第6話 フランスとカナダとスペイン

ドイツ滞在初の水曜日、

今日も目覚めがいい


アルバロ「よー!今日も元気にいこうな!」

颯「う、うん、えーと」

アルバロ「あ、俺スペインから来たアルバロ。よろしくね」

颯「アルバロさん、うん、よろしくね!」


アルバロは、とっても気さくなスペイン男

年齢は27歳って言ってたかな。

社会人だ。

このボランティアの参加年齢の上限が29歳までだったから

こういう構成が生まれる。

うん、愉快で多様性があって全然あり笑


昨日と同じくサンドイッチだ。

味は、ハムやらレタスやらブルーベリージャムやらで、

至ってシンプル

美味しいわけでもまずいわけでもない笑

今日はビールに飽きたので、水道水を口にした。

少し心配もあったが、シュファやビンルイも昨日からスイスイ飲んでたから、

同じアジア人だから自分も飲んで平気な水道水だと判断した。


アルバロ「今日も大汗かいてうまい飯食おう!」

颯「そうだね。アルバロは、彼女とかいるの?」

アルバロ「元妻がいるよ」

颯「そ、そうだったんだ。新しい恋が見つかるといいね」

アルバロ「ありがとう!そういう颯はどうなんだい?」

颯「俺は、いません笑」

アルバロ「いい恋しろよ!」


今日は一日雑草抜きと小石だらけの土をまっさらな土に入れ替える一日となった。力持ちのアルバロと基本的に多くの時間を費やした。

暑苦しいところが多くあるが、仲良くできる男だ。


活動の帰り道、ロシアからきた女性二人と挨拶をすることができた。

アレクサンドラ「この近くに公共プールがあるみたいね」

アナスタシア「あら、どうしようかな」

アレクサンドラ「私は、やめとこうかな。いく人行かない人半々らしいわ」

アナスタシア「そうなんだ。じゃあ私も行かない派になろうかしら」

アレクサンドラ「颯はどうするの?」

颯「いくよ!泳ぐの好きだし、涼しくて楽しそうじゃん!」

アレクサンドラ「仲の良いアルバロたちと楽しんできてね!金曜日くらいに行けるかもってエマが言ってたわ」


アレクサンドラは、168cm程の身長ですらっとした美しいロシア女性

学校の友達だというアナスタシアは、大人しそうな子だった。

嫌な感じは全くしなかったが、おそらくこの二週間で仲良く一緒にいる事はなさそうだなと、なんとなく感じた笑


今日まで挨拶もできてないのが4人

フランスから来た爽やかな男、ファビアン

同じくフランスから来たすっごく小柄な社会人女性、パトリシア

カナダから来たスタイルのいい女性、ソフィア

そして明るくてよく笑うリサだ

この4人はよく一緒に集まる仲良し組みになりつつある。

明日の目標は、この人たちと仲間になること。

そう決めて、すやすやと眠りについた。


ん、お腹がグルグル言ってんな。

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