第33話

* 彼と手を繋ぎ、やって来ました駅前のショッピングモール!本当はデートも兼ねて出掛けたいところではあったのだが、あいにく外は雨だ。その為今日は家でゆっくり過ごすことになったのだ。ちなみに、彼の希望により今日の晩御飯はカレーライスにすることになった。というのも先日テレビでカレー特集をしていて食べたいなぁと言っていたことを覚えていたのでリクエストしたのだとか、さすが元天才外科医だ。記憶力も良いのだろう、流石としか言いようがない。

(やっぱり優しいなぁ)

そんなことを考えているうちに私達はスーパーに到着していた。中に入った途端、様々な食材の香りが混ざり合ってなんとも言えない良い匂いが漂ってきた。すると隣を歩いていた先生が不意に私の手を引いたかと思うと耳元でこう囁いた。

「今夜はカレーライスにしよう、材料も揃っているみたいだしね」

「っ!?」

それを聞いた瞬間、自分でも驚く程に体がビクッと震え上がり耳まで真っ赤に火照るのがわかった。きっと今の私の顔はトマトみたいに真っ赤なことだろう。それくらい恥ずかしいセリフを平然と言ってしまう彼はやはり恐ろしい男だ。そしてそんな彼に翻弄されている私が一番の愚か者かもしれない。そんなことを思っているといつの間にか買い物かごを持った先生が私の手を引いて歩き出していた、そして野菜売り場まで行くと早速キャベツを手に取りながら再び口を開いた。

「そう言えばさっきの話だが、明日から早速僕の為にお弁当を作ってくれないかい?」

その言葉に驚いた私が咄嗟に聞き返すと、先生は少しだけ照れくさそうに頬を掻きながら答えた。

「実を言うとね、実はずっと前から作ってもらいたかったんだよ……ダメかな?」

(うっ……!その顔はずるいよぉ〜///)

捨てられた子犬のような瞳で見つめてきながらそんな風に言われてしまえば断れるわけもない、むしろ喜んで作らせて頂きますとも!あぁもう本当に可愛いなぁもうっ!大好き!!←末期患者予備軍 というわけで翌日から私は先生のためにせっせとお弁当を作り始めることとなった。と言っても最初はなかなかうまくいかず失敗ばかりだったけど今ではようやく慣れてきた頃だ、もちろん味見役はもちろん先生のためなのだが、最近は先生にばかり食べさせるのが申し訳なく感じてきたところだ。そこで考えた私はある事を思い付きさっそく実行に移す事にした。

* 翌日の放課後、授業を終えた生徒達が次々と下校していくなか、一人の女子生徒に呼び止められた彼女はそのまま教室の中へと入っていった。彼女の名前は水瀬彩花、この学校で一二を争う美少女の一人だ。そんな彼女に呼び出されたのだから普通は男子ならば胸を高鳴らせるシチュエーションなのだろうが彼女を呼び止めた男子生徒の表情はどこか曇っているようにも見えた。

そして教室に誰もいないことを確認すると少女は話を切り出した。その内容は─────、

「あ……あのさ……今日時間ない?ちょっと相談したいことがあって……」

それは他でもない、水瀬にとっての恋敵であり、親友でもある『神崎玲奈』のことだった。しかし当の本人であるはずの彼女がなぜか浮かない表情をしていることに気がついた水瀬は少し怪訝な表情を浮かべて彼女に問いかける。

「なに?どうしたの?」

「えっと……その、なんていうか……うん」

珍しく歯切れの悪い返事を返してくる友人の様子にますます疑念が深まった水瀬は再び問いかけてみた。

「何かあったの?もしかしてあの事と関係してるの?」

その質問に対して少し間を空けてから静かに頷く玲奈を見て、どうやら思った以上に深刻な話になりそうだと感じた彼女は場所を変えることにして場所を移動するのだった。

────── ***

***

*side:Shizuka.A ******(まさかこんな事になるなんて……)

今現在の私はとあるカラオケ店の個室の中で絶賛現実逃避中だった。何故こんなことになってしまったのかと言うと、話は今朝まで遡ることになるのだが───────、 * 昨日の放課後に呼び出され、嫌な予感をビシバシ感じていたものの仕方なく行ってみると、そこには同じクラスの友人とその隣に立つ男の子の姿があった。しかも二人ともなんだかとても嬉しそうな笑顔を浮かべていてそれを見た私はすぐに察したのだ、あぁこれはアレだ告白だと、そう確信した瞬間にはその場から一目散に逃げ出したかったがそんな事をすれば二人に変に思われると思い、グッと堪えた。だがそれも無駄に終わった。なぜならその直後いきなりその二人が抱き合ったかと思えばなんとキスをしたのである。突然のことで動揺してしまったがそれ以上に二人のキスシーンを見せられた私の中にはとてつもない嫌悪感が込み上げてきて我慢できなかった。なので逃げるようにその場を後にした後、二人とはそれっきり会っていない、当然向こうから連絡が来ることもなかったのでこれで縁が切れたと思った私は学校が終わると真っ直ぐ帰宅することにした。ところがそんな私に声を掛けてきたのは昨日の一件で大喧嘩していた筈の美香だった。

「……ねぇ」

「……」

声を掛けられたが無視して横を通り過ぎようとしたその時、突然肩を掴まれてしまった。それでもまだ無視していると今度は頬を軽く叩かれてしまった、思わずカッとなって手を上げそうになったが何とか堪えることができた私は美香の方に向き直ると怒りを抑えた声で話しかけた。

「何か用?」

「あんた、どういうつもりなのよ」

何が?と聞き返そうとしたがその前に向こうが先に話し始めてしまう。

「なんであの子の誘い断ったのよ、あんな可愛い子めったにいないわよ?」

そう言われても特に興味が無い私にとってはどうでもよかったので適当な返事だけ返したら急に怒鳴り声をあげ始めた。「あんたね!せっかくチャンスを与えてやったのになんでそれを無駄にするのよっ!」

「はぁ?なにそれどういう意味?」

「だから!あんたがあいつに告られるようにお膳立てしてやったって言ってんだろーが!!」

「……は?え?待ってちょっと待って、どういうこと?もしかしてあれってアンタの仕業だったの!?ふざけないでよ!なんでそんな真似したわけ!?」

予想だにしていなかった答えを聞いて一気に頭が混乱してしまい、感情のままに詰め寄ってしまった私だったが相手は怯むどころか逆ギレしてきて更に声を荒げてくる。

「ふざけんなぁ!?元はと言えばあんたがハッキリしないのが悪いんでしょうがぁぁ!!!」

「なっ……!わ、私はちゃんと断るつもりだったもん!それを勝手に早合点したのはそっちでしょう!?」

「うるさーい!言い訳すんなぁぁぁ!ていうかそもそも私を差し置いてなんであんたなんかが彼氏できるのよぉぉ!!意味わかんないんですけどぉぉぉ」

完全に頭に血が上っている美香は目を血走らせながら私を睨みつけていた、だが正直そんなこと言われてもどうしようもないので私も睨み返すことしかできなかった。

「なによ!私が悪いって言うの!?そんなん知らないわよ、だいたい私の気持ちだって知ってたくせにどうして邪魔しようとするわけ!?」

「そんなの当たり前でしょ!私だってあんたの事が好きだったんだからっ!」

その言葉を聞いた瞬間、心臓が飛び跳ねるようにドキッとして一瞬だけ固まってしまった。だがなんとか冷静さを取り戻しつつ、ゆっくりと相手の顔に目を向けると今にも泣きそうな顔で私のことを睨んでいた。そんな彼女を見た私は何も言えなくなってしまい黙り込んでしまう。しばらくお互い無言のまま気まずい空気が流れるなか最初に沈黙を破ったのは彼女だった。

「……ねぇ覚えてる?」

何を?なんて野暮なことは聞かなかった。何故なら私達の間でその話が出てくるということは必然的にあの時の話になってしまうからだ。それは今から五年前の出来事、私達は幼馴染で幼稚園の頃からずっと一緒に過ごしていたが中学に入った頃に徐々に疎遠になっていき、高校生になった時にとうとう話すこともなくなったまま別々の道を歩み始めることとなった、そしてそれから一年後……高校二年生になりようやく気持ちが落ち着いた私が久しぶりに話し掛けた時、すでに彼女の心にはもう違う人がいて私の存在など眼中に無かったらしい。そしてその相手こそが神崎玲奈さんだった。それを聞いた時の私は悔しくて堪らなかったし、悲しくて泣いた、あんなに大好きだったのに、と。だけどその時の私にはどうすることも出来なかったから諦めるしかなかったのだ。

そんな苦い思い出を思い出していた私に彼女はこう続けた。

「本当は今でも諦めきれてないんでしょ?だったらもう逃げちゃダメだよ!たとえ相手に恋人が出来たとしても奪い返してやればいいじゃない!あの時、あんた言ってたよね?どんなに辛いことでも苦しいことでも絶対に投げ出さないで最後までやり遂げるんだって、それって今も変わらないんじゃないの?それに、そうやってウジウジしてる暇があるなら当たって砕けろの精神で突撃してきなさいよね!見てなさい!この私が必ず神崎さんと恋人同士になるんだから!!まぁ、あんたに譲る気なんてないけどね♪」

そう言うと同時にニコッと笑った彼女に呆気にとられた私はただただ呆然とするしかなった。だがしばらくして我に返るとすぐさま抗議しようとしたが時既に遅し、彼女はそのまま颯爽と部屋から出て行ってしまった。一人残された私は暫くの間その場に立ち尽くしていたがふと我に返った途端、大きな溜息と共に脱力してしまうのだった。

(はぁ……またいつものパターンかよ、っていうかこれ絶対楽しんでるだけだよね?全くいつも余計なことばっかりしやがって)

心の中で文句を言いつつも心のどこかで感謝している自分がいることには気づいていた。だがだからと言って素直に感謝する気にはなれないのも事実でありどうしたものかと考えを巡らせているうちに一つの名案が浮かんだので早速行動に移すことにした。

***

***

** そして翌日の放課後、私は神崎さんの教室の前に立っていた。実は彼女を呼び出すために昼休みのうちにクラスの女子達にお願いをしてそれとなく噂を流して貰ったのだ、その結果彼女が一人で帰るところを見かければ他の女子生徒達もついて行きやすいだろうし何より告白しやすい雰囲気作りができると思ったからである。すると狙い通り一人の女生徒が一緒に帰ろうと誘っている光景を目にした。もちろん彼女も満更でもない様子だったのだがタイミング悪く彼女のスマホが鳴ってしまった為、彼女は申し訳なさそうにその誘いを断っていた。どうやらそれは電話だったらしく画面を見ると慌てて電話に出た後一言二言会話を交わしてから教室を後にする姿を見送った後でこっそりその後をつけることにしたのだった。

そして暫く歩くこと十数分……その間、特に何事もなく歩き続けながらも周囲に気を配りながら歩いていた時だった。不意に視界の隅に写り込んできた姿に驚いた私は反射的に近くの電柱の影に身を潜めてしまう。そこには確かに『彼』がいた、そう、私が呼び出した人物は玲奈ではなく他ならぬ先生だったのだ。だが別に彼がここにいることにはなんの疑問も感じなかった、ただ単純に何故こんなところにいるのかという謎だけが残った。しかしそんな事はすぐにどうでもよくなった、何故なら彼と話をしている女の子に私は見覚えがあったからだ。

「……嘘、どうしてあの二人が一緒にいるの……?」

そこにいたのは以前先生と仲良さそうに話しているところを目撃したことのある子だったからだ。確か名前は……そうだ!宮野愛梨ちゃんだ、何故彼女と先生が一緒にいるのだろう?私は気になって二人の会話を聞いてみることにした、すると───────、 *

「すみません、急に呼び出してしまって……」

申し訳なさそうな表情で頭を下げる少女に対し彼は首を横に振って答える。

「いえ、構いませんよ、それで用件とは一体なんですか?」

「はい……あのですね……えっと、その……実は私……先生の事が好きです!私とお付き合いしていただけませんかっ!!」

意を決して告白した彼女に彼は少しだけ考え込む素振りを見せたあと彼女に優しく微笑み掛けた後に答えた。

「ごめんなさい、僕今好きな人がいるんです」

その言葉に少女は一瞬悲しげな表情を浮かべたがすぐに笑顔を浮かべるとすぐに返事を返した。

「そうですよね……わかりました、ありがとうございます!」

そう言うと少女はその場から逃げるように走り去ってしまった、残された男はその姿を見つめながら呟いた。

「さて、次はどんな方法で彼女を僕の物にしようか……くくくっ、アハハハハハハハハハ♪────────」

to be continued……?* ******(あれれ?おかしいぞぉ~?なんでこうなってんの!?)

私は困惑していた。それはなぜかと言うと何故か目の前に私の恋敵である水瀬彩花がいて、あろうことかその相手がよりにもよってうちのクラスの担任教師だったことに驚いているからなんだけど、それよりももっと問題なのはそんな二人を私が隠れて見ていたことである。え、待って、なんでこんな展開になってるの?てかいつの間に私以外の全員がグルになって私をハメようとしてたわけ??マジで意味わかんないんですけどぉぉ!! そんな風にパニックになっている私をよそに目の前の二人は話を続けていた。

「……そ、そっか、やっぱりあの子のことが好きなんだ……」

少し涙声になりながらそう言った水瀬はどこかホッとしたような表情をしていた。そんな彼女を見た先生は心配そうな顔で彼女に問いかけた。

「あの……もしかして僕が貴女をフッたことと何か関係があるんですか?」

「うん……ちょっとね、色々とショックで泣いちゃったんだけどおかげで吹っ切れたわ」

そこで一度言葉を区切った彼女は軽く深呼吸してから先生に言った。

「あのね、実は昨日のこと全部見てたんだ……貴方があの子の事が好きだって知った時はホントにショックだったけど不思議と嫌な気持ちにはならなかったの、寧ろ納得しちゃったぐらいかな……だって凄く楽しそうにしてたもん、貴方と一緒にいる時のあの子はとても幸せそうだった……それを見た私は貴方の事を本当に好きになったんだって実感できたのよ」

そう言って微笑む彼女の顔はとても綺麗で思わず見惚れてしまったけど直ぐにハッとして再び二人のやり取りに耳を傾けることにした。すると今度は先生の方が口を開いたので聞き耳を立てることにする。

「そうですか……それを聞いて安心しました、僕もこれで心置きなく彼女を手に入れることができますからね♪」

「…………へ?あ、ちょ、ちょっと待って!」

突然慌てだした彼女はワタワタしながら必死に訴え始めた。そんな彼女の様子を不思議そうな顔で見た先生は首を傾げる。

「どうしたんですか?」

「こ、これってどういうこと?つまり貴方は神崎さんの事が好きじゃなかったってことなの??」

「あぁそういうことですか、安心してください、僕は今でも彼女のことは好きですよ?勿論、一人の女性としてですが」

さらっとそんなことを言われた水瀬は一瞬硬直したあと顔を真っ赤にしてしまった、そして次の瞬間、今まで聞いたこともないほどの大音量の声が辺りに響き渡ったのだった。

「はぁ!?そんなの聞いてないしー!?」

そんな叫び声を上げながらその場に崩れ落ちた彼女は頭を抱えて何やらブツブツ独り言を言い始めるとそのまま動かなくなってしまった、そんな様子を眺めていた先生が困った顔を浮かべていたその時、遠くからこちらに駆け寄ってくる複数の足音が聞こえてきたかと思えば物陰から私達が現れた。

「─────そこまでです!」

そこに現れたのは私が呼んでおいた助っ人達だった。その姿を見た水瀬は驚いたように目を丸くしていたが、それ以上に驚いてるのは相手の方だったようで彼女達を見て動揺を隠しきれないままその場で動けずにいたが私は気にせず話を続けることにした。ちなみにだけどなぜ助っ人を呼んだのかと言うと今回の一件は全て私の勘違いによるものだと認めざるを得ない為、潔く謝って全てを白状することにしたのだ、なのでそれを皆に聞いて貰おうと思ってこうして集まってもらったというわけだ。

「というわけで皆には迷惑をかけたよね、ごめんね、それとありがとう!それじゃあそろそろ話を纏めようと思うんだけどいいかな?」

「えっ?ちょ、ちょっと待って!何勝手に話を進めてるの!?」

当然の如く混乱する水瀬に構うことなく強引に話し続けることにした、なぜなら今は時間がないからである。

「はいはい、話は後でゆっくり聞かせてあげるからまずは大人しくしてなさい」

「むぐっ!?」

そう言って無理やり水瀬の口を手で塞いだ後、改めて二人に視線を向けると先生の方は納得したように頷いていた、どうやらもう既に事情は把握済みだったらしい。

「……そういう事でしたか、まさか神崎さんが裏でこんなことをしていたなんて思いもしませんでしたよ」

やれやれといった様子で苦笑いを浮かべる先生だったが、そんな彼に私は頭を下げて謝罪をした。

「ごめんなさい、本当はこんな事をするつもりじゃなかったんですが結果的に騙すような形になってしまって……でもどうしても先生の気持ちが知りたかったんです、そしてそれが知れたらちゃんと諦めるつもりだったんです、なのにこんな事になるなんて思ってもみなかったんで自分でもビックリしてます、本当にすみませんでした!」

正直言うとすごく後ろめたい気持ちになっていたので最後の方は早口になってしまい、ほとんど聞き取れないほど声が震えていたと思う。するとそんな私にゆっくりと近付いてきた先生が優しく微笑みながら私の頭を撫でてくれたのだった。

(……「謝る必要なんてないんですよ、そもそも僕がハッキリしないからこうなったんでしょう?ですから悪いのは完全に僕の方で謝らなければならないのも僕なんです、それなのに君はこうして僕の為に動いてくれたじゃないですか、だからどうか気にしないで下さい、むしろ嬉しかったんですから」

「え……?」意外な言葉に顔を上げた瞬間、そこには優しい笑顔を浮かべている先生の顔があってドキッとしてしまう。そしてさらに追い打ちを掛けるかのように耳元でこう囁いた。「それに、君が僕に好意を抱いてくれているということは以前から気付いていましたよ?でもなかなか踏み出せなくて申し訳ない気持ちでいっぱいでした……これからは君の想いに答えられる様に頑張りますのでどうか宜しくお願いします」)……っ!?///それを聞いた途端、私の顔がみるみるうちに赤く染まっていくのが分かった。

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