第5話
(あっ、そう言えば肝心なことを言い忘れてたわね?あなたに渡した特典の中身だけど一応確認だけしておくと、まず初めに言語翻訳の能力よね?次に経験値取得率10倍アップのユニークスキルで後は魔力回復速度5倍とか色々入れておいたからね〜!それとおまけとして成長促進系のスキルも入れてあるけどそっちの方はあまり過信しすぎないことだね〜!あんまり調子に乗って使い過ぎると一気に弱くなっちゃうこともあるから気を付けるんだよ〜?……さてっとそろそろお別れの時間が来たみたいだね〜?本当はもっと色々と教えてあげたいんだけどそれは残念ながらできないんだぁ〜……ごめんね?本当ならもっとたくさんお話したいんだけど今回はこれで勘弁して欲しいな!……ということでまたいつかどこかで会えたら嬉しいな〜!バイバ〜イ☆)
そんな最後の言葉と共に彼女が見せた笑顔が今もなお私の脳裏に焼き付いて離れない……。
◇◆◇ そして現在、彼女はと言うと私に全ての知識を与えた直後にこの森のどこかに姿を消してしまっていたのでその後の足取りが全く掴めない状態だったのである!なので結局今現在に至るまで一度も再会することは叶わずじまいとなってしまったので今はもう諦めかけていたところでもあったのだ……。
(はぁ〜やっぱりそう簡単には見つからな…………んっ?ちょっと待って?今のは一体どういうことなのかな?あれってどう見ても人だったような気がするんだけど気のせいなのかな……?というかそれ以前になんでこんなところに人間がいるんだろう……?いや、それよりもそもそもどうやってこの場所に入ったのかな……?ここって結構危険な魔物が多いはずなのに……う〜ん?何だか考えれば考えるほどよく分からなくなってきちゃったなぁ〜?まぁいっか!!とりあえずあの人のことを探しながらゆっくり進んで行こうっと!そうと決まれば早速出発だー!!)
そう思った途端に私は元気よく森の中を駆け抜け始めたのである!!ちなみにこの時はちょうど冬眠期に入ってしまっている魔物たちが多く出没する頃でもあったので遭遇しないように気をつけながらも探索を続けて行くことに決めていたのである……! ◇◆◇ そうして走り続けること数時間、未だに誰にも出会うこともなくただひたすら真っ直ぐに走り続けていたのである!!途中休憩を挟みつつもとにかく全力で走っていたせいで息が上がってしまったのか思わず立ち止まってしまいそうになった時、ふと空を見上げてみると既に陽が落ちてしまっていることに気がついてしまったのだ!! だがそこで私はあることに気がついたのである!!なんと空に月が出ているということにだ!!そのことに驚いてしまってつい声を上げてしまった私だったのだがよくよく考えてみれば当然のことである!なぜなら本来地球には月というものは存在していなかったはずなのだが、いつの間にか出現していて月があるということが当たり前のようになっているということをすっかり忘れてしまっていたからである!!
「……あぁーそういえばそうだったねぇ〜!あまりにも当たり前のことになってたせいで完全に忘れてましたー!?っていうことはもしかするとこの世界には元々月が存在していたっていうことになるわけなんだろうけどでもだとしたら誰が何の目的でそんなことをしたのかが問題になっちゃうんだよねー……」
などと口に出しつつ考えていると、そこでふと思ったことを口に出してみることにしたのだ!
「っていうかそもそもこの世界って何なんだろう……?なんか急に気になっちゃって来ちゃったなー!よしっ、じゃあ一度自分の持っている情報を整理してみることにしよう!そうすればもしかしたら何かがわかるかもしれないもんね〜!」
そんなわけで私は一旦考えることを中断するとすぐにステータス画面を開いてみることにしたのだ!するとそこに映し出された情報はこんな具合になっていたのである! ------
名前:??(未定)
種族:神族
性別:女
年齢:1億歳くらい
レベル:測定不能
状態:正常 能力一覧
・万物創造権限
(全)
Lv. error
体力:50兆8500万/50兆8500万
気力:250兆5000万/250兆5000万
妖力:15兆6000万/15兆6000万
霊力:15兆3000万/15兆3000万
神力:100兆9000万/99兆7000万
呪力:200兆2000万/200兆2000万 ---
---
-称号一覧- 転生者、神々の加護を受けし者、転生神の友、魔導を極めし者、武神の弟子、魔王、女神に愛されし者、剣聖、賢者、仙人、冒険者、魔物の王、勇者、英雄、精霊に愛されし者、真なる王の資格を有する者、世界を創りし者の1人、超越せし者、絶対強者、大賢者、管理者の親友、観測者、神殺し、破壊神の力を受け継ぐ者、魔神、魔獣使い、モンスターハンター、救世主、救世主の後継者、神獣の主、龍族の主、吸血鬼、不死王、半竜人族、天魔、邪神、神祖の証を持つ者、魔王に愛されし者、覇王、竜王に認められし者、ダンジョン攻略者、古代文明を復興させた者、世界最強、魔法帝、人類史上最強の戦士、亜神、原初の人間、超越せし者、真なる王の器、究極生命体、世界の理を知る者、人外の存在、星々を渡る者、時空を超える旅人、無限の可能性を持つ者、無を司るもの、全属性の使い手、転生を繰り返しし者 ---
(……うわぁ、改めて見てみるとすごい情報量だよねぇ〜。自分でも驚きなんだけどここまで来ると流石にどう扱えばいいのか分からなくなってきちゃうよねー?……ってあれっ?これって確か以前にも同じことを考えたことがあるような気がするんだけどもそれっていつのことだったかなぁ〜?うーん……駄目だぁー!全然思い出せないよぉ〜!?……あっ、そうだ!それなら今度は今までのことを順番に思い出しながら振り返ってみようじゃないかぁー!!)
こうして考えをまとめることにした私だったがやはりと言うべきか、なかなか上手くいかなかった為か次第に焦り始めてしまった為に何とかして気持ちを落ち着かせるとそれから深呼吸を何度か繰り返してから改めてこれまでのことについて思い出そうとしてみたのだがそこで不意に気になることが出てきたのでそれについて詳しく調べてみることにしてみたのだ!するとそこにはこのようなことが書かれていたのだった! 【ステータス】
レベル:0/100
生命力:10兆5000億
気力:20兆2500万
妖力:3兆8000万
魔力:5兆6000億---
【スキル】
・火属性
・水属性
・土属性
・風属性
・光属性
・闇属性
・無属性
・雷属性
・氷属性
・木属性
・重力属性
・時空間属性
・毒属性
・爆発属性
・強化属性
・幻影属性
・回復属性
・神聖属性
・暗黒属性
・呪術属性
・召喚属性
・崩壊属性 【特殊効果付与】
『鑑定』
【エクストラスキル】
『超演算処理』『並列思考』『完全偽装』『万物操作』『思念共有』『万物変化』『万物生成』『分身化』『分身増加』『分身分配』『分身体作成』『感覚同期』『分身同調』『瞬間移動』『分身転移』『未来予知』『多重存在』『時間操作』『結界術』『分身送還』『千里眼』『過去再生』『死者蘇生』『アイテムストレージ』『次元跳躍』『異空間作成』『分身解除』『強制支配』『精神干渉無効』『物質錬成』『生命誕生』『生物生成』『錬金術』『武器生成』『武装具現』『自己再生』『高速治癒』『物理法則無視』『因果律操作』『概念干渉』『確率操作』『分身同時活動』『分身融合』『輪廻転生』『運命操作』『事象改竄』『並行世界の運営』『平行存在の使役』『魂の支配』『肉体の改造』etc……..
======……と、そんな表示がされていたのだ!!「……ってあれぇー?何だかとんでもないことになってきてるんだけど……これ一体どういうことなんですかねぇ〜?……というかさ?この最後にある【管理者の権限を一部譲渡されました】っていうのは一体何なのかなー?ってあれれ?もしかしてだけど今ので勝手に何か増えちゃってるんですかねぇー?でも一体これは何をどうすればいいんだろう……!?ってあれ?そう言えばさっきから妙に体が重く感じてくるんだけども……ってえぇーーーッ!?」
(う、うそでしょう……こ、この体って……ま、まさかとは思うけどもあの伝説のチートキャラの生まれ変わり……ってことなのかなぁ〜?……で、でもそれにしてはおかしいような気もするんだよねぇー……?だ、だって普通はもっとイケメンで強くてカッコよくてそれでいて強いとかそんな感じの人が転生するものじゃなかったっけ?……う〜ん……うーーん……うんっ!?そうかぁ!そう言うことか!つまり私はこの世界で言うところの女神様的な存在である彼女に選ばれてそのまま転生したってわけなんだねっ!?)
などと1人で自問自答を繰り返していた私だったのだが、そこでとあることに気がついたので早速それを実行してみることにしてみたのである!その方法というのがまず最初にステータスを開いてみた際に一番下の欄に新しく記載され始めていた文字についてなのだが……。
-称号一覧-
・剣聖、仙人、冒険者、モンスターハンター、魔物の王、勇者、英雄、賢者、英雄の子孫、真なる王の資格を有する者、神殺し、破壊神の力を受け継ぐ者、武神の弟子、邪神に愛されし者、世界最強、魔導を極めし者、救世主、救世主の後継者、神獣の主、魔王、魔神の力を継ぐ者、龍族の主、吸血鬼、不死王、半竜人族、天魔、邪神、精霊に愛されし者、世界最強、魔法使いの王、ダンジョン攻略者、モンスターハンター、魔王、勇者(仮)
---
---
-ステータス-
名前:なし(未定)
種族:??族
性別:女
年齢:1歳くらい(約15億6500万歳くらい?)
レベル:1(測定不能)
状態:正常(ただし???による改変中)※測定不能により計測不能
体力:50万0000/50万0000(+??)
気力:30万2000/30万2000(±??測定不能)
妖力:15万4000/15万4000(測定不能)
魔力:15万2000/15万2000(測定不能)
【能力一覧】
『万物創造権限』--ありとあらゆるものを生み出すことが出来る能力---『想像顕現権限』---想像したものを現実に創造する能力---『万物創造権限』によって創造された物体や生物は能力を行使することでいつでも自由に消滅させることができるようになる『万物創造権限』の下位互換能力である『万物操作権限』---万物を自在に操る能力---『万物創造権限』の応用能力である『万物召喚権限』---様々なものを好きな場所に出現させる能力---『万物創造権限』の下位互換能力である『万物転移権限』---万物を移動させることができる能力---『万物創造権限』の応用能力である『万物収納権限』---全てのものから守ることができる絶対防御の能力---『全能支配権限』---この世の全てを支配し統べることのできる能力------以上、合計21個の能力が解放されました!また、これらの能力を使用する際には全ての項目が消費されるわけではなく任意に発動することも可能です---
-称号一覧- 管理者に認められし者 女神に愛されし者 神殺し 破壊神の力を受け継ぐ者 剣聖の弟子 仙人の弟子 英雄の弟子 英雄の後継者 魔王の後継者 救世主の後継者 魔王の後継者候補 etc…….
(う、うわぁー……なんかいろいろと凄いことになっていたみたいだけどれどとりあえずこれで一通りの確認は終わったわけなんですよね……?そ、それでこの後はどうなってしまうんでしょうか……?いやもうこれ以上考えても頭が痛くなってくるだけなのでこの辺でやめておこうかな……?)
というわけで、私は今自分が置かれている状況に対して考えることを諦めることにした!するとその瞬間だった!急に目の前が明るくなっていき、それと同時に私は夢の世界から追い出されてしまったのだ!!そうして目が覚めた私はいつものように目を覚ました後、大きく伸びをしてあくびをしながらベットの上から降りて行くことにした!!……のだが、ふとそこで違和感を感じた私が部屋の中を改めて確認してみると何やら色々と物が無くなっているような感じがするではないか!?それによくよく考えてみるといつも使っている布団やら枕などまでなくなっているような気がす……「あぁ〜そうだったぁー!思い出したぁー!!」」
突然大声を出したことで近くにいたメイドたちが驚いてしまっていることにも構わず私はある重要なことを思い出したのである!!……それはそう、自分が何者であったのかということに関してだ!!
「……ふぅ、良かったぁー。まだ記憶が残っているうちに思い出せて本当によかったよ〜……」と安堵の息をつきながら胸を撫で下ろしたところで私は自分の今の状況をしっかりと確認するべく鏡がある洗面所へと移動することにした!そして、顔を洗ってサッパリしてからもう一度自分自身を確認し始めたのだ!その結果、ようやく自分の姿を正確に把握することができたのだ!!「……やっぱりそうだ……!今の私は間違いなくあの夢の中で会った女神様と全く同じ見た目をしているんだね……!!う、うぅ〜!何だかそう思うと急に緊張してきちゃったよぉ〜!い、一応私も元は普通の人間だったのにどうしてこうなったのぉー!?」
そう口に出した後で今度は自分の体のことを詳しく調べてみることにしてみたのだ!その結果分かったのが今のこの体こそが本来の私の姿であり本来はこの身長と体格で生まれてくる予定だったということだったのだ!……だがしかし今はその反対で本来の姿は現在の幼女のような容姿とは全く正反対の姿になっているということが分かったのだ!その為どうやら今の状態でさえかなり無理してこの大きさにしているらしく少しでも気を抜くと一気に元の体のサイズに縮んでしまいそうな感じだったのだ!!……因みに今の私の場合は元の体のサイズの1/1000くらいの大きさの球体人形みたいな姿になっていたりするのだ!まぁでも流石にそこまで小さくなることはないとは思うけどね?……多分だけど……(ボソッ)。
ということで今回はこの辺りにしておきましょうかね?……え?前回と比べて内容が薄い上に全然進んでいないって?……あはっ、あははははっ!!き、気のせいですよー?……ほ、ほら、あれだよ?そもそも私って今まで異世界に来たことがなくてこういった転生系とか転移系の小説を読みながら頭の中ではどんな感じになるのかな〜?っていう想像をすることが唯一の楽しみだったからついテンションが上がってしまってこんなことになってしまっただけなんですよねー?……あっ、ご、ごめんなさい!!別に悪気があったわけではないんですよ!!だからどうか怒らないでくださいね?……では、今回はこの辺で終わりにしようと思いますので次回もまた読んでもらえると嬉しいかなぁ〜?……って思っていますので、もしよかったら是非見てみてくださいねぇ〜?……それでは皆さんさようなら、バイバーイ♪ ------
-視点変更:アドル- -三人称視点に切り替え- その頃、ラドール帝国のある森では3人の男たちを筆頭とした一団がいた。そしてその男たちは全員冒険者風の姿をしており、彼らは全員がとある任務を受けておりこれから帝都へ向けて出発する直前だったのである!そのためなのか出発前の最後の食事を済ませた後なのか、男たちがそれぞれ休憩を取っていたその時だった!彼らに向かっていきなり何者かの声が聞こえてきたのである!「こんにちはーっ!」
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