第29話

◆第1イベント:深夜3時(イベント開始時点から4時間経過)※以降は夜パートと表記します

1.悪夢と遭遇する

2.悪夢からの逃走劇

3.目覚めと別れ

4.三石と接触する

5.三石の家へ招かれる

6.夢魔との邂逅 ■イベント発生場所

1.自室→2.居間

2.1階廊下→3.玄関

3.4F廊下→4.2階の階段 各部屋にいる場合、上記の描写は省いても構いません。もし探索者全員が同じタイミングで目覚めた場合などは部屋数の関係で同室になってしまう場合があるのでその際には各探索者同士で話し合いやロールプレイを行って下さい ●2-1~3-1 1階に下りた時点で各NPC達と合流出来るようになっているのでそのまま行動を共にする事になります 2階への移動は基本的に各部屋の扉を開くとすぐに室内の様子が確認できるようにしています ここでNPC達の行動方針を決めることになりますが、基本的にはプレイヤーと行動が同じになるように動いてもらうことになるので、探索者がNPCの誰か一人にだけついて行ってもいい、もしくはNPC同士でペアを組んで行動してもらっても問題ありませんただしNPC達はお互いに面識がない状態なのでプレイヤー達に対しても警戒や疑いの目を向けることがあるので注意が必要となります なお、NPC同士が組むことになったとしても、どちらか片方が単独行動をとる事になるという事はありませんしその逆も同様ですので安心して頂いても結構です。

なおプレイヤーが二人以上いた場合でも、必ずしも一緒に行動するとは限らないという事を覚えておいてください 【1-1-1】

【1-1-2】

【1-1-3】

【1-2】

【1-1-4】

【1-2】

【1-3】

【1-4】

【1-1-1】

1.自室にいる状態で聞き耳を成功させた場合 突然あなたの耳に「コンコンッ」という音が聞こえてくる

※ここでクリティカルを出してくれた人は続けて幸運を振り失敗してしまった場合は何も聞こえてこなかったという事にしても良いです。もちろん成功していても幸運判定を振らせても良いのですがPLがやりたがらなければ無理強いはしないであげてください

※ちなみにファンブルを出した場合は更に大きな音が鳴り響く事になります

※ファンブルの場合はその後に続くSANチェック判定も大きく変動する可能性がある事に留意しておいて下さい

(SANチェックは1回のみです)

【1-1-1:聞き耳失敗の場合】

(失敗した人は聞き耳を振り失敗したかどうかを確認してみて下さい)

(失敗したら幸運を振って失敗したかどうかを確認してみることをオススメします)

(それでも失敗した時はSANチェック0/1d3)

(成功した場合は下記の処理を行いながら続きを見ていってください)

(クリティカルで成功した時は追加で下記の描写を入れてください)

(この場合も同様にSANチェックを行う)

ふと、あなたは急に妙な感覚に襲われる……というのも先程まで聞こえてきていた雨の音が止んだかと思うと同時に、窓の外で何かが蠢いているかのようなそんな不気味な気配を感じてしまった為だ……(窓を見たら特に変わった様子はなかったようです)

(窓を開けようとした探索者がいた場合は「鍵がかかっている」と言って閉め出すようにして下さい)

(また窓の鍵は内側から開ける事ができます)

【1-2】2階の廊下にて、聞き耳に成功する 何か物音のような物が聞こえてくる 【聞き耳失敗、あるいは他の探索者が聞き耳に失敗した時の対処法】

あなた達はそのまま階段を下りると今度は階段を上る事になり、再び廊下を歩くこととなる。どうやら今いる場所が二階のようで、すぐ側には3Fへと上がる階段が見える事からここはどうやら二階のようだ。そしてそのまま歩いていくと突き当たりにT字路のような曲がり角が見えて来るがどうやらその左側から何やら声が聞こえてくるようだ

※この時点でNPC達には自由に移動して貰って構わないと伝えておくこと ここでプレイヤー全員にアイデアを振ってもらいます(これはどのキャラクターにも振らせる事が出来ます)

アイデアに成功した者は、NPC達がこの先に何があるのかを確認しに行ってみようと話している声がはっきりと聞こえてきたのが分かる ここでプレイヤーはどちらの道を選ぶかを決めてもらうことになります(KPは以下の選択肢を提示します)1、右側の通路(二階へ)

【1-1:右の道を選択した場合】

あなたを含む探索者達が右側に続く廊下の奥を覗き込んでみるとそこには薄暗いながらも電気が点いておりうっすらと中の様子を伺う事が出来る。どうやら奥にはドアがありその横には小さめのホワイトボードが置いてあるのが見えたがそれ以外の物は何も確認できなかった。また部屋の前には椅子が置かれており、その前には「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた立て看板が置かれている事を確認することが出来る。

(もしここでプレイヤー達に中に入ろうかと尋ねてきた場合は素直に許可を出してあげましょう)

(ちなみに部屋の中は暗く人の気配は全く感じられない)

そしてさらにあなた達はその奥の部屋を調べようと近づこうとしたのだが……次の瞬間だった、あなた達の背後で誰かが不意に声をかけて来た???「君達……こんな所で何をしているのかね??」(振り返るとそこには見知らぬ中年男性が立っている、年齢は60代前後といった所だろうか……身なりはかなりきちんとしていてどこか威厳すら感じられる雰囲気を放っている、おそらくはこの男性の事を警察か何かだと思ったのだろうか、あなたが咄嗟に謝罪の言葉を口にしようとしたその時だった、男性は「ああ、別に謝らなくても大丈夫だよ、ところで君たちに聞きたいんだが……君らは何をしに来たのかな??」と聞いてきます)

それに対してあなたが答えに困っていると彼はこう言ってきました「いや、すまないね……いきなりこんな事を言われて驚いただろうね、でも決して怪しいものではないんだよ、だから少しだけ私の話を聞いてくれないかな?勿論悪いようにはしないつもりだから……」と言った感じで話を始めます(この際には相手から探索者に対して危害を加えたりするような真似は一切してきませんので安心しましょう)

【1-1:右の部屋に行かないと答えた場合】

(以下の描写を参考にしてください)

(ちなみに探索者達が拒否した場合もそのまま話は進んでいき最終的に警察に連行されてしまうので、そうならないようにKPはそれとなく探索者達を誘導するようにお願いします。その際、もし強引に話を進められるような場合には以下の描写を入れていくとスムーズな流れになると思われます)

すると男性は懐から手帳のようなものを取り出すとそれを開き探索者に見せながら「私はこういう者なんだけど……どうかな?少し私とお話ししていかないかい?」といってくる それは警察の身分証明書のようなものだった。それを見てあなたは思わず驚くことだろう、何故ならそこに書かれていたのは確かに彼の名前であり職業である警察官としての名前だったのだから……

【1-1:左の道を選んだ場合】

(上記の選択肢を無視してこのまま先へ進むと宣言した場合は【1-1:左の部屋を選択した場合】を参照して下さい。ただしその場合のルートによっては三石との邂逅を省略してしまう可能性もある事を念頭に置いておいてください)

そしてあなたを含めた探索者達は彼と共にその部屋の中に入っていく事となる。

室内に入った途端、あなたの視界は突然真っ白に染まってしまう、そう一瞬何が起こったのか分からないほどの強烈な光によって、探索者達の視覚は一時的に失われてしまったのだ(ちなみに目星やアイデアなどで振っても何も見えなくて当然です)

そんなあなたの耳にどこからともなく何者かの声のようなものが聞こえてくる、だがその声のトーンは非常に重く非常に高圧的でもあった

「貴様たちは何故ここにいるのだ?……まぁ良い、どうせもうすぐこの世界ともお別れなのだ、最後に良い事を教えてやろう、いいか良く聞くが良いぞ?まず一つ目はこの夢の世界の事だ……貴様らには理解も想像も出来んだろうがこの世界で起きている出来事は全て実際に現実に起こりうる事なのだからゆめゆめ忘れるのではないぞ?次に二つ目だ、この世界のどこかに我々の同胞の一人が紛れ込んでいるという事を覚えておけ、そいつは夢の世界に潜り込む能力を持ち貴様らの事も既に監視しているのだからな……?そしてその最後の三つ目だ、この世界にもう間もなく大きな異変が起きる、それがどういったものかまでは分からんが恐らくかなり大規模なものになるだろう、それ故に我々はそれに対抗する為に準備を進めているというわけだ、つまりだなこれから起きるであろう事態に対してはこちらも相応の対応をする用意があるのだ、それだけは心に留めておくがいい……さてこれで一通り説明は終わりだ、質問があれば今のうちに聞いておけ、これが最後の会話になるのだからよ」

そこまで言うとその人物の声はそこで途切れるように消え去ってしまう、同時にあなたを覆っていた白の光も徐々に薄れて行きやがて完全に視界が元に戻る、しかしそれと同時に今まで聞こえて来ていた雨音や外の風の音も止み静寂に包まれて行くだろう……

(ここでKPは必ずプレイヤー全員にロールプレイを行わせる事を推奨します)

(ここで聞き耳判定に成功した探索者はこのタイミングで三石からの接触を受ける事になる為です)

(ちなみにこの時にNPC達との会話などを行っていてもいいかもしれませんし、あえて無視するというのもアリだと思います)

【1-2:中央の廊下に向かった場合】

あなた達は廊下をしばらく歩き続ける、そして突き当たりに辿り着くとそこにあったドアを開け中へと入っていく、そこはどうやら応接室のようで、目の前には大きな机とそれに合わせたソファーが置かれているのが分かった。そしてふと視線を上げたその先には一人の男が立っていた、その男は見た目40代半ばほどの男性でやや疲れた表情をしている、どうやら今は来客を待っている最中のようだ……そんな男を見たあなたは彼が誰であるかを知っている事に気付く事だろう、なぜなら彼はあなたの会社の上司にあたる人物だったからだ(もちろんこの時点ではPL達は自分の事を知らない事を前提にRPをしていってください)

【2-1】2階の探索が終了した段階で あなた達は1階へと向かう事になった、途中何度か部屋はあるものの基本的には長い廊下が続いているだけのようで今のところ特に何も発見できてはいないようだ、さらに言えば1階へと続く階段もまだ見つかってはいない。

そしてそんな中で最初に口を開いたのはやはりあなたでした、その理由はただ一つ、あなたの中ではすでに嫌な予感という物を感じてしまっていたからだ……

(ここから先はプレイヤー全員で情報共有が出来るようにしたいと考えています、その為にここでは各人ごとに別行動をとって貰う必要が出てきますが、その旨を予めお伝えしておいて下さい、尚、このシナリオでは戦闘行為は発生しないので基本的に移動以外の行動はNPC達も自由にさせてしまって構いません)

1.居間にいるNPC達と合流する

※すでに3Fの探索を終えていた場合はここで合流しても問題ありません あなた達が居間に着くとそこには一人の人物が佇んでいた、その人はまるで待ちくたびれたといったような表情をしているように見えるのだが、すぐにこちらに気がつくとゆっくりとした足取りで近づいてくる、どうやらその人こそがこの家の家主であり探索者達に今回の調査を依頼してきた人物らしい、彼は開口一番こんなことを言ってきました「やあ!待っていたよ、それで……調査の結果はどうなのかな?」(ここで探索者達に自己紹介させるよう促してください)

2.書斎に行く

3.玄関ホールへ行く

4.食堂へ行く

5.地下への扉を探す

6.キッチンへ向かう

7.屋上へ行く

8.風呂場へ

9.トイレへ

10.和室に向かう 11.物置へ

12.倉庫へ

13.外を見る

14.中庭へ

15.1Fへ続く階段を登る

16.2Fへ続く階段を登る 1→2→4~6は個別ルートへ進んで頂きます。7~10についてはイベントが発生するため一緒に進めていくことは出来ません。なので8以降の情報はそれぞれのプレイヤーに伝えてしまって問題ないでしょう。

17.【2-1】3Fで合流せずに直接一階へと降りる。もしくは【2-1:右の部屋を選択した場合】を参照

18.【3-1】書斎へ直行する

(なおこの時点でプレイヤー全員にロールプレイを促すとスムーズに進むのではないかと思います)

(もしプレイヤー同士での情報交換が必要と判断した場合はこの場で行って頂いて大丈夫です)

それではここでそれぞれについて処理をしていきたいと思います。まずは1番と5番ですがどちらも選択肢としては正解です。ただこの場合の描写は【1-1:左の道を選択した場合】を参考にすると良いでしょう。

2番に関しては正直言ってあまりおすすめできる状況ではありません。

3番と9番に関しては場合によってはこの選択を選ぶことになると思いますが、基本的には【2-3:左の部屋を選択した場合】を見てもらった方が早いかと思われますのでここでは省かせてもらいます(どうしても気になるのであれば下記をご参照ください、ちなみに右の通路を選んでいる場合でも、いずれにしろこの選択を取る事になる可能性が高いとは思います)

1.居間にいるNPC達と合流する 【3-1】2.玄関の前に向かう

※既に3Fの探索を終えていた場合はこちらで合流しても問題ありません さて、現在あなたはとある民家の中に居ます、時刻は夜……窓の外からは月明かりが差し込み周囲を薄っすらと照らしているのですがその明かりはどこか弱々しくもある。そしてあなたが居る室内を見回してみると、ここはどうやらダイニングキッチンのような場所らしく、テーブルが一つ置かれている他にイスが四つほど配置されているのが分かる、そしてその近くには小さな本棚やテレビが置かれており、更に奥に見えるドアには「洗面所・浴室」と書かれた札が付いているのが見えることだろう。またテーブルの上に置かれた電気スタンドの明かりに照らされた先には大きなソファーが置かれていて、そこには一人の男性が座っているのが見て取れた、男性はあなたの存在に気付くなりこう尋ねてくることでしょう(この時、男性の名前を探索者達が知っていたとしても初対面のように振る舞って下さい)

「……ん?なんだお前達は……もしかしてここに住んでいる人間じゃないのか?」

※もしプレイヤーがここで何かしらの反応を示したら以下の情報を提示して下さい、「ああそうか、そう言えばまだ君達には何も話してはいなかったな……実は最近この辺りで連続失踪事件が起こっているみたいでね、何でも人が突然消えたとか言う話で……まああくまで噂なんだけどな、それで俺も気になって少し調べてみようかと思ったんだけど、いかんせん一人じゃ限界があってな……だからこうやって仲間を呼んで協力してもらってるってわけさ」(ここで聞き耳を振った場合にのみロールプレイをさせてください、成功の場合はそのまま会話を続けますが失敗の場合は何も話していない事にしてもかまいません)

2.玄関前に移動する。

【3-1】1Fに移動後に他の部屋を調べた後、この場所に集合する事となった そしてあなたを含めた全員が無事に合流した時点であなたはようやくホッと胸をなでおろす、それはあなただけではないだろう、むしろこの状況において平静を装っていたあなた以外のプレイヤー達のほうが、内心ではよほど恐怖を感じていたのかもしれない、だからこそだろうか、こうしてお互いに顔を見合わせていると何だか可笑しくなって来てしまうのだ、それもつい先ほどまで感じていた不安が吹き飛んでしまうほどに、しかしその時ふとあなたの視界の端に奇妙な物が見えてしまった、何だろう……何かが今そこに居たような気がしたのだが、慌てて振り返ってみたもののそこにあるものはただの壁だけだった

(これはNPC達のロールプレイの為に作ったものです、一応全員のキャラ性を知ってもらうために書いておきました、ちなみにこの時のNPC達は非常に困惑しているので以下のような反応を取っています。

「……えっと?あれ、ここってどこだ……?というかあんた誰だ?」

「…………一体どういう事なのだ?……そもそもどうして我らはこんなところにいるのだ……?」)

(この後は探索者達に改めて自己紹介などをしてもらうように促すと良いかもしれません)

(そしてここからはそれぞれに個別に探索を行わせるようにしていきます)

3.食堂へ向かう

4.倉庫へ

5.キッチンへ向かう

6.風呂へ

7.リビングへ

8.キッチンへ戻る

9.地下室へ

10.和室へ向かう

11.倉庫へ

12.外を見る

13.庭へ

14.物置へ

15.1Fへ続く階段を登る 【3-1】トイレでイベント発生。

「おい!誰かいるのか!?」(ここで聞き耳に成功した場合は以下の描写を入れて下さい)

あなた達は声を頼りに近くの個室を調べてみたところ鍵が開いている事が分かる、そしてその中に入ってみると床に何か落ちている事に気付く事だろう、近寄ってよく見てみるとそれは何かのカードのようだった、それを手に取った瞬間あなたの頭の中に一瞬ノイズのようなものが走ったような気がするのだがすぐに何事もなかったかのように消え去ってしまう、あなたはそれをポケットに入れると急いで元の部屋に戻る事にした 【2-1】2階の廊下に出たところで

(1Fへの移動が済んだ時点でプレイヤーは一旦合流し、情報共有を行った上でこれからの行動方針を決めるのが良いのではないかと思います、その場合NPC達との絡みが多くなる可能性がある事を留意しておくようにしてください、もちろんPLの判断に任せてしまっても構わないとは思いますが、ここではこの選択肢で分岐して行く流れにしてあります)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る