カーリー

流星未来

第1話 雪

ちらちらと雪が降っていた

庭に出てみたいと硝子戸に張り付く

今日私は一人ぼっちだったっけ?

振り返っても暗くて誰もいない。


ずっと一緒にいてくれる人はいないだろうか?

振り返りたいけれどオバケが怖い。

棚まで目を瞑って走ると、取ったぬいぐるみを抱きしめる。

恐怖を振り切って台所に行っても誰もいない。

みんなでお出かけに私はついていかなかったのだ。

お家にいても一人は怖い。


誰か帰ってくるだろうか?


私は玄関で誰かが帰ってくるのを待った。

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