第2話 カーリー

お前ちょっとこっち来い!!

なんで言わないの?お前

なんで言わないの!?


弟は玄関が開くと胸ぐらをつかんで捻り上げて怒鳴る


今連絡あって車で来るって言うからお前ここで待ってろ


なんのお話だろう?私は自分の椅子を引くと座った


目の前に座った女性は言った、覚えてるかな?と


私今ね、人の頭の骨を持っているの

それでね、これであんた殴って気絶させてやろうかと思うの


だってこれね、私の愛する息子の骨なんだ

愛する息子骨にしたあんたが許せない


ひ、人の頭の骨ですか?わ、私も、私が

今持ってる、持ってるってこと、は、骨!?

持ってるってこと、骨を!??

え、あ、かかか、カーリー様?

も、持って、持ってて走らなきゃならない?表を


走る、走るのか


お前ね何言ってんのかと思ったら狂ってるね

狂っててそういうこと言ってるんだろう、なあ!


はははは、走る。カーリー様なら走らなきゃ

だだだだ、だってひひ人の首持ってる人は

か、か、カーリー


違うそんなこと言ってんじゃねぇ!!と弟に胸ぐらをつかまれる


持ってるのは私かなーって、ここどこだったかわかる?

もういっぺん言うのは嫌なんだけど、ここあなたたちの家でしょう?


い、家に生首がある。

なななな、生首、ほ、ほ


何言ってんだ生首じゃねーだろ!!あれはお前あの人の息子の骨だ!!

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