第四回 コンテスト思い出語り②ー5分で読書ミステリー編ー

 こんにちは、白木犀はくもくせいです。例に漏れず、夜なのにこんにちはを使います。


 本日もコンテストの思い出を綴ります。ぱちぱちぱち。(セルフ拍手)


 かつてカクヨムに登録した頃、「『夫にナイショ』シリーズ漫画原作コンテスト」が開催されていたと第三回で書きましたが、実は他にもやっているコンテストがありました。


 それがタイトルにもあるように、「『5分で読書』短編小説コンテスト2022」です!


 昔の私は、ふむふむと思いながら応募要項を眺めました。どうやら「5分で解決探偵、あらわる(ミステリー)」「だれにも言えない恋(恋愛)」という二つの部門が開催されているそうです。


 優秀作品に選ばれると、何とカドカワ系列のアンソロジーに掲載されるらしく。それを知った私は、「夫にナイショ」コンテストと同様、「参加しなくてはならない……!」という気持ちになりました。(こうして書いてみると余計に思いますが、単純ですねこの人?)


 一つの部門に一作品投げようと思い至り、私は二個作品を生産することを決意しました。ちなみにカクヨムに登録したのが6月10日、「5分で読書」の締め切りが6月27日、「夫にナイショ」の締め切りが6月30日だったので、何というか6月は大変でした。


 取り敢えず今回は「5分で解決探偵、あらわる(ミステリー)」の方の思い出話をしようかなあと思います。


 ところで私は、ミステリーを書いたことがありませんでした。私が書く話は大体ファンタジーか現代(恋愛だったり学園ものだったり)なので、「ミステリー……一体何を書けばいいんだ……」という感じになりました。


 それでもいい機会だし挑戦してみよう! と思って、ミステリーの構想を頑張って練ります。「小学生〜中学生向けのミステリー……うーんうーん……」という感じで日々を過ごしました。


 そんなこんなでまず思い付いたのが、「ラブレターもの」です。差出人が誰かわからないラブレターの持ち主を推理していく……これなら私にも書けそう! と嬉しくなります。


 でももう誰かがやっていたりするだろうか、と思い「5分で読書」「ラブレター」で検索をかけます。8件くらいヒットしたときの私の心境は「うわあああ!!! ラブレターものは激戦区だ!!!」でした。


 そこで次に思い付いたのが「消えたプリンもの」です。家族の誰がプリンを食べたのか推理していく……これなら私にも書けそう! と再び嬉しくなります。


 そして「5分で読書」「プリン」で検索をかけます。またも沢山ヒットしたので「うわあああ!!! 消えたプリンものも激戦区だ!!!」となりました。


 さあどうしようとなったところで、「まあこれだけ作品数があれば、多少のジャンル被りは仕方ないか」というゆるふわな気分になります。そんな訳でラブレターミステリーを書くに至るのでした。


 そうして生まれたのが『梅雨の二人とラブレター』という作品です。書いたのが梅雨だったので、季節がモロに反映されています。創作あるあるですね!


 中学二年生の来菜らいなちゃんの元に届いた一通のラブレターの差出人を、友達の夕樹ゆうきくんと共に推理するというお話です。ミステリーのはずが恋愛要素も絡んできて、何というかお得な作品となっています。


 初めて書いたこともありゆるめのミステリーになりましたが、何となく気に入ってる作品です。(と書いてみましたが、自分の作品は全部何となく気に入っていることに気が付きます)


 いや〜それにしても! 上手なミステリーを書ける方って本当にすごいですよね……!! 自分で書いてみて思いました、どういうトリックを使うか考えるのがとてもむずいです。出版されているミステリーとかほんともう素晴らしすぎますね、頭がよいです……。


 そんな訳で「5分で解決探偵、あらわる(ミステリー)」部門の思い出語りでした。今度「だれにも言えない恋(恋愛)」の話もしたいですね。


 それではこの辺りで! 今回も語った作品のURLを最後に貼り付けておきます。


『梅雨の二人とラブレター』

https://kakuyomu.jp/works/16817139555905825829

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