第14話

それを聞いた少女が首を傾げながらこう聞き返すと、「えっと……つまりどういうこと??」という言葉を聞いた女性はすぐに答えずにしばらく悩んだ後でゆっくりと口を開いた後で微笑みながらこんなことを言った……。「……そうね、少し難しいかもしれないわね。それなら一つだけ約束してちょうだい。これから先どんなことがあっても絶対に絶望だけはしないでほしいの。それだけは絶対に守ってね……!!」と言った女性の真剣な表情を見た少女は戸惑いながらも力強く頷くとそれを見た女性が満足そうに微笑んでから何かを言おうとしたその時だった……!!不意に背後に気配を感じたことによって思わず振り返った直後にいきなり攻撃されそうになったものの、瞬時に結界を展開して防御したことで何とか事なきを得たことで安堵の息を吐いた私が何者かを確かめようとしたところで相手の顔を確認した瞬間に驚いてしまった……。なぜならそこにいたのは私のよく知る人だったのだから……!!そう、そこに立っていた人物こそ私が幼い頃からずっと世話になっていた人物だったから驚いたのは当然なのだが、それと同時に疑問が湧いてきたのも確かなのでそれについて尋ねようと口を開きかけたもののそれよりも先に向こうの方から質問してきたので素直に答えることにした……!!するとそんな私にこう言ってきた相手は私にこんな提案をした上で更にこんなことを口にしたのだった……。「なるほど、事情はよくわかりました!それでは早速『転移者狩り』を始めましょうか……!!」という発言を耳にした私は相手が何を言っているのかが全く理解できず思わず黙り込んでしまうことになったが、どうやらそれは相手の方も同じだったらしい。「……えっ?今なんと仰いましたか?」という私の質問に一瞬動揺したもののすぐに気を取り直したらしい相手が先程と同じ内容の発言を繰り返したもののいまいち反応できなかった私が再度聞き直そうとした時、不意にどこからか飛んできた何かが相手に直撃することで大爆発を起こしたかと思うとあっという間に消し飛んでしまっていたので、何が起きたのか全く理解できず唖然としてしまった私の耳に聞こえてきた音の正体を確かめるべく振り返るとそこには何故か懐かしの人物が立っていたことに気づいた私はその人物の名前を叫ぼうとしたが、名前を思い出せないことに戸惑った挙げ句に何も言えずにいたのだが、そんな中で相手の方から話しかけられてきたのでそちらの方に目を向けるとそこには見覚えのある姿があることに気付いた私が慌てて声をかけようとするもその前にある人物が口を挟んできた……!!「……初めまして。私は女神エオス、あなたは私のことをご存知のようですが自己紹介させていただいてもよろしいでしょうか?」と言った彼女の声を聞いた瞬間、私の中に渦巻いていた謎が解けていくのを感じた私はすぐさま頷いて肯定の意を示したのだがその途端に目の前の相手が嬉しそうにしながら話し始めたのを聞いている途中で急に意識が遠くなっていったので何事かと思って辺りを見渡そうとするとそこで再び声が聞こえてきたので、その声に従う形で意識を集中するとようやく元通りになったことに気がついた私が声の主に誰なのかを聞こうとした矢先に今度は先程の声が別の誰かと話している内容が聞こえてくるなりそれが自分に対するものだと気づいた私は反射的に返事をした後で彼女に向き合ったところでふと気がついたことがある……。

その理由というのが目の前にいる人物の声が聞き慣れた親友の声とそっくりだと感じたからだったのだが、よくよく考えてみたらそれも当然のことだろうと思いながらも改めて目の前に立っている相手の顔を見た私はその瞬間に固まってしまった……!!なぜならそこには私のよく知る人物である理恵子の姿があって私に向かって話しかけてきたからだ。しかし私はすぐにそれを否定しながら首を横に振っているとその直後にまた別の声が聞こえてきたので振り向くとそこにいたのはなんと香ちゃんで、その姿を目にした私は思わず目を見開いて驚愕の表情を浮かべてしまった後で咄嗟に理恵子の方を振り向いたのだが、その時には彼女は既に姿を消してしまっていた後だったので呆然としながらも先程までのやり取りを思い出していた私はそこでハッと我に返った。というのも、なぜ理恵子だけでなく香ちゃんも私に会いに来たのだろうかと考えていたところ、二人と交わした会話を思い返したことで彼女達の目的を理解した途端にあることを思い出したことでその確信を深めた私は、そのまま自分の世界へと帰って行った理恵子達の後ろ姿を見送ることとなったのであった……。

こうして私の中で起こった変化について振り返ることのできた私にとって今回の出来事はとても重要な意味があったと言えるのではないだろうか……?何故ならもしもこの時に何も起きていなければこの先の出来事については全く予想がつかないものとなった可能性が高いと考えるからである。まぁその場合でも私が望む結末になることは間違いないだろうが……

それでも万が一の事態が起こった時にはどうなるかわからないと感じているのもまた事実である……。だが今はそんなことよりも気になることがあったのでそれを先に解決することにした私はそのことについて考えている時にふと、まだ誰にも話していないあの場所について誰かに相談してみようと思い立ったことでとある場所へ向かうことを決めたのだが、その際にある人の存在を思い出してしまい複雑な心境となったまま目的地へと向かうのだったが……。

というわけで、今回はここまでとなります。次回の投稿についてはまだ未定ですのでどうか気長にお待ちくださいませ……! 【お詫び】前回の後書きにて新キャラの名前を募集しますと言っていたにも関わらずなかなか名前が決まらず、募集期限まで残り10分を切ってしまいました……

。そのため申し訳ないのですが名前を決めるための期間を設けることにいたしましたので、それまでの間は応募してくださった方の中から抽選にて選ばせていただきたいと思いますのでご了承ください!!なお今回も例によって感想欄にて受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いします!また、Twitterアカウントを作成しました!もしよければこちらのフォローもお願いします!→@ryuzinosora_syosetu 【お詫び】本日8月9日の21時から開始予定だった第2話についてですが諸事情により中止とさせていただきます。楽しみにされていた皆様には本当に申し訳ありません……。それではまた明日お会いしましょう!

第1章

始まりの世界第0話 〜目覚め〜 とある森の中に建つ小屋の中、ベッドの上で目を覚ました一人の女性がおもむろに立ち上がると窓を開け放ち外に広がる景色を眺めたあとで深いため息を漏らした彼女はこう思った……

(今日も特にやることもないから退屈だな……)と心の中で呟いた後にもう一度ため息をついた彼女がベッドに戻りながら考え事をしていたその時、不意に部屋の扉が開いたかと思えばそこから現れた少女がベッドに座っている女性を見て嬉しそうな笑顔を浮かべながらこう言った……「あっ、お姉ちゃんおはよう♪ あのね、さっきね新しい服が出来たって連絡が来たんだけど試着してほしいって言ってたから今から取りに行ってきてもいいかな?」という少女のお願いを聞いた女性が少し考える素振りを見せてから頷いたのを見て嬉しそうな表情を見せた少女はそのまま急いで部屋から出て行くと、それから数分後に戻ってきた少女が手に持っていた服を女性に手渡した。

「はい、これが新しく作ったワンピースだよ。それでこっちが帽子なんだけどどうかな?」と言いながら手に持つ物を順に見せていった少女の行動を眺めていた女性が頷きながらお礼を言うと、それを聞いた少女は満面の笑みを浮かべながら喜んでいたのだが……。「……あ、そうだ!ねぇ、それよりもお姉ちゃん、せっかくだからこの服を着る前に一度お風呂に入った方がいいんじゃないかな?ほら、朝からずっと作業してたからきっと汗臭いだろうし……」という少女の言葉に一瞬だけ顔をしかめたものの、その後に微笑みながらこう言ってから浴室へ向かった女性の後ろ姿を見送った後でホッと胸を撫で下ろした少女が着替え用の衣服を片付けていると不意に何かを思い出したような表情を浮かべた直後にこう叫んだ……「あぁっ!!そう言えば、この前買ってきたアレがどこかに行っちゃったんだった!?ど、どうしよう、あんなところに置いてあったんじゃそのうち無くなっちゃうかもしれないよ!!」という焦った様子の少女が部屋の中を探し始めた結果、どうにか見つけ出したそれを手にした少女は安堵してその場に座り込んだのだが、すぐにハッとした様子で我に帰ると慌てて風呂場にいる姉のもとへ向かって声をかけることにしたのだった。

その後、無事に服を着た女性が戻ってきたことでようやく落ち着きを取り戻したところで朝食を取ることになったのだが、食事中に先程の慌てようを指摘された少女が恥ずかしそうに俯いた後で申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にすると同時に頭を下げていたもののそれに対して女性は何も気にしていなかったようで優しい言葉をかけたのだが、それを聞いた途端に安心した様子を見せた少女に向かってこんなことを聞いてきた……。「……それで、今日はこの後の予定はあるの?」という言葉に首を左右に振った少女が笑顔でこう答えたのを聞いて安堵したらしい女性は食事をしながらこれからのことを話すつもりだったのだが、不意に何かを思いついたかのような表情を浮かべたかと思うと急に手を止めて立ち上がりながらこんなことを言いだした……!!「……それじゃあ、私は出掛けてくるわね」と言った彼女の話を聞いた少女が思わず首を傾げる中、「あぁでも、貴女もついて来るかしら?」と言われた少女が慌てて何度も頷くと、それを見た女性は満足そうな笑顔を見せてからこう言ってきた……「ふふっ、じゃあ一緒に行きましょうか♪」と、ここで場面が暗転した後に別の風景が映り込んできたのだが、その場所に立っていたのはなんと先程とは違う衣装に身を包んだ二人の姿だった……!!その姿を見た人達が驚いた理由は明白で、先程の女性とは服装が全く異なるだけでなく髪型や髪の色などの特徴が一致しないことでまるで別人のような姿に変貌した二人がそこにいたのだから……!! しかしその一方で驚くのはまだ早かったようだ。というのも次の瞬間、そんな二人の前に突如として現れた巨大な物体が現れたと思ったらそれが突然変形し始めたことによって驚きのあまり言葉を失う者達がいた中でさらに追い打ちをかけるかのように大きな音が鳴り響いたことで誰もが動揺する中でも何事もなかったようにその場へ降り立った存在が二人に対してこう声をかけた……!!「ようやく見つけましたよ、お母様、お姉様!」と、そう口にした直後で改めて自分の姿を確認した彼女は続けてこんなことを言うのだったが……。

「改めまして、私はこの世界を管理する女神の一人でありあなた方の母である『セフィラ』と申します。そしてあちらにいるのが私達姉妹のもう一人である妹に当たる『クリシュティナ』なのですが、実はですね……」と言うや否や二人の背後に視線を向けるなりこう続ける……「今ここにいない彼女については後々紹介させていただくとして、早速本題に入りたいと思います。……さて、本日はお母様とお姉様にお話したいことがあってお越しいただいたのですが、どうやらその様子を見る限りでは既に気付いているようですね。ならばもうこれ以上は説明する必要もありません。なので単刀直入に申しますが、どうか私の願いを聞き入れてもらえないでしょうか……?……実を言いますと私、今回が初めてなんですよ。こうして自分から異世界へ干渉するという行為に及んだのは……!!ですから、これは私にとっての挑戦でもあります。つまり、今回の試みに成功した暁には今までよりももっとたくさんの世界を管理することができるようになるでしょうし、それに何より……あのお方のご期待にも応えられるかもしれませんからね。……ということでお願いします、お二人の力を貸していただけませんか……?」といい終わったところで頭を下げた女神だったが、その言葉を受けた二人は顔を見合わせた後でしばらく黙り込んでしまったことから困惑した様子がうかがえたのでそれを理解した彼女が慌てて顔を上げて弁明しようとしたその時、ふとあることに気がついた……。

というのも、この時自分が目にしているものが何なのかを理解することができないままに困惑していた彼女達の顔がいつの間にか穏やかなものに変わっていたことに気づいたのだ……。しかし、この時の彼女はそのことに気づかなかったせいで再び俯いてしまうことになる。何故ならそれは先程までとは違って明らかに失望の色が含まれていたからだ。とはいえその理由については未だに理解できていない様子なのだが、このままではまずいと思ったらしく再度頭を下げて謝罪の言葉を口にしてからこう告げた……。

「……すみません。ですがどうか、このとおりです!!お願いします、お二人の力を私に貸してください!!」

「…………。」

「うぅ〜っ……ん?……あ、あれっ!?こ、ここは一体何処なんだ!?もしかして俺は死んだのか!?」という声が聞こえてきたのを聞いた私は驚いて周囲を見渡してみたのだが、何故か誰の姿も見当たらなかったことに加えて自分以外の気配さえも感じられなかったので疑問に思った私が首を傾げながら考えている間にその声はさらに続く……「まさかとは思うけど死後の世界なのか!?だけど何で俺はこんなところに一人でいるんだ?というかそもそもの話、どうしてここにいるんだ!?確か最後に見た景色では森の中を歩いていた気がするんだけど……いや、待て、冷静に考えてみよう。もしかしたらあの時、何かにぶつかって気絶してそのまま死んでしまったのかもしれないぞ!だってそれ以外考えられないからな!だとしたら俺の死因って一体何なんだろう……?うーん、わからん!!」

そこまで聞いたところで声の主の正体に気付いた私は驚きながらもそのことについて考えていたその時、突然後ろから声をかけられてしまったので振り返ってみるとそこにいたのは案の定あの人だったわけで、それを目にした瞬間から嬉しさのあまりに涙が溢れだしてきた私はそれを止めようと必死になっていたもののどうしても止められないまま涙を流し続けていたためか目の前の存在が心配そうな表情になりながらもハンカチを取り出してそっと渡してくれたことに感謝の言葉を口にした私は、それからどうにか涙を抑え込んだ後で彼に挨拶した後で自己紹介を済ませた後でこれまでの出来事を全て話した上で質問を投げかけると共に自分の置かれている状況を詳しく説明した後でこうお願いしてみた……。

「あの、一つよろしいでしょうか?」

「え?あ、はい、何でしょうか?」

「えっと、その、もしよろしければ私と友達になってくれませんか?」

「えっ、俺なんかでいいのですか?こんな見ず知らずの人間に対して……!!」

「もちろん構いませんよ!というより、むしろこちらから頼みたいぐらいなんです。それと、私から提案があるんですけど……聞いてもらえますか?」

「……あっ、もしかして俺と連絡先を交換するとかですか?それなら大歓迎ですよ!!いやぁ、やっぱりスマホって便利ですよね〜。まぁもっとも俺が使うようになったキッカケなんてゲームアプリしか入っていないんですけどね。……それで、何をしたいんですか?」

「そうですね……とりあえずこの近くにある喫茶店に案内してほしいのですがよろしいですか?」

「えぇっと、わかりました。それで貴女の気が済むのなら喜んで協力しますよ!」

そう言ってから微笑んだ彼と一緒に歩き出した私はこれからのことを考えると同時にこれまでに体験したことを振り返った後で深いため息を漏らしていた。何故ならここまでの間に既にかなりの時間が経過しているというのにまだ何も解決できていないばかりか何の手がかりすらも手に入れることができていないからだ。だからこそここから先にどんな出来事が起こるかわからない以上は何が起こってもいいように覚悟を決めておく必要があるだろうと判断した私は密かにそう決意して目的地まで向かった後で店の中に入り注文した飲み物が来るのを待っている間にこれからの行動について考えていたわけだが、その際にとある事実を思い出して思わず顔をしかめてしまっていた。なぜならそのことというのはここに来るまでの間に彼と話をした中で彼が話してくれた情報に関するもので、そのおかげで私はここへ向かう前にある程度の情報を仕入れることができたのだがそれと同時に新たな問題が生じたことで悩んでいたからだ。

何故ならその話というのが今から少し前に起きたらしい出来事を話す上で必要なことだったようで彼はその事件についての話をするためにこの場所を選んだようだが、それがまた厄介極まりない代物だったというわけだ。というのも彼の話ではつい先月に起きた出来事ということだったのだが、そこで起きていたことは実に不可解なものでありなおかつそれが起きた原因も判明していないという恐ろしいものだったのだ。しかもそれは単なる噂に過ぎないはずだったのだが実際に起きたことでもあったことが確認できた上にそれが何者かによって仕組まれたものなのかもしれないと考えた私はその人物についての手掛かりを探すべく色々と調べてみることにしたわけなのだが……その結果わかったのは結局何一つ有益な情報が得られずに終わってしまうという結果だったせいで本当に困ったものだと思いながらため息をついていると不意に誰かの声が聞こえてきたので咄嗟に顔を上げて周囲を見渡してみると、どうやら今の声の発生源はこの近くに設置されている監視カメラのようだったがそのことに気がついた直後で驚いた私が思わず立ち上がるとほぼ同時に店のドアが開いてそこから姿を見せた人物と偶然目が合ってしまったことで軽く悲鳴をあげそうになった私だったのだが、ここで思わぬことを言われたのとその内容のせいで別の意味で衝撃を受けることになってしまった……。

「おや、君は確か先日この店を訪れた人ではないかね?なるほど、それで今度は僕の方に話を聞きに来たということかな?」

「……は?いやいや、ちょっと待て!!お前は何者なんだよ!?というかどうしてそのことを知ってるんだよ!?ま、まさかお前が犯人なのか!?」と、そう叫んだ直後に私の頭の中に浮かび上がった可能性を口にしてしまったのが悪かったのか、その直後に目の前に立っている相手が小さく頷いたのを見た私は慌ててその場から立ち去ろうとしたのだがその瞬間、まるで時が止まったかのような感覚が襲ってきたので身動きが取れなくなってしまったことに焦りを感じていたところ、そんな私に向かってゆっくりと歩み寄ってきた人物が声をかけてきたかと思うと続けてこんなことを聞いてきた。

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