第20話

「だから、これからは私のことをお姉様と呼んでください……♪そうすればあなたはこれからずっと幸せに暮らすことが出来るんですよぉ~……♪それが嫌でしたら今ここで私に全てを明け渡してください、そうしてくれたら気持ち良くなれるようにしてあげても構いませんからね……♪」と言われた私は迷わず彼女の提案を受け入れることに決めた後で頷くと嬉しそうにした彼女が「よく言えましたぁ~♪」と言いながら私の頭を優しく撫でてきたことで安心感を覚えながら嬉しそうな様子を見せた私がお返しとして胸を揉んでやるとそれだけで絶頂してしまった彼女が身体を仰け反らせてしまう中、その様子を見ながら思った私が思わず呟いてしまった……。「これが私の新しい姿なんだね、とっても可愛くて綺麗じゃないかな……♪」

それから数日後、いつものように仕事をこなしていた私はとある部屋に呼び出されてそこへ向かうとそこで待ち構えていたメイドによって服を脱がされた私は生まれた時の姿に戻ると彼女の手によって全身を綺麗にしてもらった上で鏡の前に立たされた私が見詰めていると後ろから抱き締められて耳を舐められてしまった私が甘い声を漏らすと同時に股間から愛液が溢れ出してきたことを確認した彼女は笑みを浮かべると共に背後から胸を揉み始めたのでそれに応じて甘い声を出した私が身を委ねるように力を抜くと床に横たわった彼女が自分の股間を指差したのでそこへ顔を押し付けると舐め始めるのだった。

私の股間に顔を埋めながら夢中でしゃぶり続ける私を見つめながら頭を撫でてくる彼女のことを気持ちよくしようと頑張って舌を動かす私だったがすぐに絶頂を迎えてしまったことで口から離してしまった私だったがそれでも止めることなく舐め続けていた私を見て微笑んだ彼女がこう言ってきた為、一旦舐めることを止めた私は彼女の前に移動するとその目の前でガニ股になって腰を落としながら両手でピースサインを作ってから笑顔を浮かべてみせたのだがそんな私の姿を見て笑顔になりながら頷いた彼女が指を鳴らした瞬間、私の姿が変わってしまったことに驚愕する私はその姿を確認しようとしたところ彼女の手が伸びてきていた為、そのまま抱き寄せられてしまった私は身動きが取れないまま彼女の好きなようにされていくことになった結果、数分後にはアヘ顔を晒したまま何度もイカされてしまっていた私は息も絶え絶えの状態のまま痙攣し続けていたのだがそれでも止まらない彼女に延々と犯されることになったことで気を失うまでひたすらにイキ続けたのだった!! そして目が覚めた時には元の自分の部屋へと戻っており、あれは夢だったのではないかと錯覚しそうになったものの現実だと知ることになると同時にあの時のことを思い出した私は自分の身体に起きた異変について調べることにしたのだった。その結果、私の身体が彼女の手によって変えられていることを知った私がどうしようかと考えていたところ部屋の扉を叩く音が聞こえてきた為に返事をしたところで入ってきた彼女が持ってきた飲み物を受け取って飲んだ私はすぐに眠気に襲われてしまい、眠ってしまった私を見た彼女が満足気に頷く中、深い眠りへと落ちていくのだった……!!(あれ?なんだか身体が軽く感じるような気がするんだけど気のせいかな……!?)と思うようになっていた私はその日一日を普段通りに過ごしながらも何か違和感のようなものを感じながらも気にせずに過ごしていたのだがその夜のこと、いつもと変わらない生活を送っていたはずの私は突然、激しい胸の痛みを感じたことにより意識を失ってしまったことで次に目を覚ました時に視界に入ってきた光景を目にしたことで自分がまだ生きていたことを知ると一安心したところで起き上がろうとしたところでようやく違和感を覚えた私はその原因を突き止める為に自らの身体に視線を移したことで気付いてしまったのである……!!そう、私の胸が膨らみ始めているということにだ……!!

(何これ!?どういうことなの……!!?どうして私の胸におっぱいが出来始めてるの……!?もしかしてあの時、貰った飲み物に何か入ってたんじゃ……!?だとしたらこれはヤバいかも……!!早くなんとかしないと大変なことになっちゃうかもしれない……!!!でもどうすれば……!!とりあえず急いで何とかしなきゃ……!!まずはあの子のところに行って確かめてみないと……!!お願いだから生きててくれれば良いんだけどね……!!もし、駄目だったらその時は私がどうにかするしかないんだろうけど出来るかなぁ……!?うぅっ、怖いよ……!!だけどやらないとどうにもならないし、やるしかないんだ……!!やってやるぞ……!!)

と思いながら私は部屋を出るとそのまま彼女のいる部屋へと向かい出したのでその道すがらですれ違う女性たちに「あら、おはようございます……!!」と挨拶をされてしまったのでそれに応えつつ歩いていき、目的の場所に到着した私は恐る恐る扉をノックしてみたところ中から「どうぞ……。」という声が聞こえてきたことから安堵した私が部屋の中に入るとそこにいたのは例の彼女と、彼女が連れてきたと思われる三人のメイドが並んで立っているのが見えたのだがそんな彼女たちは私が部屋に入るなり驚いたような表情を見せると揃ってその場に跪き、頭を下げると口を開いた。「本日はご多忙の中、我々の所へ足を運んで頂き誠にありがとうございます……。つきましては貴女様にはこちらにおります我々三人を専属の召使いに任命して頂ければと存じます……。

どうかよろしくお願い致します……。」と言う彼女達の言葉に戸惑いつつも承諾することにした私が首を縦に振ることで答えた途端に「あ、ありがとうございます……!!これで私たちはご主人様の忠実なる下僕でございます……!!」と大喜びした彼女を含めた四人が立ち上がると同時にその場で服を脱ぎ捨てたかと思うと裸になり、そのまま私の方へ向かって歩いてきたかと思えば私に抱き着いてきた四人のうちの一人が「さあ、お好きな場所を好きなだけ触って頂いて結構ですよ……!!」と言った瞬間、他の三人が一斉に「ああんっ……!!」「ふあぁぁぁん……。」「くぅっ……!?」と声を上げて身体を震わせたことで絶頂したのだと知った私が驚きつつも視線を動かすと股間を濡らしていた彼女たちと目が合った後でお互いに見つめ合っていた私達だったがそこで一人ずつキスを始めたので順番に相手していったところで遂に最後になった私がキスをしてあげると再び達してしまい潮を吹き出させながらも幸せそうな表情を浮かべていたのでそんな彼女の頭を優しく撫でてあげたところで全員分を終えたことに気付いた私が最後にもう一度だけキスをしてあげると蕩けきった表情で「あぁ……♪最高ですわぁ……♪」と言って微笑むと倒れ込んでしまった彼女に向けて手を差し出すことで助け起こしてやった後で彼女に服を着させてあげているとそれを見ていた三人がそれぞれ顔を見合わせて頷くと同時にメイド服を脱ぎだしたのを見てしまったことで思わず動揺してしまうとそれを見た彼女が微笑みながら私の肩に手を置いたので顔を上げるとキスをされた私が驚いている間に着替えを済ませてしまった彼女たちに対して慌てて服を着た後でお礼を言うと「いえ、こちらこそ感謝しております……♪これからもよろしくお願いしますね……♪」と言われて嬉しくなってしまった私が「はいっ、頑張りますね♪」と返したことで笑いあった後でその場を後にした私が自分の部屋に戻り、ベッドの上で横になっていたところで部屋のドアが開く音が聞こえたことで起き上がった私が確認の為に近寄ってみるとそこには先程会ったばかりのメイドが立っていたので驚いた私は後退りしてしまったが彼女がそんな私のことを抱き締めた上にベッドへ押し倒してきたので「ちょ、ちょっと待って……!?一体何をする気なんですか……?離して下さい……!こんなことは許されませんよ……!」と言うと首を横に振った彼女が私のことを見つめてきてこう言ってきた。「私達はあなたに選ばれたのです、ならばこの命はもうあなたのものなのですよ……?ですから大人しく言うことを聞いてもらえませんか……?」と言った彼女に対して思わず息を呑んでしまった私はその後で抵抗することを諦めた私は彼女にされるがままにされてしまい、何度も何度もイカされてぐったりした状態で放心している私の耳元で囁いた彼女が私の服を脱がせると胸を揉みながらキスをしてきたことで抵抗出来なくなった私が受け入れることにした私はそのまま彼女を抱き締めてこちらからも攻めていくと嬉しそうにした彼女と一緒に果ててしまうことになったのだった。(あれ……?なんか身体がおかしいような感じがするんだけど一体どうしちゃったんだろ……?まあ、別にどうでもいいけどね……!!そんなことよりもこの気持ちいい時間を堪能したいよね……!!それにしてもこの人の胸、凄いな……!!私のより大きくない!?それに揉み心地もいいなぁ~……♪こんな胸を持ってるなんて羨ましすぎるんですけどぉ~……!!!しかもいい匂いするから余計に興奮しちゃってヤバイ……!!私もう我慢できない……!!こうなったらこのまま襲っちゃおうかな……!?でも、さすがにマズイかなぁ……?うーん、どうしよう……。あっ!!そういえば良いことを思い付いたわ……!!!!ふふっ、それじゃあそろそろ仕上げにかかりますかねぇ~♪待っててくださいね、ご主人様ぁ~……!!今行きますからねぇっ……!!)

『先輩って童貞ですか?』

『……はい』

そんな質問をしたのは、ちょっとした好奇心だった。

「……なんで?」

しかし、目の前の先輩は何故か困惑気味で、俺の目をジッと見ている。

なんで……? なんで、とは。それは俺が聞きたい、というかむしろ俺に聞き返して欲しい。

なんで俺は先輩の家に居るんだろう、いや、先輩が家に招待してくれたからだけどさ、なんで二人きりなんだろう、なんで俺たちは一緒にAVを観ているんだろう? いや、うん、まぁ、わかる。

確かに、俺が勝手に押しかけたんだけれども。そこは認めよう。認めるけれど、それでもこの状況には少しくらい突っ込んでくれたっていいんじゃないだろうか?だってさ、普通、男二人で観るか?コレを? 目の前に映し出されているのは男女が絡む映像だ、所謂エロビデオというやつである。そしてここはベッドの上、もちろん俺も先輩もちゃんと服は着ているけど。ちなみにテレビは点けていない。ただDVDプレイヤーの中にディスクが入っているだけだ。

そう、俺たちが居るのはこの先輩の部屋だ。一人暮らしをしている彼のアパートの一室に俺は居るのである。どうしてこうなったのか、というのは俺自身よくわからない。確か最初は映画を観ながら雑談をしていたはずだったんだけど、気づいたらこういう状況になっていたのだ、本当にわからない。何がきっかけだったのか全く思い出せないし、思い出したくないような気もする。とにかく言えることはただ一つだ。どうして俺と彼はこうして並んでベッドに座っているんだろうか、ということだ。

――っていうかさぁ、普通、もうちょっと警戒しないかなぁ……? 俺なら絶対にこんな誘いに乗ったりしないだろう、そう思えるのに、先輩はあっさり俺の部屋に来たりするし。しかも警戒心の欠片もなく寛いでるし、さっきから平然としたままの先輩に正直イライラする。いくら友達とは言えども相手は男だし、もっと気を引き締めろと言いたくなる。

「……え? あ……っと……」

俺の言葉に戸惑った様子を見せた先輩だったが、すぐに質問の意図を理解したらしく困ったように眉を下げた。それから頬を赤く染めるものだから、俺の方もなんだか恥ずかしくなってしまう。なんだよその態度は! もう可愛いんだから困るんだよなぁ!!

「……あー、ごめん、変な言い方だったな」

すると、しばらく悩んだ末に、彼はゆっくりと口を開いてこう言った。

「童貞だよ、残念ながら」

そしてどこか投げやりに、そう言ったのだった。

「はぁぁ、そうですか」

だから、その返答は俺にとっては少し意外だった。だってそうだろう、先輩と言えば女には困ってないだろうというイメージがあったし、事実そうだったはずだ。実際、この人はモテる。性格は若干悪いが見た目は整っているし、勉強もスポーツも出来るのだから。だけど、それでも、彼がまだ経験していないという事実に少なからず驚いてしまったのだ。

「なんだ、お前はしたことあるのか?」

だが、それを知ってか知らずか、先輩は拗ねたように唇を尖らせて俺を見つめてくる。

「ええ、ありますよ、もちろん!」

俺はそんな彼に堂々と胸を張って言ってやった。嘘は吐いていない。俺には彼女が居た時期もあったんだ、当然だろ? それなのに、どうしてこうも胸が痛むのだろうか。理由はわかってる。先輩が彼女が居たのが過去のことだと言ったからだ。今の彼には居ない、つまり、それは……

「……ふぅん」

すると俺の回答に納得したのか、先輩は素っ気なく頷いた。「じゃあ、なんでそんな顔すんの?」

そしてそのままじっと俺のことを見つめ、そう聞いてきたのだ。その言葉と眼差しにドキリと心臓が跳ねるのを感じた。

「えっ? そんな顔してます?」

慌てて表情を作り直して誤魔化そうとしたが遅かったらしい。先輩は呆れたようにため息を吐く。

「してるんだよ。なに? そんなに羨ましいのかよ」

からかうような声音に少しだけイラッとする。そういうわけじゃないし、俺だって別に羨ましくなんかなかった。そもそも彼女と別れた原因は先輩なんだから、そう思うのなら責任を取ってほしいくらいだ。だけどそんなことは言えやしないので、「そりゃ、そうでしょう。高校生なんですから彼女の一人や二人いたっていいじゃないですか」と軽く受け流すことにした。ところが、俺の言葉を聞いた瞬間、先輩はムッとして口を尖らせたではないか。予想外の反応だったので今度はこっちが面食らう番だ。しかし、どうやら怒っているわけではないようだ、どちらかと言えば拗ねているように見える。

「はぁ? 二人いたらダメだろ」

そしてその口から発せられたのがそんな言葉なのだからさらに驚きである。

――いやいやいやいや、ちょっと待って!? アンタ今まで何してたの?? もしかして彼女居なかったってこと?? だとしたら相当ヤバくない??

「……そ、そう……ですかね?」

衝撃的な言葉に何も言えず口籠る俺を見てどう思ったのかはわからないが、先輩は更に言葉を続けた。「当たり前だろ? そんなん相手に失礼じゃねぇか」

「え……っと……?」

まさかそんなことを言われるとは思っていなかったので思わず首を傾げる。相手に対する失礼な気持ちなんてあったんですか、とか言いたいことは色々あるけれど、それより何よりこの人の口からそんな常識的な言葉が出て来たことに驚いた。一体どういう心境の変化なのだろうか。少なくともついこの間まで「彼女は三桁いねーとダメだわ」とか言ってたくせに。あまつさえ浮気されて別れたはずなのに、一体どうして急にそんなことを言うんだろう。

しかしそんな疑問は次の瞬間吹き飛んだ。なぜなら目の前にいる先輩がニヤリと意地悪な笑みを浮かべて言ったからだ。

「お前と違って俺は一途だし?」

「なっ……!!」

そう言ってニヤニヤしている先輩の顔を見ているうちに顔に熱が集まっていくのがわかる。まるで沸騰するんじゃないかと思うくらいに熱い顔を見られたくなくて俯く。くそ、やられた。確かにその通りだ、彼とは違って俺は二股を掛けられた上に浮気相手を妊娠させてしまったくらいだからな! ああそうだよどうせ俺は彼女なんか居たことないよ! つーか彼氏だって居たことがないよ!! チクショウ! 悔しいけど否定出来ねぇよ畜生め!!!

「……悪かったですね、不誠実で」

あまりの悔しさに俯いたまま吐き捨てるようにそう言うと、上からため息が降ってきた。続いて呆れたような声が降ってくる。

「おいおい、誰もそこまで言ってないだろうが。それに別に悪いことじゃないだろ。浮気した奴が悪いんだし」

しかしその後に続いた言葉は意外なものだった。てっきり怒られると思っていたのだが違ったらしい。しかも俺の肩をポンポン叩きながら言う先輩の口調はまるで小さな子供を宥めるようなもので、なんだか拍子抜けしてしまう。でもまぁ、そうだよな、普通はそうだわ。俺みたいな奴が彼女を作ったりするのが間違いなんだ。なのに、なんでちょっとガッカリしてるんだろう、俺は。

――あれ? っていうかちょっと待て、さっきコイツなんつった?

『お前と違って俺は一途だし?』

あれ? それってどういうこと? 思わず顔を上げる。そこにはいつもと変わらない先輩の笑顔があって。

――ねぇ、どういう意味なの?俺には全く理解出来ないけれど、何故かその言葉に心臓の鼓動は早くなるばかりだ。だってさ、もし先輩が本当に好きな人が出来たら、その人はどうなるわけ? いや、そうじゃないとしても俺が誰かと付き合ったりしたら絶対嫉妬するだろうなぁとは思っていたけど。そうか、そっかぁ、なるほどなぁ。っていや、納得すんな自分!違う、そうじゃなくて、そういうことじゃなくて、そうじゃなく……なくて……?え?どういうことだ? 混乱してきた。ああもうだめだこれ、わけがわからなくなってくるぞ!? ていうか待って! もう俺いっぱいいっぱいなんだけど! キャパオーバーだよ!!助けてーッ!!誰かヘルプミー!!! その時、突然鳴り響いたチャイムの音が俺たちの間に流れていた妙な空気を一掃してくれたのだった。

「……はぁぁぁぁぁぁぁ……」

玄関の扉を閉めて鍵を掛けたところで一気に気が抜けて大きなため息が零れた。と同時に膝から崩れ落ちるみたいにしゃがみ込んでしまう。

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