第12話オバマ元大統領との再会
「久しぶりだな、goki」
「おまえもずいぶん大きくなったな」
「83kgから96kgまで太りましたよ。毛髪もやばいし(´・ω・`)。175cmしかないのに」
「この豆タンクめ(笑)」
「髪の毛とかどうでもいいんだ、goki。おまえは黒人をどう思ってる?ぶっちゃけ黒人好きか?」
「エリカ・バドゥとかローリン・ヒルは好きですけど」
「そういうんじゃなくてさ」
「黒人はみにくいか?」
「なぜそんなに卑屈になるんですか。わたしは3年前、浦和で日本人の旦那さんがいるかわいい黒人のお母さんを見かけましたよ。東大でもものすごい美少女の、12等身くらいの黒人美少女見かけましたし。それは黒人だからというよりそれぞれの個性じゃないですか」
「わたしは黒人であることに負い目を持っている。今のローマ教皇はわたしに好意的だが前の前のローマ教皇はわたしを嫌っていた。黒人だからという理由で」
「でも、オバマ元大統領は2016年の世界平和で彼らを見返したじゃないですか」
「まあ、彼は結局コンクラーベで飛ばされたけどな」
「そういう問題でもないのだ。人類の歴史上、わたし以外で歴史的な偉業を成し遂げた黒人というと。キング牧師やマルコムXなど卑屈な実存ばかりだ」
「そんなこと言ったらほかの人種も同じでしょう。わたしもモンゴロイドですけど、モンゴロイドは最近までずっといじめらてた訳ですから」
「われわれ黒人は「誇り」になるものがほしいのだ。黒人は基本的に卑屈だ。自分は所詮ニガーだからという現実を突き付けられる。おまえもリズナズXを批判してたろう。FBIがちゃんと監視している」
「あれは酷かった(笑)。わたしはポリコレとかアファーマティブ・アクションには批判的な立場ですので。人間は人種や生まれではなく本人の才能と努力だけで評価されるべきです(´・ω・`)」
「分かるが…。黒人はハッキリ言って先天的に頭が悪い。これは統計で出ている」
「難しい問題です。マイケル・サンデル、スラヴォイ・ジジェクも研究していますが。非常に哲学的な話になる。ただ、黒人は運動や音楽が得意とかセックスが上手いとか、なんかあるでしょう?」
「バカにするな!」
「わたしは真面目にゆってますよ(´・ω・`)」
「黒人の身の上相談ですか。久しぶりの再会なのに嫌な相談ですね(´・ω・`)」
「ほかにも相談はある。goki、おまえ胡錦濤とつながりがあるって本当か?!」
「本当ですよ。正確には西園寺家が、ですけど」
「これはFBIもぶったまげたのだ。胡錦濤とアクセスできる人間が日本にいる、しかもそれがおまえとは!」
「アクセスしたことありませんけどね(笑)。でも、どう考えても中国側、胡錦濤さんたちはわたしの存在を把握している(´・ω・`)」
「おまえ、また世界平和を仕掛けるつもりだろう?」
「一応。ツイッターに書いた通り。伊東使節団が胡錦濤さんを訪問して、そのままアメリカでオバマ元大統領にも会って、で、東京の皇居で平成上皇陛下と3人で今後の世界の方向性を話し合う。「オバマ=胡錦濤宣言(仮)」」
「そういうことをするから嫌われるんだ、おまえは。胡錦濤も迷惑がってるらしい」
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