第4話 美しきリサ
あまりにも魅力的な女性に唾を飲み込んだ。
リサという女性でスペインから来た獣医の卵だそうだ。
ラテンのイメージそのままで、明るく小麦色の肌
ブラウンの瞳に思わず吸い込まれそうだった。
リサの美しさに見惚れてイントロの話が全然頭に入ってこなかった。
今日は、みんながお互いのことを知れるように近くの丘にハイキングに行くことになった。
息を切らしつつもみんな近くの人とお喋りをする。
アフメト「日本から来たんか?」
颯「そうだよ、アフメトは?」
アフメト「俺はトルコから。んで、こいつは俺の同じクラスメイトのセミル」
セミル「よっ!始めまして。よろしくね。」
颯「セミル、アフメト、よろしくね」
アフメトは、わずかにオレオレ感が漂う男だが、決して悪い奴じゃない。
でも個人的には、あまり好きじゃないな笑
セミルは、小太りなのが第一印象だけど、アフメトと違って人当たりがよくて好きだ。
丘の上に到着して、各々準備を手伝い、優雅にティータイムだ。
少し肌寒い。
ビンルイ「やあ、僕はビンルイ。君は?」
颯「颯と申します。ビンルイは中国から?」
ビンルイ「違うよー。台湾。シュファと同じ」
中国人かと聞いたら、露骨に嫌な顔されて少しびびった笑
ビンルイは、とても背が高い。多分180cm以上ある。
メガネをかけたお坊ちゃんな感じで、少し不思議ちゃん感が漂う。
シュファとは、国籍が同じだけで知り合いではないみたい。
集合してから今この瞬間までぜったにスマホを手に握りしめてる。
既に周りからWi-Fiボーイとあだ名をつけられちゃってる。
でもまあ、憎めない奴。
夜ご飯は、みんなで体育館でとることに。
今晩は、エマとハンナがドイツ料理を俺たちにご馳走してくれた。
明日の晩飯からは、各国籍別で料理をみんなに作ってあげるということになった。こうなることを見越して、ジャパニーズヌードルを15人分は賄える分持ってきていた。
食後は、ビンルイやシュファと話をして過ごした。
どでかい冷蔵庫には、レモンビールのビンが本当に山ほどあった。
常にビール瓶片手に話をして過ごす、そんな毎日が今日から幕をあげた。
遠くで女子会が開かれてた。
まだ名前も知らない子が沢山いる。
明日から一人ずつ、仲良くなっていこうと思う。
特に、リサのことが気になって仕方ない笑
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