第123話 エルフと聖樹とそして〇〇です

エルフの宴会。

ドワーフみたいな豪快な感じじゃなくって、何て言うのかな・・・普通のひと達が普通に盛り上がってる感じ? 素朴と上品の中間くらいで、でも笑い声は絶えないし、みんな心からの笑顔で楽しそう。


そんな中、今僕の周りには比較的声の大きなエルフ達が集まってる。

「ねえねえ、旅のお話聞かせて?」

「僕は冒険のお話が聞きたーい!」

「カルアお兄ちゃんは、どうやって聖樹さまを助けたの?」

好奇心で目をキラキラさせたちびっこエルフ達が。


「カルア君、我々エルフは寿命が長い代わりに子供が生まれにくいんです。ところが、20年くらい前から数年間、立て続けに3人の子供が生まれたのです。今カルア君の前にいるのがその3人で、この集落の一番の宝物なんです」


僕の横の席で、校長先生がそう教えてくれた。

へえ。じゃあこの集落で子供はこの3人だけなのか。5~6歳くら――いやちょっと待って、さっき校長先生何て言ってた? 『20年くらい前から数年間』って――


「さあ3人とも、お話を聞かせてもらう前に自己紹介しなきゃね」

「ぼくはカット、21さい!」

「ボク、レット。18さいです」

「キリカはキリカ、きょう15さいになったの」


一番下のキリカちゃんが僕より年上だった・・・


「3人とも、ちゃんと自己紹介できて偉かったな。そしてキリカは今日が誕生日だったか。誕生日おめでとう」

「ありがとう、ラーバルおじちゃん。にへへへへ」

「カルア君、今君は心の中で引っ掛かりを感じたと思うけれど、我々エルフは寿命の違いから時間の感じ方も違うんだ。この3人は見た目通りの年齢と思って接してあげてくれ」

「はい」


そういう事なら、年齢は聞かなかった事にしよ。

あ、でも・・・


「キリカちゃんは何か好きなものある?」

そんな僕の問いに、キリカちゃんはほっぺたに手を当てて一生懸命考え、

「えっとね・・・お馬さん! キリカ、しろいお馬さんがすき!」

お馬さん、か・・・


とそこへ、カットとレットも話に参加してきた。

「ぼくも、しろいお馬さん、すきーー」

「ボクもー。しろいお馬さん、そら飛ぶの!」

「「とぶのー―-!!」」

「は?」


馬が・・・空を飛ぶ?

僕の知ってる馬じゃ・・・ない?


どう返事していいか分からない僕に校長先生が、

「以前、遠い他国のおとぎ話の本を読んであげた事があるんです。そうしたら3人とも非常に気に入ったようで・・・そうか、今でもまだあの話が好きなのか」

と、そのおとぎ話について説明してくれた。


「それは白い馬に乗った騎士団のお話なんですが、とある村で3人だけ生き残った子供がその騎士団に拾われ、そして一緒に旅をしていたんです。ところがその旅の途中、一本角の赤い大きなオーガが率いるオーガの群れに襲われてしまう。騎士団は懸命に戦うが徐々にその数を減らしていき――」


大変だ。騎士団がやられちゃったら子供達だって・・・

どうなるんだろう、早く続きを!!


「その時、普段荷車を曳いている白い老馬が3人に語り掛けます。『これまで普通の馬のように振舞ってきたが、実は私はいにしえ神馬しんめの生き残りだ。今こそ残された最後の命を燃やし、世話になった皆を救おう』と」


おお、神馬!!


「3人の子供を乗せた神馬は眩い光とともに巨大化し、そしてふわりと浮き上がると、そのまま空を駆け始めました。そしてオーガの群れを駆逐し、聖なる魔法で倒れた騎士たちを回復し、その命を救ったんです」


うぉぉ!!

神馬っ!! 神馬っ!!


「やがて神馬からあふれ出ていた光は消え、神馬は元の老馬の姿に戻ります。そして子供たちを背から下ろした神馬は、『これで私に残されていた命は全て燃やし切ったが、最後にお前たちを助ける事が出来て私は満足だ。この先私はもう一緒に旅する事は出来ないが、皆の幸せを祈っている』と言い残し、細かい光の粒になって天に昇っていきました」


「神馬ぇーー!!」

「「「お馬さぁーーん!!」」」

「「「「「・・・・・・ぐすっ」」」」」

叫ぶ僕達、そして薄っすら涙を浮かべて聞き入る大人のエルフ達。

「というお話なんです・・・」



馬が空を飛ぶっていうのは理解した。

だって神馬なんだから・・・飛ぶに決まってるよ!

だから・・・


席を立ってテーブルの無い所に行き、セカンケイブから持ち帰った木材を取り出した。

そしてそれを魔石とともに融解し、中空の馬を作る。

でも相手は小さな子供。リアル志向よりも手足が短いぬいぐるみのような馬がいいかな。


で、ちっちゃな子供が乗り降りしやすいように、手足を前後に投げ出してお腹を地面にペタンとつけるようにしよう。

鞍の前には手すりを付けて、ついでに安定性の高い椅子みたいな形に。


最後に白い色といくつかの付与をしたら、

「完成! キリカちゃん、お誕生日おめでとう。これは誕生日プレゼントだよ。カット君やレット君と一緒に遊んでね」

白い木馬の完成!



ちっちゃな目を真ん丸にしてたキリカちゃんだけど、やがて、

「すごーーーーい! しろいお馬さんだ――――!!」

と駆け寄って、木馬に抱きついた。

その後ろからはカット君とレット君も。


「カルアお兄ちゃん、キリカこれ乗っていいの?」

「もちろん乗れるよ。そこの椅子に座ったら、前の手すりをしっかり握って」

「うん!」


ちゃんと座ったのを確認したら、木馬にゆっくりと魔力を注ぐと・・・

「あれえ・・・お馬さん、うかんでる?」

白い木馬は地上50センチくらいの高さまで浮かび上がる。


ビックリしてるキリカちゃんに、

「頭の中で『前』『後ろ』『右』『左』『止まれ』『降りる』って馬に伝えると、その通りに動いてくれるからね。やってみて」

「うんっ! まえぇーー」

木馬はゆっくりと前に進み始めた。




よかった、喜んでくれてるみたい。

ひとりが木馬に乗って、他のふたりがそれを追いかける。

仲良く代わる代わる木馬に乗って、楽しそうだ。

作ってよかった。


ほっとして席に戻ると、校長先生と長が左右からもの凄い目で見つめてくる。

そして席に座る大人のエルフ達も。

「ええっと・・・」

エルフって誕生日プレゼントとかの習慣がなかったのかな・・・


「あの、勝手にプレゼントとかしちゃったのって、もしかしてまずかったですか?」

「ああいや、そういう訳ではなくって・・・子供達も喜んでいるしむしろ有難かったのだが・・・」

ああよかった。

でもだったら・・・


「それじゃあ皆さん・・・どうしたんですか?」

僕の声でハッと我に返った長が、

「ああすまない。空飛ぶ魔道具など見た事も無く・・・しかもそれを目の間であっという間に・・・見たところ時空間魔法と錬成魔法を高度に組み合わせた技術のようだが?」

「ええそうです。あ、でも安全性とかはちゃんと考えてありますよ? あれ以上高くは浮かないし、あれ以上の速度も出ないし。それにぶつかっても怪我とかしないように柔らかくしてあるし」


「・・・ラーバルよ、お前の学校ではこのような高度な教育を行っているのか? それとも人間の間ではこれが普通なのか?」

「そんな訳ないでしょう! 長だってホントは分かってるくせに」

「ではやはり彼だけが特殊という事か?」

「はは、私も苦労してるんですよ?」

「ああ。あの無自覚さ、さぞ苦労している事だろうな」

「ええ、実に・・・」


おふたりとも、僕を挟んで溜息を吐くのはやめてください・・・




「ふむ、しかし時空間魔法と錬成魔法の両方に長けているとは・・・まるで『精霊祖せいれいそ』のようではないか」

「精霊祖?」

初めて聞く名前だ。精霊とは違うの?


「精霊祖とはな、我々エルフ、ドワーフ、そして姿を見た事は無いが精霊、この三種族の共通の祖と言われている存在だ。精霊祖から時空間魔法を受け継いだのがエルフ、錬成魔法を受け継いだのがドワーフ、そして世の理を司る役目を持ったのが精霊、と言われている」


「へえ、それって初めて聞きました・・・それじゃあその『精霊祖』というのは、大昔に存在していた種族って事?」

「いや、種として分岐しただけだから、おそらく今でも存在していると思うが・・・それ以上の事は私も知らん」


「あれ? でも確か『エルフとドワーフは精霊から生まれた』って聞いたような気が・・・」

「ああ、『精霊祖』については我々エルフの中でも一部の者にしか伝わっていないからな。世間一般ではそのように変化して伝わっているのだろう」


「まあそれに乗っかった私が、旅をしながらそう広めてきたというのもありますけどね。精霊自体、見た事ありませんでしたし」

「確かにな・・・ん? ちょっと待てラーバルよ。『最近まで』とはどういう事だ?」

「あ・・・」




「後ほどじっくり訊かせてもらうぞ?」という長に、校長先生は困ったような笑いとともに「今はうたげを楽しみましょう」と返し、とりあえず長の追及はそこで止まった。

校長先生、頑張って下さいね。



その後、ピノさんのカレヱを振舞ったら、目をぐるぐるさせたエルフ達がすごい勢いで群がって食べ尽くしたとか、『お馬さんといっしょにとびたい』って言う子供たちを結界に載せて飛ばせてあげたらまた驚かれたりとか、それを見た校長先生と長が頭を抱えたりとか、そんなイベントを挟みながらも宴会は終了。

エルフの宴会はドワーフの宴会とは違って、夜遅くなる前に片付け終わって解散する、そんな健全な宴会だった。


宴会の後、長に引っ張られていった校長先生がどんな話をしたのかは知らない。

だって僕はすっかり気に入られた子供達に連れて行かれ、そのまま一緒にベッドで寝ちゃったから。


そして次の日の朝。

「さて、それでは行きますよ」

その声とともに、校長先生と僕は再び聖樹の元へとやって来た。

その横に立つ長と一緒に。

校長先生、昨日あれから長に何を話したんですか・・・




「さて、それでは私から説明しよう。カルア君、昨日ラーバルに拷も――尋も――教えてもらったんだが」

今、拷問とか尋問とか言いかけた!?


「王都を囲むダンジョンには、それぞれ『ダンジョンを司る精霊』が住んでいるとか。そしてその精霊たちは、君と随分仲が良いそうじゃないか」

校長先生に目を向けると、すっと目を逸らされた。


・・・まあいいけど。

エルフの長だったら、多分おかしな考えなんて持たないだろうし。


「そして、君が精霊から聞いたというダンジョンの役割。『根幹の魔力』を使用してひとの力を大地に送る、それはまるで聖樹と我々の関係のようではないか」


うん、それは僕も感じた。

でもそれとここに来た理由にどんな繋がりが?


「その時私は思ったのだ。であれば、この聖樹にもそれを司る精霊が住んでいるのではないかと。そして精霊と相性のいい君が一緒ならば、その精霊が姿を現すのではないかと」


「なるほど、つまり・・・」


「カルア君、聖樹に精霊がいるというのなら、私はその精霊と会ってみたい。話してみたい。だから私は・・・君を餌に精霊を一本釣りに来たのだ!!」

「言い方ぁーーーっ!!」


僕の渾身のつっこみは一陣の風となり、そのまま聖樹の間を吹き抜けていった。

そして――

『エルフの長よ、あなたの気持ちは理解しました』

そんな声が頭に響いた次の瞬間、聖樹の前に純白のワンピースを纏った清楚な女性が現れた。

「私はこの聖樹の精霊です。私の事はセージュとお呼びください」


聖樹の精霊、ホントに釣れちゃったよ・・・




セージュさんの前で、長は涙を流して跪いている。

「おお聖樹様、いつも我々エルフをお導きいただき、感謝申し上げます」

この言葉にきょとんとした顔のセージュさんは、

「あの、導いた事は無かったかと思いますが」

だが長は止まらない。


「いいえ、我々エルフはあなた様に導かれ、守られ、生かされているのです」

その長に、ますます困り顔になるセージュさん。

「ええと、守っている自覚も無いというか・・・」

「・・・いや、でも! でも生かされているというのは正しいですよね!? だってほら、あなたから頂いた魔力で我々生きている訳ですし!」


「あの、何て言うか・・・私があなた達に魔力を送っているのは、そこから変化させたあなた達の魔力を得る為ですよ? だから私からしたら、ええと、葡萄を渡してワインをもらっているというか・・・そうつまりほら、あれです。共存共栄、WinWinの関係って事です!」


どーーーーん!

って感じで衝撃を受けたような表情になる長!

・・・は、とりあえず置いといて、セージュさんには僕も訊きたい事が。



「セージュさん、ひとつお訊きしたいんですけど」

「はいどうぞ?」

「聖樹にこの魔道具を取り付けたのは誰ですか?」

昨日取り外した魔道具を見せる。

それを見つめ、悲しそうな表情を見せたセージュさんは、

「わかりません」

と小さく答えた。


「え? だって――」

「あれはそう、20年くらい前の事でしょうか。それまで100年以上も数を増やそうとしなかったエルフ達の為に、この聖樹の魔力の収支は徐々に悪化してきていました。何とかそれを改善しようとした私は、根幹の魔力とともに『エルフをその気にさせる』魔力を流し始めたんです」


・・・あれ?

何だかちょっと話が怪しげな方向に・・・


「私は頑張りました。そう、すごく頑張ったんです。そしてそれから5年――あれ? 6年だったかな――何とか3人のエルフを増やす事に成功したのです」


カット、レット、キリカ・・・

セージュさんが頑張った結果だったんだ・・・


「すっかり疲れ果てた私はそのまま眠りにつきました。そして3年後に目覚めた時――」


3年も寝てたの!?


「ふと魔力の流れに僅かな違和感を感じたのです。『ま? ちょコレ魔力少なくね?』と」


あれ? 今僕も何か違和感・・・


「ですが、減少した魔力は全体から見れば極僅かでしたので、その違和感も気のせいだろうと思うようになり、やがて気にならなくなりました。今にして思えば、疲れ果てて眠りについたその3年の間に取り付けられていたのでしょうね」


「つまり、エルフに力を使い切って疲れ果てていなければ――」

「はい。このような物を取り付けられる事も無かったでしょう」


セージュさんとふたりで長を見ると、

「はいぃ!! 戻ったらすぐ全員に子作りを奨励し、所得倍増計画を――」

「無理でしょうね」

「え?」

必死で改善案を話し始めた長と、それを遮るセージュさん。


「おそらくですが、あなたや私がヤレと言ったところでどうにもならないでしょう。本人達をその気にさせない限りは・・・」

「で、では一体どうしたら・・・」


そこでセージュさんは僕を見て、

「あなたが昨日エルフ達に振舞っていた肉、あれは生きている状態と遜色無い程豊富な魔力を含んだ素晴らしい、そしてあり得ない逸品でした。昨夜はあれを食べた何名かのエルフが、早速あの後ムラムラビンビンと頑張っていたようです。もしかしたら近々新たな子が誕生するかもしれませんね」

「なっ何と・・・」


長は畏まった表情で僕に直り、

「カルア君、いやカルア殿。昨日のお話によればあの肉はまだまだ大量にお持ちとか。どうか我々エルフを助けると・・・いや増やすと思って、それらを我々にお譲りいただけないだろうか。もちろん正当な対価はお支払いしますので! 是非に! 是非に!!」

とにじり寄り、縋り付いてくる。


いや怖いよおじいちゃん・・・

っていうかエルフって・・・

あのお肉食べると増えちゃうんだ・・・


「あっはい、本当にたくさんありますから大丈夫です。ヒベアと金属バットを合わせて数100体はお譲りできますよ」

「おおおお・・・ベビーラッシュ・・・」


そしてセージュさんが、

「私からも感謝します。お礼にこれを進呈しましょう」

そう言って、僕の頭に手のひらを乗せ――


ピンっ

あっ、今何かが繋がった?


「カルアさんと言いましたね。今あなたとこの聖樹の間にパスを繋ぎました。今から体内の魔力を循環し、そのパスを通じてそれを聖樹に送ってみてください」


セージュさんに言われた通り、魔力をぐるぐる循環して・・・

あ、長がビックリしてる。まあそれは置いといて。


その魔力を今繋がったパス――これかな?――から聖樹へ・・・

うん、ちゃんと送れてるみたい。

じゃあこのまま、ずびゅーーっと・・・


僕の魔力を聖樹に送ると、それと同じだけの魔力が聖樹から流れ込んできた。

あ、聖樹のこれ・・・根幹の魔力だ。


「どうです、聖樹の魔力は? その魔力はサラッとしていて扱いやすく、どんな属性にもよく馴染むんです。カルアさんの匂いが詰まったドロリ濃厚な魔力も非常に魅力的ですが、魔法として使うには聖樹の魔力の方が適しているでしょう?」


確かにこの魔力、軽くて循環とかがすごくやり易そう。


「あなたの体内に蓄積された聖樹の魔力は、時間とともに徐々にあなたに染まっていきます。そのあなたの体内の濃いのを私にたっぷり注ぎ込んでください。そうすれば、聖樹はいつでもあなたに新鮮な魔力を送り続けます。聖樹に注いだ分だけでなく、他の事に使った魔力の分も、ね」


ちょっ・・・それって・・・


「そうですねぇ・・・聖樹の魔力はあなたの中で3日間くらい寝かせればドロッドロになるでしょうから、それを私にたぁっぷり注いでください。頻度は月一くらいで十分ですから。それだけでカルアさん、あなたはこの先一生魔力使い放題! ですよっ」





聖樹の間。

カルア達が帰り再びいつもの静謐さを取り戻した聖樹の前で、セージュはひとり呟いた。

「クアルト様、あなたのご子息が私を救ってくれましたよ。ふふふ、あのお顔、そしてあの魔力・・・本当にクアルト様そっくり・・・」




▽▽▽▽▽▽

この精霊、思春期男子の前で何を口走るのかと。

小一時間問い詰めたい・・・

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