第5話 うたかたの道へ
夢の泡沫はじけ飛んで
世界が揺らぎ始めたから
歪な影は歌う
天井しか見えない世界
天井しかありえない世界
床のタイルはモノクローム
花のように口を開けて
踊る私たちを地下へと誘う
歪な幻視蝶
揺らいで消えて
広がり続ける海よ
波がぶつかり飛沫が飛べば
夢の泡沫はじけ飛んで
世界が揺らぎ始めたから
ああ、夢いっぱいに
波に飛び込んだ
青い海に飲まれて行く
私の世界だけは影がいないよ
焦らぬようにゆっくり水をかいて
顔を出せば怖くはない
穏やかな水をまとって
泡沫の道へ 涼やかに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます