閑話 団員達の日常


ルーナの場合


早朝5時起床


「今日は四威神で団員募集の面接ですね」


四威神はまだまだ全員若者で家事もあまりできずルーナが現時点では全て行なっている



「あぁ…愛しのマスター、早く私を貰っていただけませんか…」


エイトへの愛は1番最初の奴隷ということで最も深い。なので新入団員にエイト忠誠を持たせる指導もルーナが行なっている。


7時


「あぁ…マスターのことを考えていたらこんな時間に…!朝食を作りみんなを起こさなければ!」



8時団員を起こす


「フレア!起きなさい!」


「ご主人様ぁ…そこはダメぇ」


「この子は…ほらそんなだらしない格好で、朝食ですよ!!」


「んん?ルーナ、せっかくご主人様が夢に出てきたのに邪魔するとか最低だよ…」 


「ずっと夢の中にいさせてあげましょうか?」



10時面接


通常はギルドへ来た依頼の中で今日行う依頼を決めて動くが、今回は半年に1度の新入団員募集企画だ。B級以上、男女は問わずという理由だが、マスターに忠誠を誓える男性が少ないためルーナは厳しく帰してしまう。それでも毎回沢山の冒険者が現れる



2人目の奴隷フィアンの場合



「今日も…エイト様暖かい…」



フィアンは自称エイト添い寝係で、毎日エイトが気付いたら隣で寝ている


「あーーー!!!フィアン私が添い寝しようとしたのにずるいぞ!」


「うるさい…エイト様起きる…」


「起きてるぞ、フィアンも俺もう添い寝しなくても平気だから頼む、毎日この起き方は理性が飛ぶ」


「ふふ…ありがとうございます…」


「褒めてない!」



3人目シエラの場合




「ん…!主ぃ」


「今日も元気だねシエラは」


「それは当たり前です、ついに主が帰ってきたのですから……ん?何でここにいるんですかフレア!!」



厳しい名門貴族で育てられ甘やかされずにいたシエラは10歳の頃に家族が謎のグループに殺され今も復讐をしようと調査している。

本人が言うにはあまり親には感謝していないらしいが、親がいなかったら主に会えてなかったからということらしい。

エイトに会ったことで最初は1番甘えてピッタリついていたが、5年間の間に凛とした綺麗な騎士のような性格になった

“朝以外は”


「ご主人様が知ったらどう思うかねぇ」


「や、やめてください!!」


「じゃご主人様コレクションちょうだいよ」


「なっ!“あれ”は私の宝物だぞ!」


ガチャリ

「ご主人様ー!ちょっときtモゴモゴ!」


主コレクション(フレアの場合はご主人様コレクション)、シエラがこっそり集めたエイトの私物。エイトが気づかないように同じものを買って新品を戻している

フレアは獣人で鼻が効くのですぐに分かってしまう。


「やったー♡ご主人様の枕〜」


「ぐぬぬ、3日間かけて作戦を練って獲得した代物を…!」



「ありがとねー!」


シエラは1番真面目で1番は真面目だ




4人目フレアの場合


「いやぁたまには海もいいなぁ」


休暇を久しぶりにとったフレアは故郷に帰り、海で遊んでいた。


「ね!ご主人様!」


シエラから強奪したエイトの枕と一緒に


そう、団員は全員狂気的にエイトを愛している。だから他の男には……


「めっちゃ綺麗だね!俺ら一応ライオンの獣人だから強いし将来有望だよ?」


獣人は強いものほど成り上がれるようなまさに弱肉強食な世界だ。特にライオンは出世株と言われ女性の獣人によく求婚される


「あ?」


ただ相手が悪かった


「すびばぜん…」


「ご主人様以外、埃以下」


現在獣人国の中でトップの“獣王”と互角のフレアにはライオンなど子犬と同等だった




–––––––––––

お待たせしました!閑話です!どれだけ団員たちがエイトのことを愛しているか伝わりましたでしょうか。ではこれからのストーリーも乞うご期待!!

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