃないんじゃないかなあ」
モリスさん、僕も薄々そうかなと思ってはいるんですよ?
でも――
「船を作ろうと思って出来上がったんだから、もうこのまま『船』でいいかなって」
「まあカルア君が良いならそれで良いんだけどさ。一応その乗り物は『船よりも凄い何か』なんだ、って事だけは意識していてくれよ」
「それでピノさんが村のおばちゃん達と盛り上がっちゃってたんですけど、そこに村の外にいた他の人が駆け込んできて」
「おっ、事件発生かな」
「はい。遠くの山で大量発生したバッタの魔物の大群が村に押し寄せてきてるって」
「うわ!
モリスさんの話によると、この近辺でも大昔に発生した事があったんだって。
ゴブラットだけじゃなかったんだ・・・
「そうするとカルア君はその村を守った英雄、って事なのかな」
「英雄って・・・まあバッタは全滅させましたけど。でも本当にものすごい数で・・・かなり広い範囲からスティールしたんですけど、一回じゃ全然終わらなくって何度も繰り返してやっと・・・。聖樹から魔力を貰ってなかったら、多分倒しきれなかったんじゃないかな」
「いや、そいつは本当に大変だったんだねえ」
本当、何とか出来てよかった・・・
「でも、何年かしたらまた同じ事が起きるって言ってたから、このままじゃ駄目だって――」
「そうだね、でもそれは未来の誰かに頑張ってもらうしかないんじゃない?」
「そうかもしれないけど・・・」
「まあ君は君にやれる事を精一杯やったんだ、それでいいじゃない」
何だかモリスさんが慰めてくれてるみたいな流れになってるけど、
「あの、そうじゃないんです。バッタの魔物から取った魔石がすごくたくさんあったから、それを材料に結界具を作ったんです。村と畑を全部覆えるくらいの大きさの結界で、使った魔力は1年くらい掛けて自動充填されるようにして」
「・・・・・・」
すみませんモリスさん。
出来ればこの空気を壊したくはなかったけど、嘘つくわけにも・・・
「それで村を出たんですけど、ピノさんが『絶対大変な事になるから、都市へは行かずにこのまま帰ろう』って」
「おおー! ナイスだピノ君! よかったよ、カルア君が他所の国の貴族とかになっちゃわなくって」
いや、そんな・・・
「貴族だなんて、そんな大袈裟な――」
「大袈裟じゃないよぉ! まったく本当に君ってやつは・・・いいかい――」
あれ?
もしかして、ここからいきなり怒られる流れなの・・・?
「さて、とりあえず今回の旅で何が起きたのかは全部分かった。それでここからが一番大事な質問なんだけど」
真剣な表情でピノに問い掛けるロベリー。
対するピノの表情も自然と引き締まる。
「さてピノ様、いよいよここからが本題だけど・・・それでカルア君とはどこまで進んだの? たったふたりでこんな凄い大冒険を繰り広げて来たんだから、きっとものすごく進展したんでしょ? 階段、上っちゃった? 扉、開いちゃった?」
「ええっと・・・」
頭の中で今回の旅を最初からもう一度振り返り、そしていい笑顔で、
「現状維持、かな」
「何でよぉーーーーーーっ!!」
▽▽▽
報告も終わり、ふたりの冒険はこれにて終了。
いつものカルア君目線とはちょっと違う第三者目線での冒険譚、楽しんでいただけましたか?
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