第129話 みんな今頃何をしているかな?
「イズミさん、嬉しそうでしたね」
「うん、ひとりの生活なのは変わらないだろうけど、少しは役に立てたかな」
「少しどころじゃ無かったと思いますよ。ピノさんの事『ピノ様』って呼ぶくらいだし」
「あぅ、それは忘れて・・・」
南へ向かう船の中、ふたりは先程まで滞在していた島の話をしていた。
「でも、こんな海の真ん中に渡り鳥の故郷があったんですね」
「そうね。あ、でもどちらかというと故郷って言うより北の水地とあの島の2拠点生活、って感じじゃない?」
「ああ、そうかも」
「鴨だけに?」
「そっ、そんなんじゃないですよ!!」
「うふふふふ・・・」
「ホントですってばー!」
楽しそうだ。
「そういえばピノさん、クラーケンを焼く前にすごく叩いてましたね」
「ああ、あれ? 流石大型魔物だけあって、結構筋肉が締まってたから。柔らかくするために肉を叩くって、割りと一般的な調理方法なんだよ」
「そうなんですね。でも手が見えないくらいの速さで叩くのは一般的じゃない気が――」
「そのあたりは肉質に合った叩き方って事で」
「それ、イズミさんに出来るかな?」
カルアの言葉に少し考え、
「彼女は裏ワザ使えるから大丈夫じゃない?」
と軽く答える。
「裏ワザ?」
「まあ裏ワザって言うか・・・ほら、海流を操作できるくらいなんだからさ、強力な水流で肉を揉みほぐすくらい簡単じゃない? むしろ私が叩く力よりもずっと強い力で出来るんじゃないかな」
「なるほど・・・だったら大丈夫ですね!」
どうやらカルアの心配し過ぎだったようだ。
最も、イズミがその方法に自分で気付く事が出来れば、の話だが。
「でも、海を管理するって凄くスケールの大きな話ですよね。それって今僕たちがいるこの下の海もイズミさんの庭みたいなものって事で・・・そういえばイズミさんって、どのあたりの海まで管理してるのかな?」
「自分の事を泉の精霊って自己紹介してたくらいだし、泉がメインで海は島の近海だけじゃないかなあ? まあでも一部だって海は海なんだし、彼女には海の平和のために頑張ってもらいましょう」
「そうですねっ」
実際にイズミが管理しているのは世界中の海すべてなのだが、そんな事とは思いもしないふたり。
果たしてピノとカルアに真実を知る日は来るのか来ないのか・・・
そんなふたりを乗せ、見渡す限りの大海原を船は一路南へと走り続ける。
時刻はそろそろ昼に差し掛かろうという頃か。
ふとカルアはピノに問いかけた。
「帰りに必要な時間を考えたら、もうそろそろ目的地に着いておきたいですね」
ピノは口元に指を当てて「んーー」と少し考えてから、
「まあもし時間が足りなくなったら転移で帰ればいいんだし、もう行けるとこまでどーんと行っちゃったらいいんじゃない?」
そんな片道切符な船旅を提案。
「え? それでいいんですか?」
「違う航路をぐるっと回って帰るっていうのも楽しそうだけどね。でもそれはまた次回のお楽しみって事にしてもいいし、せっかくここまで来たんだからこの海が何処に繋がってるのか、見てみたいじゃない」
「そう・・・ですねっ! じゃあこのまま真っ直ぐに進むって事で」
「うんっ。 あ、でも
「分かりました」
とりあえず今日の方針は決まった。
ならば後はこのままひたすら突き進むのみ!
・・・ちなみに、イズミは世界中どこにどんな形の島があるのか全部知っているし、訊かれれば全部教えてくれただろうが、それはまあふたりが知る必要の無い事・・・
雲ひとつない水平線に、ゆっくりと沈んでゆく夕日。
先程四方の壁と屋根を透明化し、ロマンあふれるその雄大な景色を遮るものは今は何もない。
進行方向に対して右、西側の壁の前に立ったふたりは、その景色を肩を寄せて眺めていた。
「何度見ても凄い景色・・・」
「そうですね・・・本当に海の中に沈んで行ってたら『じゅうっ』とか音を立てて湯気が凄そう」
「その発想は無かった・・・」
どうやらロマンとロマンチックは別物らしい。
だがまあ、今はまだこのふたりにはこれくらいの関係がちょうどいいのかもしれない・・・
海に出て4日目の朝。
どうやら昨夜のうちには陸地は発見されなかったらしい。
船は海上を走り続けていた。
その船の中では・・・
「カルア君、おはようっ」
「ん・・・おはよおございますピノさん」
二日連続のやらかしに、流石に思うところがあったのだろう。
今日のピノはカルアよりも先に起きていた。
その甲斐あって平和な朝を迎えたふたり、今日はどんな出来事が待っているのだろうか・・・
一方、こちらは王都のギルド本部。
「さて、と。あーあ、今日もやっぱり想定外センサーが発動しちゃうのかなあ」
カルアが夏休みに入ってから毎日感じる想定外、そして通信具からも毎日鳴り響いたアラーム音。
ドワーフの里での出来事については既に顛末を聞いている。
しかしその後もセンサーが鳴り止む事は無かった。
つまり毎日想定外な何事かが起きているという事だ。
が・・・
頻度が高すぎる警報は、日常の一部として慣れられてしまうものなのだ。
「おはようございます、室長」
「ああ、おはようロベリー君。そういえば君はまだ夏休みを取得しないのかい?」
「そうですね。まあここが一番涼しくて居心地がいいし、もう秋になってからでもいいかなって思ってます」
ギルド本部の夏季休暇は日数だけが決まっており、取得する日は各自の裁量に任せている。
「ああ、それもいいねえ。僕もそうしようかな」
「どうせなら休みを合わせますか? そうすれば秘書業務に影響出ないし」
「じゃあそうしよっか。ああ、夏休みといえばさ、ロベリー君は今カルア君が何をしてるか知ってるかい?」
自然と同じスケジュールで休みを取る事になったモリスとロベリー。
だが双方がそれを意識する前にモリスが本題に突入したため、今はまだ不発弾。
「ああ、そうですね・・・ええっと」
(言っちゃって大丈夫かな? あ、でも逆に知らせとかないと通信入れたり突撃しちゃったり・・・)
一瞬どうしようか悩んだロベリーだったが、結局は伝えたうえで釘を刺す事にした。
「実はカルアくん、今ピノと一緒に冒険に出てるんです」
「へぇ、それはまた何とも・・・」
思わぬ答えを聞き、モリスは言葉に詰まった。
(これもまた想定外だよカルア君!!)
「まあ何て言うか・・・仲良さそうで良かったよ、でいいのかな? それでどのあたりに行ってるのかは知ってるかい?」
「ええと、カルア君の船で南に向かうってところまでは。そこから先は私もピノもノープランだったので」
「ん? 『私も』? ああ、君も一枚噛んでたって事かい。まああのふたりも中々焦れったい感じだしねえ」
「そうなんですよね」
モリスもロベリーもピノ達の事には敏感だが、自分達ふたりも周囲からそう見られているという事には全く気付いていない。
「まあそんな訳なので室長、ふたりの邪魔しちゃダメですからね」
「りょーかい。まあ僕だってそんな野暮じゃないからね。そうと分かってれば余計なちょっかいを出したりしないよ。ただ、ねぇ・・・」
「あれ? 何かありました?」
若干不安げに覗き込んでくるロベリーに、モリスは――
「ここしばらく、毎日のように想定外センサーが反応するんだよねぇ。一体あのふたり、何をやらかしてるんだか・・・」
「ははは、はは・・・」
せめて定時報告はさせるべきだったかしら、と冷たい汗を一筋垂らすロベリーであった。
「ここの区画の収穫を終えたら一休みしようか」
タムボの声に家族は思い思いの声を上げ、無理のない範囲でペースを早める。
ここはフタツメ郊外、ノルトの実家の農園である。
今日も朝から家族総出で夏野菜の収穫を行っていた。
ノルト達が今収穫しているのは長ナス。
家族は皆ハサミを片手に収穫しているのだが、ノルトはハサミを持っていない。
何故なら、切断に道具を使う必要がないから。
ノルトはナスを手に取るとヘタのすぐ上で錬成による切断を発動、そして収穫したナスはそのまま籠の中へ。
ハサミを使う必要がないため手の流れに淀みがなく、しかも更にこれを両手で行う事が出来る。
つまり作業効率は他の家族の2倍以上。
当然収穫量は家族の中で断トツである。
「ノルトのお陰で収穫が捗るな」
「ホントに。最近の錬成魔法って凄いのね」
「ああ、俺ももう一度勉強し直してみるかな」
家族に褒められてノルトは嬉しそうだ。
「うん、カルア君のお陰で錬成魔法は凄く進歩したと思う。きっとこの先も凄い事になると思うよ」
「カルア君か・・・彼には本当にお世話になった。今回もまた結界具を用意してもらったし。一体どうやって恩返ししていけばいいのか・・・」
最近のタムボの悩みの種である。
「そうだね、僕の結界農園計画もカルア君の結界が主軸だし。僕は僕で彼のパーティメンバーとしてカルア君を助ける事が出来るように努力を続けるよ」
「ああそうだな。それぞれやれる事をやっていこう。まずはノルト、収穫した夏野菜をカルア君に届けてやってくれ。それに果物もな」
見事に育ったこの夏野菜達。
採れ立てのまま保管されたこの野菜達がカルア料理番ピノのお眼鏡に叶う事は、約束された未来。
「くっ、これでも斬れんか」
今日もまた結界案山子と向き合う、ネッガーの父ベスタ。
帰郷したネッガーがカルアからと言ってベスタに手渡したのが数日前の事、今ではすっかりベスタの日課となっている。
そして――
「ならば次は儂の番よの」
ネッガーの祖父のスターもまた。
「ベスタよ、おまえはまだ力に重きを置きすぎておる。必要なのは鋭さ、そしてそれを得るための脱力よ」
「そういう父上もまだ斬れた事がないではありませんか」
「ふんっ、見ておれ。今日こそにっくき案山子も真っ二つよ」
スターは鞘に収めたままの剣を左手で持ち、右手をその柄に軽く添える。
「父上、それは?」
「昔他国に旅した時にの。これはサムライと呼ばれる者達が使っていた技よ。彼奴等はカタナという変わった剣で使っておったが、それを儂の剣で再現したものだ。よいか、見ておれ」
呼吸を整え、半眼で案山子を見つめるスター。
その存在感は徐々に薄れ、だがそれに反するように場の緊張感は増してゆく。
やがて――
「――しゃっ」
スターの姿が一瞬揺らいだかと思うと、次の瞬間案山子の胴部分に刃が吸い込まれ、
「むっ!?」
剣はそこで停止した。
「やはり駄目でしたか」
落胆したように見え実は若干嬉しそうな様子で声を上げるベスタ。
だが、
「いや、よく見てみよ」
体勢を変えずにスターはそう声を返した。
言われた通り、案山子に近付いて刃先に顔を近付けて目を凝らしたベスタは、
「これは・・・いや、刃先が入っているのかこれ?」
「どうだ? 入っていただろう?」
「入っていると言えば入っているような・・・だが入っていないようにも見えるし・・・」
どちらとも判別がつけられない。
これに業を煮やしたスターは、
「ええい、ハッキリせん奴め。斬った儂が入ったと言っとるのだから入っとるに決まっていようが」
「そんな横暴な・・・」
「ふん、悔しかったらお前もこの程度まで出来るよう精進せい」
祖父と父の言い争いを見ながら、やはりピノ先生とクーラ先生が結界を叩き壊した事は言わないでおこう、と改めて心に決めるネッガーだった。
「Bランチ、お待たせ、しました」
一人用のカウンター席にランチセットを並べるワルツ。
「ワルツちゃん、久しぶりだ。夏休みで帰ってきたのかい?」
そこにいたのは昔からこの店に通い詰めるご近所のおじさん。
当然ワルツとも顔馴染みである。
「そう、書き入れ時は掻き入れ時。観光客からガッポガッポ」
「はっはっは、相変わらずしっかりしてるな。これならまだまだこの店も安泰だ」
「これからも、ご贔屓に。一生通い詰めて」
「ああ、そうさせてもらうよ」
母トレスと共にホール係を勤めるワルツ。
素っ気ないが塩ではない対応に、常連客、観光客問わず人気が高い。
そしてレストランは今日も和やかに時が過ぎる、かと思われたが・・・
「おいおい、何だこの店は? 客にこんなものを食わせる気か!?」
先ほどまで勢いよくランチを掻き込んでいた4人組の客が、突然立ち上がって騒ぎ出した。
店中の人達が何事かと視線を向ける中、そのうちの一人がほぼ空っぽになった皿から黒い何かを摘まみ上げる。
それは、港町では定番の――
FU・NA・MU・SHI、そうフナムシである。
ワルツはそのガラの悪い4人組のテーブルに近付き、
「フナムシが、好きなら、専門店に行って。うちでは、出してないから」
「何だてめえは!? この店はガキに料理運ばせてんのか!? オママゴトじゃねえんだよ!!」
「ナメた事言ってんじゃねえぞオラ! こんな店の食いもんに金なんか払えるか! つうかこんなもん混入させやがって、逆に金払いやがれ!!」
「そうだそうだ! ソンガイバイショーだ!!」
口々に騒ぎ立てるチンピラ達。
「つまり、クレーマーと、食い逃げ?」
「何だとぉっ!!!」
ワルツの言葉に激昂したひとりがワルツの首元を掴もうと手を伸ばし、
「Be cool.『冷却』」
ワルツの呟きとともにガタガタと震え出した。
「お、おい、どうした!?」
顔が真っ青になったその男に仲間が声を掛け、
「こうした。全員纏めて『冷却』」
他の3人も突然襲い掛かってきた寒さにガクガクと震えだし、その場に崩れ落ちた。
「食い逃げ
ワルツは4人の懐から財布を取り出し、その中身をテーブルに並べた。
「食い逃げ犯にしては、まあまあ?」
そして店の客を見回して何やら計算し、
「食い逃げ犯からの、プレゼント。お客さん全員に、お好きなドリンクサービス」
「「「「「わあーーっ」」」」」
そして拍手。
警備隊員に食い逃げ犯を引き渡し、ようやくレストランにいつもの平穏が戻った。
「まったく、この店で食い逃げしようとは馬鹿な奴らだ。それにしても『滅敵』トレスさんの精神はきちんとワルツちゃんに受け継がれてるようだし、やっぱりこの店はこれからも安泰だな」
にこやかにカウンター席で呟くご近所の常連さん。
だがふと考えを改め、
「いや、それはワルツちゃんがいい婿を捕まえてからか。・・・どこかにいないかね、普段から旨いもん食って舌が肥えてて、食材を捌くのを苦にせず、料理のセンスがありそうで、ワルツちゃんのお眼鏡に適うような前途有望な若者が」
と、軽く表情を引き締めて顔を上げる。
するとその呟きに応えるように、カウンターの向こうから声が聞こえてきた。
「ふん、あんな奴に、ワルツは嫁にやらん」
憎々し気なコクサンの声を聞き、常連さんは再び笑顔を取り戻した。
「何だ、いるんじゃないか・・・」
その頃、海の上で誰かがクシャミをしたとかしなかったとか・・・
「あーもうっ、勉強飽きたぁーーー!」
ここは王都、ベルマリア家の屋敷のとある一室。
ソファに身体を投げ出し、アーシュは大きく伸びをしながら叫んだ。
「ふふふ、アーシュ様、お勉強お疲れ様です」
そんなアーシュの脇に立ち、優し気に声を掛けたのはベルマリア家筆頭メイドのラスタである。
「ラスタぁ・・・」
そのラスタはアーシュが心から甘えられるひとり。
ラスタにすり寄るアーシュの姿は、まるで大好きな姉に甘える小さな妹のようだ。
「今は他に誰もいませんから、思う存分愚痴ってください」
(アーシュ様、いつも休憩時間が終わればキッチリ気持ちを切り替えて勉強に集中しますからね。今だけは思う存分甘えさせて差し上げなくちゃ)
長くアーシュを見てきたからこその信頼感。
「あーあ、みんな今頃何してるかなあ」
天井を見ながらアーシュは呟いた。
「パーティの時にお見かけしたアーシュ様のご友人達ですね。皆様それぞれクセが強そうな方達でした。でもアーシュ様、今本当に気になっているのはカルア様なのでは?」
「そっそそそそそそんな事無いわよっ! それはまあだってカルアの事は心配してるけど、別に好きとかそう言う事じゃ――」
「あらあらアーシュ様、私そのような事は一言も申しておりませんよ?」
「っ!? もうっ、ラスタの意地悪っ!!」
「そんな・・・これ100パーセント貰い事故ですよ・・・」
そんなじゃれ合いのような掛け合いの後、ふとアーシュは真顔になって。
「アーシュ様?」
「でもこの間の合宿でね、思い知っちゃったのよ。カルアとピノさん、あのふたりの間に割って入るのって、どうなんだろうって・・・」
アーシュの脳裏に浮かぶのは、自分達を庇って瀕死の重傷を負ったピノ、そのピノに必死に回復を行い、そして見た事のない程の怒りを燃やして敵を蹂躙するカルアの姿。
「アーシュ様・・・」
ラスタはソファの後ろに回り、アーシュの頭をうしろから優しく包み込んだ。
「弱気なんて『らしくない』ですよ。私、恋愛経験はありませんけど、大好きな物語にこんな一節がありました。『恋は戦い、迷わず敵から奪い取れ。
「それはそれでどうなのよ。あたしラスタの趣味の方が心配になってくるんだけど」
自分を優しく包むラスタの口から出た、そのあまりに過激な物語のセリフに思わずツッコむアーシュだったが、
「ふふん、だけどそうよね。確かに『らしくなかった』かも。よし、夏休みの間はピノさんにカルアを貸してあげるけど、夏休みが明けたらあたしのターン! 一気に捲るわよ!」
バッとソファから立ち上がり、そう宣言するアーシュ。
「ふふっ、その意気ですよアーシュ様」
ラスタは優しくアーシュに微笑みかけ、
「夏休みの間に勝負がついちゃってないといいですね」
上げて落とす。
「ラスタぁぁぁ・・・」
だがこれもアーシュの反骨精神に対するラスタの信頼感から来る言葉なのだ。
・・・多分だが。
「カルアーー! 夏休み終わるまで待ってなさいよーーっ!!」
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