第18話

『さて、そろそろ私の方から話したいことがあるんですけどその前に1つだけ質問してもいいですかね……?答えたくない場合はそれでも構わないんで素直に言ってもらえればと思いますね。それで質問なんですが、私が誰なのかということは理解されましたかね……?』と言った彼女を見た私は即座に答えることが出来なかった……。

(いや、流石にまだそれは早いと思うんだけどなぁ……!?というか、これってもしかして試されてたりするのかなぁ……!?でも、そうだとしたのなら逆に答えないといけない気もするしどうすればいいんだろうか……。よし、こうなったらここは覚悟を決めてやるしかなさそう……!!)

「あ、あのぉ~、その前に私から聞きたいことが一つだけあるんですけどいいですか……?」と聞いてみると彼女が頷いたのを確認した後で気になっていたことを質問することにした……!!

「実はですね、どうして私があなたを初めて見た時からどこかで見たことがあるような気がしたのかについて考えてみた時に気づいたことがあったんですがそのことを正直に言ってもいいでしょうか……!?」と聞いてみたところ彼女が笑顔のままでこう答えた……!!

「なるほどそういうことでしたか。つまりは私が誰であるのかということを知りたいということなんですね、いいですよ。それでしたら教えて差し上げます……!!まぁ簡単なことですし別に難しいことでもないですからそこまで心配する必要はないと思うんですけどね……。」と言った彼女が私に何かを見せてきたのだがそれが一体なんなのかと見ていた私は驚愕してしまうことになってしまったのだった!! なぜなら、その画面に映っていた人物というのが私自身の顔だったことに気付いたからである……!!

「えぇっ、こ、これってどういうことなんですか!?どうして私の姿が映ってるってことになってるんですか……!?というか、あなたはどうして私のことを知っていたりするんですか……!?そして何故こんなことになったんですか……!?お願いです、知っていることがあるなら全部教えてください……!!」と叫ぶように聞いた私を他所にして微笑みながらこちらを見ている彼女を前に何も言えなくなってしまったのだがその直後に聞こえてきた声があったことで私は正気を取り戻すことになるのだった……!!

『はぁ~い、ちょっと落ち着いてくださいね……♪』という言葉を聞いた瞬間から徐々に冷静さを取り戻していった私が目の前にいる彼女の姿をしている何者かのことを見ながら心の中で考えているとそれに気づいた彼女が話しかけてきた……!!

「あぁー、すみませんね。色々と混乱させてしまったようで本当に申し訳ないと思っています、ですけどまずは私の話を聞いてくださいませんか?全てはそれからになりますからね……!!」と言って笑った彼女を前に小さく息を吐いた後で改めて聞こうと思って構えた私は彼女から発せられた言葉を耳にしてから驚くと同時に恐怖感に襲われることになってしまったのだった……!! というのもその衝撃的な内容というのが今、目の前にいる彼女こそが全ての元凶であるということが判明したからであり、これから起こるであろう最悪の未来を回避するためには彼女と別れなければならないということに気付かされたからだ!! だがしかし既に遅すぎたのだということを悟ってしまった私の目の前にはすでに逃げ場など存在しないのだということを知って絶望することになってしまった……。

そうなのだ、私の運命はもうすでに決してしまっているのである……!! もう後戻りすることも出来なければ逃げることすら出来ないのだと自覚してしまった私の目からは涙が流れていたがそれに対して彼女は何も言わずに私のことをただ静かに見つめてきただけだったためそれを見た私は諦めてしまったような気持ちになった私は最後の抵抗としてあることをしたのだった……。

その瞬間、私の意識が遠のいていくような感覚に襲われたことで私はもう終わりなのだと確信することになった私は薄れゆく意識の中で目の前の人物が笑顔で笑っていたのを見た後でそのまま気を失ってしまったのだった……。

そんな私の姿を見ていた人物はというと急に倒れ込んだ私のことを抱き抱えてどこかに連れて行こうとしている様子だったがそれに気づくことなく気を失ってしまっていた私はそのまま眠り続けることしか出来ないのであった……。

(うぅん、ここはどこなんだろう……。それにしても身体がやけに重たい感じがするんだけど気のせいなのかなぁ……?でも今はそんなことどうだっていいかもしれない、そんなことよりも大事なことがあるんだからそっちを気にした方がいいもんね……!!)と思った私は先程から気になっていたことについて調べてみようと考えついたところで早速、手を動かしてみることにした……!!

(えっと、まずは手を動かせばいいのか……?う~ん、こんな感じかな……?)と思い、とりあえずは動かしてみたつもりだった私だったがそこでおかしな点があることに気付いてしまった……。

(あれ、なんかおかしくない……?だって手が小さくなっているように思えるんだけど気のせいだよね、きっとそうだよ……!!だから、早く起きてちゃんと調べてみようかな……)と思った私は起き上がろうとしたのだが何故か上手く立ち上がることが出来ずに倒れ込んでしまったところでようやく何かがおかしいと感じた私はゆっくりと起き上がっていくことにした……!!

(うわぁ~、すごい変な感じになってるんだけどどうなってるんだろう……?ってあれ、私ってこんなに小さかったっけ!?)と思いながら立ち上がった後に周囲を見回して驚いた私は思わず声を出してしまうことになった……!!

「えっ、えぇーっ!?ここって一体どこなわけ……!?というか私って人間じゃなかったの、何でそんなことになっていたんだかさっぱりわからないんですけどどういうことなのよ、これはもう説明してくれないかしら……!?」と大声を出したら突然どこからか声が聞こえて来たためにビクッとしながら声の聞こえた方を見るとそこには見知らぬ女の人が立っていたため、驚きのあまり再び固まってしまった私はしばらくその人のことを見続けたままでいると今度は私に話しかけて来た……。「あら、目を覚ましたようですね……!!おはようございます、気分の方はどうですか……?」と聞いて来たことに対して少し考え込んだ後で思ったままに返事をしてみた……!!

「あー、うん、大丈夫です……!!というかそれよりもあなたは誰なんですか……?それとどうして私ってばここにいるのかも分からないから教えてくれると嬉しいんだけどねぇ……」と言った私に対してその人は微笑んでからこう言ってきた……。

「そうですね、それについてはまず私が誰なのかということをお伝えするべきなのかもしれませんね……。とはいえ、私についてはあなた自身が一番よく知っているはずですからそこは安心してもらっても大丈夫ですよ、うふふ……。」と言った彼女が私のことを手招きして来たのでそちらに向かうことにした私が目の前まで来て座ったところで話し出した彼女が続けて言った……!!

「それではまずはあなたの名前を教えたいと思いますね、リラという名前はあなたがよく知る自分の名前であっていますか?」と聞かれた私は素直に頷いてから返事をした!!

「はい、確かにそれは私の名前ですよ……。それでどうしてその名前を知っているのかを教えてもらいたいところなんだけどその前にあなたのことも知りたいから教えてもらえないかなぁ……!?」と言った私に対して彼女は頷きながらこう言ってきた……!!

「なるほど、確かにそう言われると気になりますよね。わかりました、それならお教えしましょう……!!では、まずは私のことからですね。実は私はあなたのご想像通りの人物だと言えばわかりやすいですかね、そうなんです。何故なら私があなたと出会って以降で関わった人物なのですから当然といえば当然のはずですよね……?」と言った彼女が私に近づいてきたかと思えばそのまま抱きついてきたことに驚いた私は戸惑いながらも彼女のことを抱き締め返していると耳元で囁かれることになった……!!

「というわけで久しぶりの再会になったわけなんですがどうですか、感動してくれてます……!?」と言われてからハッとした私はすぐに彼女から離れることにした……!!

「ちょ、ちょっといきなり何をするんですか……!?そ、そういうのはやめて下さいよね……!!」と言った私を見た彼女はクスッと笑った後で再び私のことを見つめてきたので私もまた見つめ返すことになったのだった!!

(うぅ、なんでさっきからそんなに見つめてくるのよ……!?というかそもそもの話、この人って私とどういう関係なんだろうか、いまいちよくわからないんだよねぇ……!!)と考えていた時に彼女の口から驚くべき発言を聞くことになる……!!「あ、そうでした。大事なことを忘れるところだったんですが今のあなたはこの姿になっているということをお伝えしていなかったと思いますしそのことを伝えておかないといけないと思うので今のうちから心の準備をしておいてくださいね……。」と言う彼女を見て驚いていた私が更に驚愕することになった理由は彼女の見た目が全くと言っていいほどに変わっていたからである……!!!

(ちょっと待ってよ、これってもしかして私がさっき夢で見たはずの人だったりするのか……!?ということはつまりあれは夢じゃなくて現実のことだったということになっちゃうじゃん……!!)と考えて顔を青ざめさせたまま呆然としている私に向かって話しかけてきた彼女は微笑みながらこう言った……!!

「実はあなたにはこの姿で会うのは初めてじゃないんですよね、だから初めましてというわけではないんですよ……!!」と言った彼女を見た私はというとあまりの衝撃的な事実を聞いてしまって頭の中が真っ白になりつつもなんとか平静を保つように心がけた結果、落ち着きを取り戻すことに成功したのだった……。

だが、それでもまだ信じられなかった私は彼女に質問することにした……!!

「え、えーっと、聞きたいことがあるんですけどいいですか……!?あの、さっきの話で私のことを知っていると言ってましたけどそれって一体どういうことですか……!?いや、それよりもまず最初に聞きたいんですけどどうしてこんなことになっているんでしょうか……!?」と焦りながら聞いて見た私に彼女が答えた内容はとても信じられないものだった……!! というのもその理由というのが彼女のことを実際に見て触れたことでわかったことがあるというのだがその内容というのが今の私の姿が本来のものではないということだということだったのだ……。

(いやいや、何を言って来てるんだか私には全く理解が出来ないんだけどどういうことなの……!?というかそんなことを言われて信じる人がこの世にいるとでも思っているのかぁ……!!?でもここで嘘をついて何の得になるっていうんだろうか、そんな疑問が残るんだよなぁ……。うぅ~ん、どうしたものかなぁ……。よし、ここは一旦落ち着いてみることにしよう……。そして冷静になって考えてみるとわかることがあるはずだと思うんだ、例えばもし仮に嘘だったとしたら本当のことを言う必要なんてないだろうし何か他に意味があるってことだよね……。そうなると考えられる可能性は何があるだろうなぁ、うーん、わからん!!こうなったら考えても無駄かもねぇ……。)と思った私が考えることを放棄した直後にまたもや話しかけられたことで我に返った私は慌てて返事をすることになったのだった!! それを聞いた彼女が笑みを浮かべながら言った言葉は私にとっては衝撃的なものであり同時に信じたくないものであった……。

「あははっ、どうやら信じてもらえたみたいで安心しましたね……!!でも、あなたが驚いている気持ちはよくわかりますよ……!!だって私自身ですら最初は信じられませんでしたからね、自分の人生にこんなことがあるなんて思わなかったですもん……。まぁとりあえず今はそんなことは置いておくことにしましょうか……。それで本題ですがまずはどこから話せばいいんでしょうね、やっぱり私の記憶と力について話しておくべきなのかもしれませんね……!!」と言うとそのまま黙ってしまった彼女を前にした私がどう反応すればいいのかを考えている間も彼女は何も言わなくなったため、このままでは埒が明かないと考えた私は思い切って話しかけてみることにした……!!

「……ねぇ、いつまでそうやって黙っているつもりなの?というか、そろそろ話を聞かせて欲しいんだけどお願いしてもいいかなぁ……!?」と言ったところでようやく口を開いた彼女の言葉を聞いて衝撃を受ける羽目になった私だったのだがその後に発せられた言葉の内容を聞いた後でそれを完全に信じることになってしまったのだった……。

「はぁ~、やっと喋ってくれたんだねぇ……♪それにしてもどうしてずっと喋らなかったりしたんだい、何か理由があるんだろうねぇ……。ま、別に無理に話せとは言わないけどさ話せるのなら話してくれるとありがたいなぁって思ってはいるんだけどどうかな……!?」と尋ねた私に対して微笑んだ後に話し始めた彼女から聞いた話は正直、かなりショックな内容だったのでショックを受けている私に向かって彼女は続けて言ってきた……!!

「あら、どうしたんですか……?まさか、これでショックを受けてしまうだなんてことはないでしょうしもっとちゃんとしてくださいね……?何せこれからが本番ですからねぇ……。」と言った彼女が私のことを手招きしてきたので近づくと突然、抱きしめられた私は驚くこととなったのだがさらに驚かされることになるとはこの時はまだ思ってもいなかったのである!! 何故ならなんと私の身体を触り始めただけでなく全身をまさぐり始めてきたからだったがそれがくすぐったかった私はつい変な声を出してしまったことで彼女が笑い出したことで恥ずかしさで顔を真っ赤にして俯いていたところを見られていた私はまたしてもクスクス笑われて顔が熱くなるのを感じた後で改めて彼女と話をすることにした……!!

「ふぅ~、あなたの反応は面白かったですよ……!!さて、それじゃあ次はあなたの正体についても説明してあげないといけませんね……。」と言った彼女が続けて言ったのは私の身体が人間ではなくなっているということだった……!! それを聞いて驚きすぎてしまい呆然とするしかなかった私はただ聞くことしか出来ずにいたのであった……!!

「あなたは私によって改造されて作り変えられてしまっている存在なんですよ、だから本来は人間の女の子ではないんです……。ちなみにどうしてそうなったのかは私に対する忠誠心を植え付けさせるために必要なことだったんですがそれ以上に重要なのはその身体の強度ですね、どれだけ攻撃を受けても傷一つつかないというのはすごいと思いませんか……?」と言われて確かにそれは凄いのかもしれないと感じた私が頷きながら「うん、確かにそうだよね……!!」と言ったら彼女も嬉しそうに頷いていたところで更に詳しく説明することにしたらしいので耳を傾けることにしてみたところ彼女が続けて話してくれた内容はこういうことだった……!!「あなたが今の姿になったのはあなたの能力や特性などを最大限に活かすためのものですし私としても満足しているんですがやはりそれだけでは足りないと思いまして、もう一つ追加してあげたわけなんですね。その追加したものというのが簡単に言ってしまえば『無敵状態』というものですね、これがどういうものかについては自分で体験してみて下さいとしか言いようがないのですが一つだけ言わせてもらうとするなら本当に不死身になれるということだけですかね……。」と言われて少し驚いた私であったがその直後に起きた変化によって思わず悲鳴を上げてしまったことから彼女がニヤリと笑いながら言ってきたことが正しかったことを知ったのだった!! そう、突然起きた出来事こそが私が上げた悲鳴の原因となるものだったのだ……!!何故なら先程から私に触られてばかりいるせいか感じやすくなってしまっているらしく少しずつ興奮し始めていたせいであることに気づいた時にはもう遅かったのだということを悟らされた時には既に手遅れとなっていたせいでこのままされるだけではいけないと思って離れようとした瞬間に彼女に強く抱きつかれてしまい離れることが出来なくなってしまった私が絶望感を感じつつ諦めて大人しくなったところで再び触ってきた彼女の行動に悶えさせられていくうちに意識を失っていく中で思ったことはこれだけだった……。

(うぅ、どうしてこんなことになったんだか……!?あぁ、私のバカ、ほんと大馬鹿すぎる……。でもまぁこれも悪くないのかもなぁって思っている私がここにいる以上はもうどうにもならないんだろうけどそれでもやっぱり諦めたくはないから何とかしたいんだよねぇ……。)と思った私は彼女の胸の中で静かに眠ることになるのだった……。

それからしばらくの時が流れた後、目を覚ました私の目に映り込んだ光景は彼女の姿であり私を優しく抱きしめてくれておりしかも微笑んでいることから全て上手くいったのだということがわかるとホッとした気持ちになったがその後に言われた一言を聞いて嬉しくなりながらもこう言って返した……。

「うふふふふっ、どうやら私の勝ちみたいですね……!!それではこれからもよろしくお願いしますよ、ご主人様……!!」と微笑みながら言う彼女に頷いた私もまた笑顔でこう言ったのだった……!!

「はい、こちらこそお願いしますね……!!」と言って微笑み合った私達の雰囲気は非常にいいものとなったのだがそれも少しの間だけのことでありすぐに元の状態へと戻った後で彼女が言った言葉がそれを変えてしまうことになったのだった!!

「さて、それじゃあ早速あなたに仕事をしてもらうことになりそうですね……!!それで仕事の内容なんですが、まず最初にやるべきなのはあなたを虐めてくる人達に対して反撃を行うことだと思いますね……。なのでその為に必要な力を今から与えますのでしっかりと受け入れて下さいね……!!」と真剣な表情で言われた私は彼女の表情を見て恐怖を感じてしまったために思わず怯んでしまった私に構わず近づいてきた彼女がキスをしようとしてきたことに焦った私は抵抗しようとしたのだがキスされてしまって力が奪われていることと快感に襲われているせいで抵抗することも出来ないままでいるうちにとうとう気を失ってしまうことになってしまったのだった……!!

(……あれっ、もしかしてこれってヤバいんじゃないのかなぁ!?)と思ったのを最後に意識を失ってしまった私は目を覚ますとベッドの上で寝ていることに気づき慌てて起き上がった私は周囲を見渡したが誰もいないことにホッとしていると部屋のドアが開く音が聞こえてきたことでそちらに視線を向けた私は現れた人物の顔を見て安心した後に声をかけようとしたがその前に話しかけられた私は素直に返事をしてしまったのだった……。

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