第28話

14 : 数日後、警察関係者から詳しい話を聞かせてもらう為に面会をする事になったあなたですが、そこで聞かされた話に驚愕する事となります。なぜなら事情聴取を受けた際の話によれば、なんでもあの日あなたが体験した出来事は全て事実であったということが判明したからです!というのも実際にあなたは行方不明となっていた時期があったのですが、その間の出来事は全部覚えていて、しかもその間に何度も殺されかけていたということについても証言してくれるからだそうです。さらに詳しく話を聞けば聞くほど驚きの事ばかりが判明してきてしまう事となるでしょう。まず最初に起こったことは死亡したと思われていた人の遺体が発見されたという事件でしたが、実はこの事件は警察の上層部の人間の手によって起こされていたもので、しかもその人達は以前から自分達の利益の為だけに多くの一般人の命を奪い続けているのだという衝撃的な事実までも発覚してしまいます。更に事件の裏で暗躍をしていた存在というのは人間ではなく地球外からやって来た者達であり、彼らは自分達にとって都合の良い世界を作ろうとしている為に必要な犠牲(いわゆる生贄のようなもの)を捧げようとしていたとのことです。しかし最終的に事件は解決されて人類にも世界にも平和が訪れたそうなのですが、一つだけ不可解な事が残されていたようで、それはなぜ彼らの目論見を阻止することが出来たのかについてです。というのも本来であればあのまま行けば間違いなく世界は滅亡の道を辿ることになっていた筈なのに、それを防ぐ事が出来ただけでなく彼らが行おうとしていた計画をも事前に食い止める事に成功したというのが未だに理解できていないのだと言います。とはいえこれに関しては当時の事を誰も正確に覚えていない以上真実を知ることはできないのだろうと思います。ただはっきりと言える事は彼らの思惑を阻止しなければ自分を含む大勢の人々が犠牲になっていたという事だけなのかもしれません……

16

: 20日目以降から再び始まった悪夢の世界でも、今までと同じように謎を解き続けなければなりませんでしたが、これまでとは違いその謎自体が複雑さを増しており一筋縄ではいかないものへと変貌を遂げていました。そしてとうとう探索者達は自らが知り得た情報を整理する事により一つの結論を導き出します!すなわちあの部屋で起きている現象こそ現実世界において行われていたものであるというとんでもない事実を!!そしてあなた達は改めて自分が生きているこの場所こそが紛れもない現実であるという事を理解する事になりました。

18

: 19日目以降のエンディングにて生き残った探索者達には後日それぞれにちょっとした後日談があるのですが、その内容を以下に記載させてもらいます。

・Aさんは無事に仕事に復帰して以前の生活を取り戻しつつあります。

ただし会社では相変わらず孤立状態となっており周囲から煙たがられる日々を送っているようです。また上司や同僚からの信頼は完全に失われたままの状態となっている為これから先も厳しい状況が続くことでしょう……まぁ自業自得といえばそれまでなんですがね(笑)

・Bさんの場合は事故後暫くの間は後遺症に悩まされることになってしまいました。そのため一時は退職を余儀なくされたのですが今は何とか職場に復帰する事ができています。そして以前とは大きく変わってしまった現在の日常の中でも決して希望を捨てることなく、今後も新たな未来へ向かって努力していくことでしょう。

21

: 22日目にはまたしても犠牲者が出てしまいまたもや病院へと運び込まれてしまいました。幸いにして命に別状はないもののこのままでは危ない状態であることは間違いありません。そしてそんな状況で医者が口にした一言を聞いてしまった瞬間あなたは愕然としてしまうでしょう!なんと彼はこんな事を口にしたのです……「残念ですが今夜にでも彼の生命維持装置は停止する事になってしまうと思われます……」そう宣告された直後、ついにあなたは耐え切れず発狂してしまいそのまま自ら命を絶ってしまったようです。その結果、他の二人と同様に死亡してしまったあなたは病院のベッドで目が覚める事になるのですが、その際夢の中で出会った不思議な少女の言葉を耳にすることになります。「君はもうすでに死んだんだ……つまり今ここにいる君の魂は抜け殻みたいなものなんだ。だからもし本当に生きていたいと思うのなら、君自身が新しい命を手に入れるしかないんだよ……」そんな言葉を耳にした次の瞬間、あなたは自らの肉体の感覚を感じることが出来るようになっていました。そして目を開いた瞬間、自分がいつの間にか見知らぬ部屋にいる事に気付く事となるのですが、どうやらそこが病院であることまでは分かっても何故自分がここに居るのかは分かりませんでした。

(※この時、まだ記憶の一部が欠如したままの状態なのでここでプレイヤー達と一緒に行動することで少しずつ記憶を取り戻すようにしてあげて下さいね)

24

: 25日目の深夜、突然あなたの前に現れた黒い人影によって貴方は病院から連れ出されてしまい、気が付いた時には何故かどこかの洞窟の中にいたようです!どうやらここが夢の中だと認識できていることから、これは明晰夢と呼ばれるものであり、このまま目覚めようと思えば目覚める事が出来る筈なのですが、ここで奇妙な出来事が起こってしまいます!なぜなら目の前に立ち尽くしている人物の姿が何故か黒い影のように見えてしまっていたからだ!そう、目の前にいるこの人物は紛れもなく自分自身なのである!しかしそれが分かったところで何の意味もないと気付いた貴方は、すぐさまここから脱出する事を決意しますが、そこである異変に気付いてしまうでしょう!というのも目の前の自分はその場から動く事なくその場で立ち止まっており、まるで何かを訴えようとしているかのようにこちらに訴えかけているように見えたからです!

26 : 翌日、いつものように病院へと向かうと今度は別の問題が発生していた。というのも前回とは異なり医師に会わせてもらえなかったのである。しかも受付で面会すらできないと言われたものだから困ってしまうことになってしまったぞ!仕方がないので仕方なく帰ろうとしたのだが、ふとロビーの方へ視線を向けた時そこに見覚えのある姿を見かけた気がして慌てて追いかけてみることに……しかしその途中で何者かによって後ろから声をかけられてしまう事となるだろう!

28 :さていよいよ最後の謎を解く事となったあなただが、その過程で色々な情報を得ることが出来たようだ。その中でも最も気になる内容としては『○○市の××公園』の場所がどこなのか?といった内容の情報が特に印象に残っているのではないだろうか?

(ここでは場所に関する情報を入手することができるが、その際にはNPCの力を借りることになる)

29

: そうして全ての答えを手に入れたあなた達が再び白い扉の前に立つとその扉は再びゆっくりと開いていき、その先にあった光景を目にした時思わず驚いてしまうことになる!!なぜならそこはつい先ほどまで自分がいた病室だったからだ!そしてそのベッドの上に座っている人物を見た瞬間にあなたは直感的に確信してしまうだろう!それはまぎれもなくあの老人の姿だ!老人はゆっくりとこちらを向いて話しかけてきた……30

:「おめでとう君達のおかげでゲームクリアとなった。これでようやく君達には全てを知る資格が与えられる事となる。ではこれから私の口から全てを語らせてもらおうではないか!」そう言うと老人はゆっくりと語り出したのだった……

31

:「今から10年ほど前の話になるのだが、当時私はある研究施設の責任者を務めていた事がある。そしてそこで行っていた実験というのが人間を別の人間へと転生させるというものだったのだ」その話を聞くなり、あなたがその内容について質問をしてみると、老人はこう答えてきます。「簡単に言えば死者蘇生というヤツだよ。いや、この場合は蘇りという方が適切かな?」それを聞いた途端、探索者達の頭の中にはとある記憶が鮮明に蘇ってきます。そう、あれは忘れたくても忘れられない恐ろしい体験の記憶だった……32

:「我々はかつて不慮の事故で死亡した者達を甦らせる為に人体の一部を移植するという方法でそれを行っていたのだ。もちろんそれは世間一般的に許されるような行いではなかった為公にはしていなかったようだがね。そしてある時我々の元に一人の少女がやってくる。それは後に妻となる女性であり、当時の彼女は非常に危険な状態だった為緊急手術を行わなければならない程の大怪我を負っていたのだよ……そして手術自体は成功したのだが問題はそこからだったのだ。その少女が突如として目を覚ましたと思ったら、あろうことか彼女の意識の中で私と会話をしだしたのだよ。最初は幻覚を見ているのだろうと思って様子を見ていたのだがどうやらそうではないらしく徐々に我々の理解を超える現象が起こり始めたのだ。そして最終的に彼女が私に提案してきた内容がこれだ……『貴方たちの望む形で世界を改変してあげる』というものでそれを聞き入れた結果があの事件を引き起こす事になったという事なのだ……」33

:「そしてこれが君達が巻き込まれた一連の事件の真相という事なのだが、いかがだろうか?もし納得がいかないというのであれば再びこのゲームをプレイする事になるだろう。ただしその場合は今まで以上に多くの困難が待ち受けていることになるかもしれないがね……ではそろそろ君達を現実世界へ返してあげようか。色々と大変だっただろうがよく頑張ってくれたな」その言葉を聞いたあなた達は段々と意識が遠退いていく事を感じ始める事でしょう……34

:「……最後に忠告しておくが今回の一件は決して忘れることのないようにすることだ。なぜなら君達は偶然選ばれたに過ぎないのだからな。もしも仮にこの先同じようなことが起きてしまったとしても次もまた同じように救う事ができるとは考えない方がいいだろう。そして今回私が話した内容は全て事実であると信じてもらって構わない……それと今回の件で犠牲になった人達に対して私から出来る事は一つしかない。せめて安らかに眠れることを願うとしよう……」

<クトゥルフ神話TRPG「死鬼遊戯-デッドエンドデスゲーム-」END>

1日目:20時頃~22時頃(自宅)

シナリオ開始地点です。まずはプレイヤー同士で自己紹介等を済ませておいて下さい。その後KPが用意したイベントシーンを進めながら進めていきたいと思います

2日目:6時頃(起床したタイミングとなります)

PC2以外の二人は自室にて就寝していた筈ですが、何故か突然悪夢を見始めます。内容は以下の内容になります

※これは夢だと理解している状態の為SANチェックの数値はかなり軽減されていますが、それでもかなりリアルに近い感覚を覚えるものになっていますので注意して下さい。

3日目の午前9時頃まで、夢の中で生き残れば生還することができます 4日目の午前0時まで生き残ることができればトゥルーエンディングを迎えることが出来ます ■各日のスケジュール1日目(昼頃)

1.朝、目が覚めると同時に頭痛と目眩を感じるようになる(MP-1、アイデア成功でHP減少はなし、ファンブルした場合のみMP-1d3&アイデア失敗の場合はHP-3のダメージ、他の探索者も同様)

2.前日の深夜から奇妙な夢を見るようになった気がする(技能値の変動なし、ただし夢の中での出来事が現実に影響を及ぼしていく事になるので要注意、例:突然金縛りに遭うなど)3.初日は上記に加え喉や鼻に痛みを伴うようになる(この効果は継続される、他の探索者も同じ状態になる)

※なおこれはあくまで夢であって現実ではないのですが、ここで受けた被害は肉体的なものであっても精神的なものでも構わないとします。但しHPは回復しません

4.夜23時頃より謎の声による幻聴に悩まされるようになる、以後毎晩続く

5.3日目の日中にも悪夢を見続けることになる、内容は上記と同じ

6.5日目、上記のループが始まる

7.7日目、上記と同じくループが続く

8.8日目、上記のループが終わる

9.1日の間に一度だけダイスロールを行う機会が与えられる、成功する事でSAN+1

10.4日目に悪夢から覚めるチャンスが訪れる、これを逃すと二度と目覚める事はない

11.2日に一度の割合で幸運判定を行うこと、失敗した場合下記のような内容の文章を読み上げる声が脳内に響き渡り1/1d3のSANチェック

12.毎ターン終了直前に、次の自分の番での行動を決めることが出来る

13.1D4+3を振り、出目に応じた行動を行う

14.2人のNPCとそれぞれ接触を図る

15.1人で行動するならそのままシナリオクリア、その他の行動をするなら別のNPCと接触を図る

16.1人でも、他のプレイヤーと協力しても良い場合は共に協力してゲームを進行する 17.1人でゲームをクリアするor他のプレイヤーと共にクリアすればトゥルーエンドを迎える事が出来る

18.1人でも単独で探索を行い途中で倒れた場合はバッドエンドを迎える

19.【7】の部屋を訪れることが出来ればトゥルーエンドとなる また、ここで得た情報をSNS等で公開するのは構いませんが決して他の人に見せたり教えたりしてはいけません。これは他言無用の約束となりますので、守らない場合には相応のペナルティを受ける事になるでしょう

20.2日目の深夜に例の夢の世界へと誘われることなる

21.2日目、夢の中にて新たな謎解きに挑戦する事が可能となる

(この時KPの判断で任意の場所に移動するなどしてもよい)

■導入 あなた達が目を覚ますとそこは見慣れない部屋の中だった。一体ここはどこなのか?どうしてここにいるのか?そんな事を考えていたあなただったが、次の瞬間、そんな思考すら許されない程の強烈な頭痛に襲われる事となる。しかもそれだけではない、まるで頭の中を直接手で掻き回されているかのような猛烈な不快感、そのあまりの強い痛みにあなた達は思わずその場に倒れ込んでしまうことだろう……しばらくすると徐々に痛みが引いていきどうにか動ける程度までには回復したようだ。だが、先程感じた異常なまでの痛みの影響なのか頭が割れるのではないかという程の激しい耳鳴りに教われており、そのせいでまともに周りの状況を把握できる状況ではなかったのだが、暫くするとそれも落ち着いてきて何とか普通に歩ける程度の状態にまでは回復する事が出来たので、改めて周りを確認してみるとどうやらそこはどこかの室内のようだったのだが、しかし明らかにおかしな点が一つだけあった……それは、窓も何もない真っ白な壁に囲まれた広い部屋の中に自分を含め三人の人物が倒れていたという事だった……(他の探索者達もほぼ同時に目を覚ましています、RPがあれば入れましょう)

(KP向け情報としてこの時点ではまだNPC達とは面識がない状態になっている、その為探索者達に対して自己紹介をさせるようにして下さい)

(以下それぞれのNPCの情報について記載している部分については「NPC一覧」を参照して下さい。名前等の詳細は割愛させて頂きます)

3・NPCの名前:三石美奈子(みついしみなこ)21歳、大学二年生 STR8 CON12 POW10 DEX11 APP14 SIZ13 INT15 EDU16 耐久力12 ダメージボーナスなし 回避50 精神分析70 応急手当65 説得55 図書館60 製作料理40 聞き耳35 信用60 生物学31 薬学41投擲30 マーシャルアーツ30

(戦闘時は拳銃を使用)

心理学25

目星30 所持品:財布、スマホ、学生証、ハンカチ、筆記用具等、化粧ポーチ、救急セット、スタンガン、睡眠薬(一粒のみ)、メモ帳 4・キャラクターシートはこちら> >>「三石 美奈子」

職業:フリーター

年齢:21歳、大学二年生

身長:155cm

体重:50kg

BMI:16.71

性格:真面目、お人好し

一人称:私

備考:基本的に優しいお姉さんタイプ。責任感が強く、どんな相手にでも親切に接するので自然と周囲の信頼を集めてしまう。正義感が強くて困っている人を放っておけない為よく相談を持ちかけられることが多い。また子供好きな一面もあり子供の相手をする事も嫌いではない。普段は大学で講義を受け持っている為か比較的時間に余裕があり趣味である読書をしながら自宅でゆっくり過ごす事を好むのだが、ここ最近は特に忙しくなってきつつある為休日でも家でゆっくりする時間がなくなってしまっているのが最近の悩みの種だったりするらしい……

7.シナリオスタート

※この部屋はあくまでも夢世界であり現実ではない為ここから先に書かれている情報はPC達に教えてもらってもOKです。

さてあなた達がそれぞれに目を覚ました時ふと気付く事があります。その部屋の内装にはどこか既視感のようなものがあるという事です。具体的にはどこかで見たような気がするというような類いの記憶になると思います(例を挙げるなら自宅とか旅行先にあるようなホテルの部屋に似ているといった感じになります)そしてここで全員にアイデアを振ってもらい成功した場合は以下の情報を得ることが出来ます アイデアに成功した者はここが恐らく自分達の住んでいる家の中にある寝室なのではないかと直感的に理解します。何故ならベッドの横に置いてあるデジタル時計を見ると時刻はちょうど朝の7時頃を表示していたからだ。

そうしてあなたがベッドから起き上がった直後でした、不意に頭の中に「ピロン♪」という音と共にメッセージが送られてくる

※ここでKPからプレイヤーに向けて以下のような内容を送ります。

※内容は以下の通り

※『おはようございます』この文章を読んでから少し間を置いた後、以下の文章を送信してください

『あなたは自分が見知らぬ場所で眠っていた事を疑問に思うことでしょう。さらにそこで目が覚める直前酷い頭痛に襲われた事を思い出すでしょう』

(例:探索者達がそれぞれ自己紹介をしているシーンであればここで自分の名前などを伝えておくといいかもしれません。ちなみにここで探索者達が名乗っていない場合はそれっぽい偽名を名乗ったり、下の名前だけで通してもいいですし、もしくは全員バラバラの苗字だったりしても大丈夫です。ただ本名だけは伏せておきましょう)

【目次】

◆プロローグ:6月2日(月曜日/雨天決行)

1.起床2.三石と接触する

3.朝食

4.自室にて1日目の調査へ

5.自室にて2日目の調査へ

6.探索終了後1日目の深夜に戻る

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