第3話

そう思い焦ったものの何とか言い訳を考えて口にした。「……えっとだな、君の年齢を聞いたのは単に好奇心で聞いただけで他意はないというか何というか……」そこまで言いかけたところで彼女に睨まれてしまい何も言えなくなった……だからこういう空気苦手なんだよ……「はあ……まあいいけどさ、確かに私の年齢は18歳だよ」なるほど、それなら納得がいくな……ていうより同い年だったのか……全然見えないな……俺がそんな事を考えながら彼女の顔を見つめていると彼女が急に笑い出したのだ。

その反応を見た俺は驚いてしまった……何故なら今の彼女には最初に出会った時の天使のような印象は無くなっており、代わりに悪魔のような恐ろしいオーラをまとっていたからだ……!思わず後ろに下がりそうになった俺だったが、何とか踏ん張ったことでその場にとどまることが出来た……

そしてその直後、彼女の方から衝撃の言葉を聞くことになるのだった……「さてと、貴方のおかげで色々とわかったことだしお礼をさせて欲しいのだけれどいいかな……?」お礼?何のことかさっぱり分からなかった俺は首を傾げていると彼女が突然抱きついてきたのだ……!!あまりの事にパニックになってしまった俺はそのまま意識を失ってしまったのだった……

目を覚ますと、俺は見知らぬ部屋にいた。辺りを見渡してみると何やら豪華な家具が置かれているのが見えたがそれよりも驚くべきことが起こっていたのだ……!何と、さっきまで一緒にいたはずのフィリアが俺の隣で寝ていたのだ……!これはまずいと思ったがどうすることも出来ず、俺はただただ立ち尽くすことしか出来なかったんだ……それからどれぐらい経った頃だろうか、不意に部屋の扉が開かれたのだ!その音を聞いて目を覚ましたらしいフィリアは慌てて起き上がると何故かこちらを睨みつけていた……訳も分からずにいる俺に何者かが声をかけて来たのだ。「……あら、目が覚めたのですね、体調の方はどうですか?」そう言われて声の主の方を向くとそこには絶世の美女が立っていたのだ……! あまりに美人すぎて見惚れてしまっていたら、その人は不思議そうに首をかしげながらこちらを見ていたんだ。いかんいかん、こんな美しい人に見つめられるなんて初めてのことだから思わず緊張してしまうところだったぜ……だがまあ、いつまでもこうしているわけにもいかないので質問に答えることにしたんだ。「ああ、大丈夫だ……それより貴女は一体誰なんですか?」すると今度は向こうが不思議そうな表情を浮かべていたのだ。

なぜだろうと思ってしばらく考えていたのだがその理由はすぐに判明した……なぜなら俺とその人との間には大きな壁があるように感じられたからだ……それはつまり、俺が彼女よりも背が高いということに他ならないのだ!まさかこんなにも身長差があるとは思っていなかったためショックだったことは言うまでもない……そうしていると彼女がゆっくりと口を開きこう尋ねてきたんだ。「……貴方は私を知っているはずですよ、水嶋蓮さん……?」その名前を言われた瞬間、俺は自分の耳を疑った……何故ならその名を知るものはこの世に存在しないはずなのだから……だがしかし現実とは時に残酷なものだ。俺が戸惑っている姿を見てか彼女は続けてこう言ったのだ。

「その様子ですとまだ気付いていないようですね……では教えてあげます、実は私は神なのです……!」そう言われた瞬間俺の頭の中が真っ白になった……!まさか神様に会うなんて思っていなかったのだから無理も無いことだろう……そんな事を考えているうちに意識が遠のいていくのを感じたその時、誰かに腕を掴まれるような感触があった!恐る恐る目を開けるとそこには心配そうにこちらを見つめているフィリアの姿があったんだ……「もう!いつまでボーッとしてるの?さっきからずっと呼んでるのに返事しないし……」どうやら俺は彼女に心配をかけさせてしまっているらしいな、これは反省しないと……そう思って謝る事にしたんだ。「すいませんでした、以後気をつけるようにします……」そう言うと彼女が笑顔で答えてくれた。「うん、よろしい♪じゃあそろそろ起きてくれないかな?今日は大事な日だしね!」そういえば、彼女はどうしてここにいるのだろうか?そんな事を思いながら聞いてみたところ、返ってきた答えは驚きの内容だったのだ!「え、今日って何かあったんですか……?」それを聞いた彼女は呆れ顔になりながらこう返してきた。

「はぁ……もしかして覚えてないの?今日は貴方のステータスを見てこれからどうするか決めるって話だったでしょ?」それを聞いた瞬間全てを思い出したのだ……ああ、そうだ……俺達は今冒険者ギルドに向かっている最中なのだ。昨日の一件もあって忘れていたようだ……「あ、ああ、そうでしたね……すっかり忘れてました、すいません……」素直に謝ることにした俺は彼女と共にギルドに向かう事にしたのだった……

こうして、無事に(?)森を抜けた俺達は、ようやく目的の場所に到着したのだった。ちなみにここに来るまでの間、魔物に出会うことは無かった。というのもフィリア曰く、この辺りは比較的安全な場所らしく、魔物が少ないのだとか……まあ安全ならそれに越したことはないしむしろ嬉しいことだな、そんな事を考えながら街に入った俺達を待っていたものそれはとても活気のある光景であった。行き交う人々は皆笑顔を浮かべており見ているだけでも幸せになれるほどだった。そんな中をフィリアと一緒に歩いていると周りの視線が気になり始めた……まあ理由は分かっているのだがそれでも落ち着かないことには変わりないのだ。

それからしばらくしてギルドに着いた俺たちは、早速受付で冒険者登録を行うことにした。すると、それを見た他の人達が一斉にざわめきだしたのが分かった。中には嫉妬しているのか敵意むき出しにしている人もいるようだったが気にせず話を進めたんだ。その結果、問題なく冒険者カードを作ることが出来たのは良い事なのだろうが問題はその後だったんだ。なんと俺の職業が『遊び人』であることが分かったため、周りにいた者達が馬鹿にし始めたんだ……さすがにこれには腹が立ったので文句を言おうとしたらそれを察したフィリアが間に入ってくれたんだ。だがそれが逆に逆鱗に触れたようで彼らはさらに怒り出し武器を取り出したんだ。流石に不味いと思った俺はすかさず止めようとしたのだが彼女は大丈夫と言わんばかりに微笑むとそのまま話し始めたのだった……

「あの〜ちょっといいですか?」そう言って話しかけてきた女性に対し周りの者たちは何だこいつはといった視線を向けていた。「私達急いでいるんで後にしてもらえませんかね?」一人の男性が不機嫌そうにそう言うと女性が微笑みながらこう言ったんだ。「ええ、構いませんよ?ですが貴方達が今から向かう場所はここでは無いと思いますよ?」それを聞いて彼らが困惑した様子でいると女性が再び話し出したんだ。「もしよろしければお教えしましょうか?その場所へ……」そう尋ねられた男性は迷った末にある事を尋ねたんだ。「……どうして教えてくれる気になったのか聞いても良いか?」それを聞いた女性はどこか嬉しそうにしながらこう言ったんだ。「それはですね、私の大切なお客様に対して無礼な振る舞いをする方がいたので注意しに来ただけですので特に意味はありませんよ」その言葉を聞いて何か言い返そうとした男性達だったが相手が女性ということもあり、また仲間がいたことから引き下がるしか無かったようなのだ。それを確認した女性は最後にこう言ったんだ。

「それではこれで失礼いたしますがくれぐれも先程のようなことはなさらないでくださいね?……それと次はありませんので悪しからず……」その言葉を聞いた男性達は慌てて逃げるようにその場から去っていったのだ……そしてそれを見て安心した様子のフィリアに声をかけるのだった。「ありがとなフィリア、助かったぜ」それに対して彼女は照れ臭そうに笑いながらこう言ったんだ。「どういたしまして、でも別に大したことしてないから大丈夫だよ〜」そう言った後彼女はすぐに真剣な顔になりある提案をしてきたんだ。

「ねぇ蓮くん、せっかくここまで来たんだからこの街でゆっくりしてから次の街に向かおうと思うんだけどどうかな?それとも先に進んじゃう?」確かにここまで来るまでかなりの時間がかかった上に戦闘も多かったため疲れが残っているのは事実だ……だからこそこの提案には賛成したい所だが、一つだけ気になることがあったためそれを質問する事にしたんだ。

「フィリアさんやい、その発言はもしかしてあれですか?デートというやつなのかね?」それを聞いた途端彼女の顔が真っ赤になってしまったのだ!だが、次の瞬間予想外の出来事が起こったのである……!突然彼女の後ろから黒い何かが飛んできたと思ったらそのまま彼女に襲いかかったのだ!!驚いた俺は反射的に魔法を放ったんだがそれは無意味だったようだ……なぜなら、そいつはあろうことか彼女ごと姿を消してしまったからだ……!!一体何が起こっているのか分からないまま辺りを見渡してみるとすぐ近くにフードを被った男が立っていた!しかもその男は俺の方を見るとこんなことを言ってきたんだ……「お前が神に選ばれし存在か……まあいい、お前に話がある、ついてこい」そう告げられた直後、俺は見知らぬ空間に飛ばされたんだ……!

「……どこだここ……?」俺は思わず呟いた。するとどこからか返事が返ってきたのだ。「ようこそいらっしゃいました、私の名はロネウスと申します、どうぞよろしくお願い致しますね♪」いきなり挨拶されて困惑してしまったもののどうにか返事をすることに成功した俺は早速ここに来た理由を聞くことにしたのだ。「えっとだな、まずはどうして俺をこんなところに連れてきたんだ?」するとロネウスと名乗った男はニヤリと笑いこう答えたんだ。「いえね、貴方が本当に神の力を持つ者なのかを見極めるためですよ」そう告げられて納得した俺が次に感じたのは疑問だった……そもそも何故そのようなことが気になったのか、それが分からなかったからだ……そこでそれについて聞いてみることにしたんだ。「何でそんなことを思ったんだよ?」すると彼がこう答えてくれたんだ。

「簡単なことです、私が知っている限り神は二人存在するのです、一人目はこの世界を管理する存在であるアレイスター様、そしてもう一人は私の前に現れ力を授けたとされている女神アルテミリナ様だ、この二人のうちどちらが本物の神なのか確かめる必要があるのですよ」……それを聞いた俺は何も答えることが出来なかった……何故ならその女神の名前が俺の幼馴染と同じものだったからなのだ……!

「……おい……これはどう言う事だよ……!」そう言って睨みつけると男は笑みを浮かべながらこう答えてきたんだ。「おや、お気に召さなかったでしょうか?ならば仕方ありませんね、ではもうしばらくしたら解放することにしましょう、それでは……」そう言い残して姿を消した瞬間、俺の目の前が再び眩い光に包まれたのだ! あまりの眩しさに思わず目を瞑ってしまうも少し経つと光が収まったのが分かったため恐る恐る目を開けてみることにしたのだ……そして、目を開けた先に見えたのは先程の光景ではなくどこかの森の中であったのだ……だが先程と違うところがあるとするならばそこにはフィリアの姿もあったという事であろう……一体どういうことなのかと思っていると彼女が俺に声をかけてきた。「ごめんね、本当はもう少しゆっくりしたかったんだけど事情があってそうはいかなかったんだよね……」そう言う彼女に対して俺は「いや、むしろこっちの方が助かるよ」と答えたのだ。何せここがどんな場所か分からない状態で行動するより彼女と行動を共にしていた方が安全だと思ったからである……だがしかし彼女は俺の言葉を聞いて何故か困ったような表情を浮かべながらこう言って来たのだ。「あのね、蓮くんがどう思ってるのかは分からないけど私はただ単純に一緒にいたいだけなの!」そう言われた時、不覚にも顔が赤くなってしまったのを感じた……まさかフィリアからそんな言葉を聞けるとは思ってなかったしそれ以上にこんな美少女から言われたことに対する耐性が無いため尚更意識してしまう結果になってしまったのだった……そんな状態が続いたせいもあり俺達はしばらくの間お互いに話すことなく無言の状態が続くことになったのだがそんな中、不意にフィリアが口を開いてきたのだ。「ねえ、ちょっといいかしら?」そう言いながら手招きしてきたので近づいてみると突然腕を掴まれ引き寄せられてしまったのだ……!一瞬何が起きたのか分からず混乱したものの何とか落ち着こうとしたところ、なんと目の前に彼女の顔があったのだ……!どうやら彼女に抱き締められていることに気づいた俺は必死に離れようと抵抗するも力が強すぎて全く動けず、諦めてされるがままになることにしたんだ……そして、ようやく解放された時には俺の顔は真っ赤に染まっており息切れを起こしていたのだ……そんな俺を見て彼女は申し訳なさそうな顔をしながら謝ってきたため気にするなと返すと本題について話し始めるのだった……

その内容を聞いた時俺は驚愕することになった。なんとここは魔王城の地下であり、そこに封印されている存在を目覚めさせるのが今回の目的らしいのだ……なぜそのようなことをしなければならないのかと聞いたところ、なんでも復活させるためには彼の力が必要だとか……まあ詳しいことは本人に会えば分かると言われてしまったので結局分からないままだがとにかく今は彼を復活させるために頑張るしか無さそうなので気合を入れなおすことにしたんだ。そうして準備が終わった俺達はそのまま地上に向かうために出口を探すことになったのだ……ちなみにだがここに来る時に見たはずのあの扉はもう無くなっており、どこに行けば良いのかさっぱり分からなくなってしまったので仕方なく歩いて行くしかなかったようだ……それにしてもさっきからずっと歩き続けているせいか足がかなり痛くなってきたぞ?そんな事を考えている時だった、前方に何かがあるのに気づいたのだ!もしやと思い近づいて見るとそこにいたのは何とドラゴンだったのだ!それを見た俺とフィリアは思わず顔を見合わせることになったのだった……

こうして俺達はとんでもないものを見つけてしまったのである……俺達の前にいたのは体長約10メートル以上はありそうな巨体を持つ緑色の龍がいたのだ……その姿に見惚れていたせいで背後にいる敵に気づけなかったのはあまりにも迂闊だったと思うしかないだろうな……だってさ……まさか自分の人生で『死亡フラグ』とやらを経験することになるとは思いもしなかったんだからな……!

――数分前

「……はぁ……やっと着いたわね」そう言って一息ついた少女の名前はルーチェ・レティアスというらしく、今回この城に呼ばれた勇者パーティーの一人である……もっとも、彼女自身はその事にあまり乗り気では無い様子であったがそれはさておき……今彼女がいるのは魔王城の玉座の前である……というのも現在城内には誰もおらず自由に探索することが出来ていたのである……その為暇つぶしも兼ねて城を散策することにしたのだがこれがいけなかったのだろう……なぜならそんな彼女の後をつける怪しい人影に気づかなかったのだから……

――数分後「さて、これからどうしようかな?」そんなことを考えながら適当に廊下を歩いていたら前方から誰かが歩いてくるのが見えたため慌てて物陰に隠れる事にしたんだ。理由はよく分からないけれどなんだか見てはいけないような気がしたからね……そして案の定、現れたのは全身を黒一色でコーディネートした怪しげな人物だったんだ……だけどそいつを見て私は違和感を覚えたの……なぜならその人には角や尻尾が生えていて人間とは思えない容姿をしていたのよ……だからこそ私はすぐに警戒する事にしたわ……もしかしたら魔族かもしれないと思ったからね……!

――さらに数分後「……よしっ、これで大丈夫なはず……」小声で呟いた私は隠れていた物陰から出るとゆっくりと歩き出したんだ……そうする事によってわざと音を立てることで相手を油断させようと思ったのよね……でもそれが間違いだったみたいなの……何故なら相手が私に気が付いた途端に突然笑い出したかと思えば次の瞬間に攻撃を仕掛けてきたのだ……!間一髪避けたものの相手は間髪入れずに攻撃してくるためとても防ぎきれる訳もなくそのまま追い詰められてしまいそうになったその時、私の視界に入ったのはとある人物の姿であった……!その人は私を助け出してくれただけでなく相手に隙を作るための作戦まで提案してくれたおかげで無事に脱出することが出来たんだわ!そうしてしばらく歩いていると今度は後ろから声をかけられ振り返るとそこにいたのは先ほど助け出した人が立っていたわ……だから私は助けてくれたお礼を伝えると同時に自己紹介をする事にしたの……そうしたら彼も同じように名乗ろうとしたみたいだけどその前に私から話しかけた事で遮られてしまったみたい……ごめんなさいね……?

「えっと、私の名前は――」

「――知ってるわよ? というか知らない方がおかしいくらいなんだけどなぁ」

「え?」

「だって貴方は魔王を倒すためにわざわざ召喚された聖女でしょ?」

「……ッ!?」

そう告げた瞬間彼女から表情が抜け落ちたのだ……まるで信じられないような物を見るかのような目になった彼女の事を内心笑いながらも俺は話を続けることにしたんだ……もちろん俺が本当の事を告げるはずもなく適当な理由を並べて納得させた後に元の世界に帰る方法を教えると言って案内する事にしたんだ。

そうして彼女を誘導していく中、途中にあった部屋の前で立ち止まるよう伝えると素直に従ってくれたのだ……やはり予想通りの展開になりそうで笑い出しそうになるのを我慢しつつ俺はこう言った。

「それじゃあ説明するね、まずはここから出る為にはこの扉を開けてもらう必要があるんだ……」それを聞いた途端彼女の顔が恐怖の色に染まるのを確認しながらも構わず続けて言った。「実はその扉にはある条件をクリアしないと開かないようになっていてだね、その条件は君達異世界人の血が必要なんだよ……」そう言うと俺の言葉が真実であるかどうか確かめたいと考えたようで自ら腕を切ろうとし始めたのだ!流石にそこまでする必要は無いと思っていたのだが彼女は本気だったみたいで止める事が出来なかったのだ……だがしかしその直後、急に扉が光り出したかと思うとそこには1人の女性の姿があったのだ……そう、その人物こそ俺をこの世界に呼び寄せた張本人であり魔王でもあるアルテミリナであったのだ!突然の事に驚いていた俺だったが彼女が現れた事により状況が一変した事は言うまでも無いだろう。何故なら魔王が現れて以降彼女は何も言葉を発することなくただじっと俺の事を見つめていただけなのだから……!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る